apapattiさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

2.6

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ビフォアサンセット的な旅先のプラトニックな恋愛が主軸。
あとはおじさんが異国で気苦労を感じるという、共感して疲れちゃうというストーリーライン。

外国人から見たら変な国だよっていう日本の視点が面白い。
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ショーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

3.6

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序盤は展開が遅いなと思っていたけど、オチが最高である。

ひたすらゾンビ映画大喜利をしてるというか、あるあるをメタにいじりまくるという構造なんだと思う。
頭つぶせば死ぬ→陶器投げる→気に入ってないレコ
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シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション(2018年製作の映画)

3.4

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原作こんなにコメディなんでしたっけ!?というくらいにはおもしろ重視の本作。フランスの濃い顔でこんなにギャグする?

エログロも過剰すぎず、あくまでポップに描いているのは好印象。
あとアクターの顔良すぎ
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トラスト・ノー・ワン:消えた巨額仮想通貨を追え!(2022年製作の映画)

3.0

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・仮想通貨取引所が突如閉鎖、原因は創業者の死
・創業者しかパスワードをしらず2億ドルが引き出せない
・妻がお金を持ち逃げ?
・なんか変な社長?

詐欺を疑う人々、墓掘り返せまで行く
全財産1000万、
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ロバート・ライシュ: 資本主義の救済(2017年製作の映画)

2.1

炭鉱のカナリヤみたいな映画。
この存在が検閲されずに配信されてること自体が、平和のバロメーターのようなものだろう。

市民活動家に必要なものは忍耐、対話、楽しむこと、という最後の締めはかなり鷹揚である
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オールド・ボーイ(2013年製作の映画)

2.0

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韓国版を勧められたもの、配信でも扱いがなく、近隣のレンタルビデオ屋で借りれたのでリメイク版を。

SF好きと思ってたけど、あまりに荒唐無稽過ぎると頭に入ってこないのかもしれない…と思わされた。

憎悪
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ダンケルク(2017年製作の映画)

2.5

音楽で既視感は感じたけど、クリストファーノーラン作品だった。
作業しながら見てしまったこと、セリフは最小限で映像で進める作品だったので失敗したな…。

地に落ちた信頼 ボーイング737MAX墜落事故(2022年製作の映画)

3.5

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・2018年から2回墜落事故
・もともとは現場を尊重する社風だったが、経営陣の刷新で株価を重視する体制に
・1つしかない計器故障の誤動作

・もともと同系機の後発として開発されたMAXシリーズだったが
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エンロン 巨大企業はいかにして崩壊したのか?(2005年製作の映画)

3.1

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・石油での高利益体質の横領
・その後天然ガスを市場化する
・時価会計の導入
 将来的に発生する利益を今計上できる
 主観的、かつ操作できる 
・仮想将来価値 VFH
・人事考査システム PRC 毎年1
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街角の盗電師(2013年製作の映画)

3.5

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・電気のない人類は15億人、4億人はインド人
・カーンプルは人口300万人
・250万に対して払われてるのは50万世帯
・200億ルピーが未回収
・変圧器をショートさせる→停電させる→盗電線をつなぐ
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スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

3.3

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屁で空を飛ぶ死体と無人島を脱出する話

あと死体はなぜか万能で
薪割り、火起こし、水道、散弾銃、髭剃り、ロケット、アンカー射出装置、パワースーツ、などなどの役割を果たしていた。
物理法則とか無視して
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.2

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よかった!!!

地球が滅びるの確定が冒頭にきて、そこから世界がどう動いていくのか、というのをコメディタッチではあるものの、ギリギリありそうなラインで描いている作品だった。

大統領のコミカルさと馬鹿
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パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

2.1

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音楽はよく、不協和音による怪しげな雰囲気が映画全体からずっと流れている。起伏があまりなく、終始何かが起きそうな雰囲気がずっと流れていて、ただドラスティックな何かが起きることもなく、すごい削られる映画で>>続きを読む

ウィンター・オン・ファイヤー ウクライナ、自由への闘い(2015年製作の映画)

2.5

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ざっとメモ

・1991年 オレンジ革命 民衆が選挙結果を覆す
・親ロシア派の再度の台頭により、再びEUとの決別
・2013年フェイスブックの呼びかけで広場に群衆が集まった
・9日間にわたり群衆が詰め
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海賊とよばれた男(2016年製作の映画)

4.2

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面白かった。実際石油をどう売り、どう使ったのか、そこまで描いてくれたらよかったなぁと思うが、紙幅の問題上無理からぬことであったのだろう。

戦前の石炭主力の時代に、石油に目を付けるという点が際立ってい
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マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

4.0

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難しい、という思いと、事の重大さに比してかなり内容はシンプル、というのが両方あってよかった。

空売りというか、株のショートの概念は未だなおわかってなくて、買いは一回でも売りは一生というのはなんかマジ
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アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

3.8

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想像より面白かった。
序盤から終盤まで、ストーリーとしてはかなり一本筋でわかりやすい。

菅田将暉の演技も相変わらずというか、1人で全部持っていく一本調子なのだけど、天才学者みたいな演技にはハマってる
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ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

3.2

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写実的で非常に緊張感がある。

追い詰められた人の所作がいかにもであり、避難してる人で不信感を抱いたり、脱出するかとどまるかを常に選択を迫られたり、その中で料理長が責任を負う立場になったり、リアルな感
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監視資本主義 デジタル社会がもたらす光と影(2020年製作の映画)

3.5

ともすればこれはこれで先鋭的になりそうな警鐘だけど、かなりバランス感を考えて作られてるように感じる。

人の興味関心を採掘してお金にかえる、利益主義である以上そこに最新技術が投じられ、人をスマホから離
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浅草キッド(2021年製作の映画)

3.7

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たけしの役がすごい。モノマネで散々擦られてきたあのイメージ、その人間が見事にいる。特別ビートたけしに詳しいわけではないけれど、よもや本人よりも本人であったかもしれない。

大泉洋も役者であった。この2
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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

2.5

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(敬称略)
ムズいのよ

何がこうむずくさせてるかというと、おそらく当時特有の時代背景観というか、今とはかなり倫理観のズレがあるからだと思う

とはいえたかだか50年前、日本にもここまで先鋭的な時代が
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ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)

1.9

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テーマの重心の置き所がわからないフワッとした作品。
読後感的なものは非常によくさわやかなんだけど、ふらっと立ち寄った百貨店でなんとなく買って食べた高級マカロン みたいななんかこうはっきりとおもいでにの
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

2.1

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・ミッドサマーと違っておばけがでた
・おばけが出ることによって非論理性の世界観が強くなりすぎて、前提知識がないとりかいできない世界になってる


親子の話かなとおもった
母→息子の描き方がわからん 
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ビーチ・シャーク(2011年製作の映画)

1.4

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ランドシャークを見た後だとCGだ!すごい!ってなった。一回は。
ちゃんとふかひれのとこ、砂の上動いてるところ。

あとまあストーリー側もちょっとあるようなないような。
父子の確執・・・はないか。ないな
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ランドシャーク / 丘ジョーズの逆襲(2017年製作の映画)

1.3

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人のレクサス金色に塗るとか、誕生日プレゼントと称して私物を渡す、みたいなYouTubeドッキリ企画あるじゃないですか。みちゃうじゃないですか。(さらば青春の光とラランドチャンネル面白いよ)

それの1
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

3.1

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庵野秀明ドキュメントみちゃったらまあ見ないといけないよな・・・となりついに見ました。

実をいうとアニメ未履修で、漫画版を読んだので大筋わかってるというちょっと変な入り方をしてしまったのだ。といっても
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.5

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ちゃんとおもろいこと自体がおもしろい。出オチにとどまらず、展開を転がし続ける構成力あるんかい、というのが見れてしまう。

画の力も相当高くて、煌びやかずきる東京のセット、土民の住むところのセット、埼玉
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ガタカ(1997年製作の映画)

4.3

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図書館に置いてあって記憶がビヤーっと思い起こされた。何でか見たことを忘れていた。記録つける前か。

友人が勧めてくれて数年前にみたんだけど、めちゃくちゃザラザラしたハードな展開だったのは記憶に残ってい
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Fukushima 50(2019年製作の映画)

4.0

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御涙頂戴の安いドキュメントではなく、国家転覆クラスのインシデントに向き合う現場が重厚に描かれていて良かった。

シンゴジラもそうだけど、変に感情や主観を挿入せず、事象を基にしていたことと、停電を中心に
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.2

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非常に映像美が最高。アニメのようにも、のコミックのようにも、実写にも見えるという、とてもすごい技術力。

カラフルでビビッドな演出はアニメだからこそできることなのに、テキストで効果音を示したり、3面カ
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017年製作の映画)

3.6

2作目あるあるのパワーダウンがなく、相変わらずド迫力であった。
こどももアライグマが気に入ったらしく、一緒に見ることができた。

脚本的には2作目のほうがすっきりというか、親子の問題という内的なものが
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014年製作の映画)

3.5

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楽曲が非常に良い。めっちゃポップ。
もっとこう、ばかばかしい部分があるのかと思ったら、脚本が荒唐無稽というわけではなく、案外文化の差異から描かれるなんというか賢いボケみたいなのがあったりして侮れない。
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ロックダウン(2021年製作の映画)

2.5

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コロナ禍という特殊な環境下で人間の関係性が変容していく、という点を写実的に描いている点は、今見る価値があるとは思う。

ちょっとそちらに寄せすぎて、序盤のストーリーラインのよたつきがきになるところはあ
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サイコ・ゴアマン(2020年製作の映画)

4.0

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うしおととら…?と思ったら全然違いました

登場人物全員イカれてて、全編総ツッコミまちな映画。冒頭の出会いがある種のピークではあるものの、そのまま突っ走ってゴールまで行ってしまう。

ミミがすごすぎる
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.1

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これウケていいのか?絶賛されてた?
…というのが結構衝撃的だったんだけど、まさに賛否両論ではあったらしい。といっても興行収入的にはものすごいんだけど。

ありふれた、とか、凡百な、というレベルなのかは
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