ゐさんの映画レビュー・感想・評価

ゐ

ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ(2009年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

本人が投票しなくても票が有効ってとこがもはや騙し合いどころじゃなくて割とチートな気がするけど、最終的に赤りんごが揃ってみんな喜んでたし、ハートフルに終わってよかった。最後まで楽しませていただきました。>>続きを読む

エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

3.1

エスターがなぜこのような暴力的な人格になってしまったのかというところは結局描かれてはおらず、前作と似たようなパターンの話だった。とはいえ全く同じこと2回やってもしょうがないから、何かしら捻りがあるだろ>>続きを読む

コンフィデンスマンJP ロマンス編(2019年製作の映画)

3.6

こうゆうのにリアリティ求めちゃいけないんだけど、日本人が演じるなら他の国より香港くらいが現実的。ロマンス編が一番無駄がなくて面白い気がする。これ以降になると過去作キャラ出しすぎてゴチャゴチャする。しか>>続きを読む

ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

4.1

観る前はB級映画かと思ってたけど想像以上に面白かった。映画でこんなずっと笑ってたの久しぶり。ノリに乗ったヴィーガン殺人ダイジェストが最高。後半いつバレるかヒヤヒヤしたし、普通にサスペンスとしてもレベル>>続きを読む

ザ・コール(2020年製作の映画)

4.1

展開が二転三転して予想を裏切ってくるのもそうだけど、この話の構成で回避できない局面を作り上げるの凄すぎる。過去を変えれば未来が変わる、今まで多くの映画で散々扱ってきたこの夢みたいなテーマを、こんな形で>>続きを読む

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.8

殺し屋なんて設定は圧倒的非日常なんだけど、その中の日常会話がめちゃくちゃリアルで笑う。カットインの仕方、逆にフレームの外への消え方、全部がスタイリッシュ。アクションだけみれば日本版ジョンウィック。はや>>続きを読む

哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)

2.8

ストーリー?そんなのない。ヤバすぎる映像をひたすら100分間見せられただけ。人間の脳で考えられる「不快」を全て詰め込んだ映画。強烈にグロすぎてなんか逆にグロくねぇわ。これだけの惨劇に耐えたんだから、最>>続きを読む

X エックス(2022年製作の映画)

3.4

田舎の農村に自主制作のポルノ映画を撮りに来た若い男女と、そこに住む老夫婦の対比。若さへの嫉妬と発散できない性欲を殺人で昇華させるBBA。若さは失われる一方。老いは不可逆。だからって殺す動機にはなり得な>>続きを読む

M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.5

2019年版のチャイルド・プレイと内容ほぼ変わらないけど、普通に面白かった。でもやっぱり何度も擦られたネタだから真新しくはないし、二番煎じな感じよね。世間が酷評するほどつまらないとも思わなかったけど。>>続きを読む

最後まで行く(2023年製作の映画)

3.7

年の瀬に、1人の男が原因で、2人の男に災難が降りかかる。意外と痛快で爽快な映画だった。まぁ大の男がなりふり構わず必死にワーキャーしてる姿はシンプルにおもろいわな。なんで年末に観なかったんだと少し後悔。>>続きを読む

ホーム・アローン3(1997年製作の映画)

3.5

想像以上に主役の子が可愛いかった。アメリカの子供ってなんでこんなに喋り方可愛いんだろう。ケビン版よりクリスマス感はないけど、チップだのFBIだの、テイストが一味違ってこれはこれで面白かった。にしても容>>続きを読む

グローリー(1989年製作の映画)

4.1

デンゼル・ワシントンのカット全部良い。不思議と引き込まれる表情。虐げられてきた歴史があるからこそ屈強だし、士気も高いし、仲間意識も強い。遮蔽物ないのに並んで前進はヤバいなと思っちゃったけど、人間ドラマ>>続きを読む

ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還(2003年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

クライマックスの火山、旅がやっと終わったっていう達成感と疲弊と、最後の最後で誘惑に負けてしまう絶望と、指輪をめぐって掴み合う滑稽さがとても良い。真の主人公はお前だよ、サム。

ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔(2002年製作の映画)

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ゴラムが表立って出てくるから、私的には二つの塔が一番面白いと思う。ゴラムの二面性と指輪の誘惑とサムの活躍がシリーズ通しても最大の見どころ。

ロード・オブ・ザ・リング(2001年製作の映画)

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序章だから特にレビューすることないけど、全部観てから振り返ると全員揃って旅したのこれが最後だったな。長いのに展開スムーズだから、あっという間の3時間だった。

サタデー・ナイト・フィーバー(1977年製作の映画)

3.3

思ってたより内容が胸糞悪いし、登場人物ほぼ全員好きになれなくて草。音楽は有名でダンスはノリノリだからダンスシーンは楽しかった。今更だけど、アメリカではダンスが上手いことがステータスなのかな。とりあえず>>続きを読む

ミステリと言う勿れ(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

こんなこと言って申し訳ないが、人が死なないミステリーは私的に全然面白くない。逆によくここまで犬神家の一族を漂わせながら、連続殺人事件風に、誰も殺さないプロットを考えついたなと思う。皆で力を合わせて両親>>続きを読む

ベン・ハー(1959年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

引き込まれるとまでは言えないけど面白かったし、中弛みはしてなかったと思う。ベン・ハーの復讐劇にイエスの生涯が少しだけ交錯して、最終的には信仰と奇跡の力で何もかも丸く収まっちゃった。最後までキリストの顔>>続きを読む

名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊(2023年製作の映画)

3.9

明らかにテイスト変えてきたから期待と不安があったけど、ちゃんと面白かった。手法は割と古典的なのに、結構脅かしにきてる。タイプライターの音だけで心臓止まるかと思った。この手のホラー要素多めのミステリーは>>続きを読む

ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

4.1

ガンアクションというより、もはやリズム天国。銃声のリズムが音楽とテンポ良く調和して、最高に心地良い。結局シンプルな復讐劇が一番面白いってこと。数多の殺し屋が畏れる主人公ってこれ以上ない安心感。私がアク>>続きを読む

ホーンテッドマンション(2023年製作の映画)

3.8

旧作のリメイクではなかったから、ストーリーは前と大きく異なるけど、ディズニーアトラクションの要素をかなり盛り込んでて、これはこれで楽しい。登場人物もB級ホラーに出てきそうなヤバい奴らばかりで、コメディ>>続きを読む

ブレードランナー(1982年製作の映画)

3.6

世界観が結構独特で好みだった。サイバーパンクなネオン街の感じとかめっちゃ良い。アンドロイドの立場になってみれば、この運命は切ないけど、敵としてみたら普通に怖い描写多い。人間の形をした人間じゃないものっ>>続きを読む

ローラは眠れない(2019年製作の映画)

3.1

映画SMILEの前日談というか、制作のきっかけになった短編らしい。設定が若干違って悪夢の話なので、なんだかエルム街の二番煎じみたいになってたけど、これはこれで面白い。

スマイル(2022年製作の映画)

3.7

自殺の目撃で他人に取り憑く笑いかけてくる何か。トラウマの連鎖。最初の方は主人公も怯えて疲弊してたから怖いシーンも多かったけど、前のめり捜査しだしたら割と何も起きてなかった気がする。後半は昔のホラー映画>>続きを読む

さかなのこ(2022年製作の映画)

4.0

のんが可愛い。ただただ微笑ましい。好きな物に囲まれて、好きな物を追いかけて、一日ずっと好きな物のこと考える。なんか周りとちょっと違うけど、とても幸せなことだし、応援したくなる。社会不適合なところとか、>>続きを読む

ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

3.8

旧作の記憶が朧気だったおかげで新鮮な気持ちで観ることができた。テーマは分かりやすく「愛」。でも同じくらい「金」も強調されてた。お金と愛。ミステリーにおいては、どちらも強い殺人の動機になりうる。愛憎劇だ>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

2.9

アニメーションはどうしたって現実の迫力に勝てないと思ってたけど、最初の火事のシーンは圧倒的に現実を上回る迫力で驚いた。これってもしかして、宮崎駿の世界は既に滅びつつあって、その意志を継ぐとか継がないと>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

4.3

嘘をついて、誰かを犠牲にしてでも隠したい秘密。でも真実なんて周りに分かってもらう必要なんてないし、話したところで理解される訳でもないし、本人たちだけが共有していればいいものなんだって思った。台詞も描写>>続きを読む

岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.1

見てはいけない絵、調べてはいけない言葉、行ってはいけない場所。この手の物語で好奇心の最高潮は、禁止されたそれを破るまでの間。正体を知るとどうしても興ざめしてしまう。だから怪奇ものは鮮度が命というか、短>>続きを読む

オテサーネク 妄想の子供(2000年製作の映画)

3.8

最初は切り株を赤ん坊だと信じてやまない奥さんの狂気に目が惹くけど、徐々に怪物化していく切り株と、その後始末に追われ憔悴していく夫婦、怪しむ隣人たち。話が寓話的に広がって、シュヴァンクマイエルらしい独特>>続きを読む

降霊 KOUREI(1999年製作の映画)

4.1

霊感のある妻に舞い込んだ行方不明の少女の捜索依頼。少女は偶然にも簡単に見つかるが、これを霊視で見つけたことにするため、夫婦が裏で色々と画策する話。こんなこと偽霊能者がやりそうなことだけど、力が本物のお>>続きを読む

哭声 コクソン(2016年製作の映画)

3.7

原因不明の連続怪奇事件。自分が日本人だからってのもあるけど、最後まで國村隼無実説追ってた。こんな祈祷バトル、自分史上「来る。」以来の盛り上がり。韓国のお祓い、祭りみたいで楽しそうやん。思ってた映画と違>>続きを読む

オーディション(2000年製作の映画)

4.3

勇気を出して観ました。これはいい制裁映画。麻美がとにかく可愛い。そして怖い。でも可愛い。この二つのせめぎ合い。拷問の手際の良さと、ふわふわした声の抑揚、プリーツスカートの揺れ。微笑み。もう、すごい化学>>続きを読む

カリスマ(1999年製作の映画)

4.7

守ろうとする者、壊そうとする者、奪おうとする者。それぞれがたった1本の枯れ木に固執して、みるみる狂っていく様子があまりに異様で、かなり私好みだった。森は世界の箱庭的な感じなのかな。それ自体に特別な何か>>続きを読む

RRR(2022年製作の映画)

4.4

ストーリー展開は割と王道な感じだけど、顔芸と音楽とパワーで全く飽きさせない。ドスティが神曲過ぎるわ。すれ違い、疑念、発覚、葛藤、マジで全部が見どころ。時々絵面がシュールなのと、アイコンタクトだけで作戦>>続きを読む

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