Flunkoutさんの映画レビュー・感想・評価

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ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男(2019年製作の映画)

4.0

歯止めの効かなくなった資本主義社会とは、人命よりも利益が優先されるディストピアのことである。

残念ながら強欲な米大企業の話と対岸の火事を決め込むことは出来ない。

日本で起きた水俣病も構造は一緒だか
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不都合な真実2:放置された地球(2017年製作の映画)

3.8

まぁ相変わらずドキュメンタリーというより講演会寄りの映画。

しかし今回はパリ協定のいきさつやゴアの活動にも迫っているので若干の密着ドキュメント形式も見て取れる。

前作ほどセンセーションのあるもので
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はりぼて(2020年製作の映画)

4.7

『失敗の本質』ならぬ『停滞の本質』

笑えないけど笑うしかない浅ましい人間模様がこれでもかと展開される。

地方の話、腐った自治体の話と切り捨てられない日本型組織の浅ましい現実が垣間見れる。

詳細は
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ニューヨーク東8番街の奇跡(1987年製作の映画)

3.3

クリスマス映画っぽいというか、モロにクリスマス映画。子供を中心に家族みんなで楽しめる感じの作品。

お金持ちに虐げられた貧しい善良な人達が奇跡によって報われるというおなじみの展開だが、奇跡を起こすのは
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ヒトラーの贋札(2007年製作の映画)

3.5

極限状態の究極の選択。

主人公は偽札や偽造パスポートを製作して金を稼いでいたユダヤ人の男。しかし警察に尻尾を掴まれそのままお縄になってしまう。

その後ドイツはヒトラー率いるナチ党が権力の座に就き、
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招かれざる客(1967年製作の映画)

4.0

「錦の御旗から本音が顔を出す」

今、改めて評価されるべき作品だと感じる。

本作の公開は1967年。
キング牧師の有名な演説が行われたのは1963年、その彼が暗殺されたのは1968年ということも考え
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(1985年製作の映画)

4.7

シェイクスピアの四大悲劇『リア王』を、舞台を日本に移し映像化した一作。

圧倒的な色彩美とスケール。

仲代達矢演じる一文字秀虎の狂気の演技は圧巻。

『息子達に裏切られた秀虎が、火を放たれ轟轟と音を
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ディア・ハンター(1978年製作の映画)

4.0

上映時間3時間の大作。

物語はペンシルベニア州のとある田舎町からはじまる。時は1967年。ベトナム戦争が勃発していた時代だ。

ロシア系移民がコミュニティを形成するこの町で製鉄所に勤めるマイク、ニッ
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バタフライ・エフェクト(2004年製作の映画)

3.5

北京で蝶々が羽ばたくとセントラルパークで雨が降る。

ほんの小さな出来事が、後の大きな結果に繋がるというバタフライエフェクトの考え方とタイムリープを組み合わせた映画。

話に隙がなく、難し過ぎることも
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