ぐさんの映画レビュー・感想・評価

ぐ

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映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)(2024年製作の映画)

3.0

映画館の音響で、がこの作品の売りかな。
音表現を中心に組み立てているシーンが家で見ると飽きてしまうかな。

作品としては脚本の導線がいまいち。というか露骨。繰り返し使われるフレーズやモチーフ、得意の一
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

久々に映画館で見て「面白かった」の気分で出れたけど、これが正常なのかはわからない、というアリアスターな映画。無垢な15歳とかが見て同じ感想になるとは思えない。

自分が良かったと感じるのは、脚本以外の
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

3.5

お祭り映画。ここまで東宝スパイダーマン以外見てきた自分のような観客へのマルチバースの可能性を見せてくれた。
MARVELスパイダーマンのらしさもありつつ、あの2人の懐かしさにも溢れていた。

一方で映
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ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

2.9

前作よりも更に大味かつ雑。

どちらかといえばヴェノムの話よりも、カーネイジの喋りが聞きたかった。魅力のある悪役を描く時間がなかったように思え、なんとなく編集で切り落とされてしまった感もあり、ヴィラン
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映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝(2022年製作の映画)

3.4

久々に劇場でクレヨンしんちゃんを鑑賞。

他意もなくストレートに楽しめた。
忍たま乱太郎のオマージュもありつつ、2家族をさらっと描き、尺としても長過ぎず短過ぎずの良い塩梅。特別な作画もなく、純粋にクレ
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IDOL NEVER DiES(2022年製作の映画)

2.8

映画、として捉えるには低予算の、かなりテンプレに収まった作品。
似たようなカット割り、繰り返されるループによる撮影時間の節約、おおよそ陽の印象からもわかる数日で突貫で、しかも撮りきる事が絶対条件なのが
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アネット(2021年製作の映画)

3.7

レオスカラックスの待ち侘びた新作。
同日2連続で見るほど期待があったものの、蓋を開けてみるとそれなりかな…とボーイミーツガールぶりに少し甘さを感じてしまった。

冒頭は最高の一言。メインの演者が散り散
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リョーマ! The Prince of Tennis 新生劇場版テニスの王子様(2020年製作の映画)

3.4

平日の昼間に映画館へ足を運んで、見てきましたが12,3人のお客さんに男性は私だけ。女性人気を物語っています。

予告編を見て「これは…令和初の素晴らしいクソ映画なのでは!?」という希望を胸に鑑賞。やは
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ももいろそらを カラー版(2020年製作の映画)

3.9

忘備録として。
10周年の特集上映で本作を観てきました。
白黒、というかオリジナル版が映画の世界に入り浸るきっかけとなった傑作だと思っていて、公開時、同じ週に2回見に行ったほど好きな作品です。

結果
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劇場版 NARUTO-ナルト- ブラッド・プリズン(2011年製作の映画)

2.9

NARUTO劇場版。
案の定というか新キャラお涙ちょうだい劇。アニメーションというか作画が安定せず、良い時と悪い時、使い回しがはっきりとし過ぎているのはマイナス。
また、わざわざ主要キャラが全員出てく
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ヘルボーイ(2019年製作の映画)

3.0

旧2作鑑賞済みでリブートを見た。
感想としては、前回のよりもダークかつグロテスクな描写に振ったんだな、以上に気になるところがそんなにない。良くも悪くも、よくある考えさせる前にイベントを立て続けに放ち、
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男はつらいよ 寅次郎かもめ歌(1980年製作の映画)

2.9

26作目。
今回の冒頭も時代劇。ちょっとネタ切れなのかと思う展開のため、終わりもすっぱり。唯一、タコ社長が首をくくってるところは評価できる。
本編は久々の父親がわりパターン。さすがに初回出て行く流れが
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男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花(1980年製作の映画)

3.2

25作目。
折り返し。2度目のリリー、そして沖縄。風景のショットは多いし水族館など、いつもと違う雰囲気を前面に、ロケ先による異なる情緒を出したかったのがわかる。
療養の手紙から空路での移動など、25と
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男はつらいよ 寅次郎春の夢(1979年製作の映画)

3.1

24作目。
遂に次で折り返し。やはり寅さんだけではなく、対比できる人物がいる方がこの尺はちょうどいい。
今回はマイケルとさくらにスポットが当たっている事もあり、恋愛のごたごたが倍にある分、寅さん側がさ
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.2

結構面白かった。突然勢いが出だすところを除けば、割と真っ当というか、クラシカルな印象も残しつつ現在の撮影テイスト、といった感じを受けた。
ダニエルクレイグのアクションがくるかと思ってたが、顔で魅せると
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男はつらいよ 翔んでる寅次郎(1979年製作の映画)

3.4

23作目。
桃井かおり回。冒頭、これは角川オマージュなのかと。へんてこな実験道具と液体の色、怪しい雰囲気、そして本シリーズ2回目のとらや爆発。いい勢いではじまり、珍しく格好の良い寅さんが見れる本作。
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男はつらいよ 噂の寅次郎(1978年製作の映画)

3.1

22作目。
今回は時代劇はじまりの王道タイプ。可もなく不可もなし、いわゆる「男はつらいよ」的な要素を網羅しており、原点回帰な印象もあった。
特筆すべきは泉ピン子。早口でまくしたてる姿は調子が出ている時
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男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく(1978年製作の映画)

3.0

21作目。冒頭・中盤とピンクレディー全盛期なのだろうな。UFOの展開もさることながら、満男の落書きでまで出てくる時代感。
そして、こんなに間抜けなSEをつけられてしまった若かりし頃の武田鉄矢がやけに目
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男はつらいよ 寅次郎頑張れ!(1977年製作の映画)

3.0

第20作目。再開しました。
夢オチはじまり。今回は中村雅人、大竹しのぶ2人がサブを勤め、割と寅さんでもないのに動きが強引め。2階が爆発したのは意外にも初であるとともに、あまりに豪快で笑ってしまった。
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STAND BY ME ドラえもん2(2020年製作の映画)

2.5

スタンドバイミードラえもん1の時から、かなり否定的なので、あくまで合わない人間の感想です。

やはり観客を安く見てるな、という懇切丁寧過ぎる演出が私はダメでした。冒頭のタイトルバックから、ひたすらにテ
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建築と時間と妹島和世(2020年製作の映画)

2.2

ひさびさにひどい、と言わざるを得ない作品。

妹島和世さんの建築やインタビューの内容、出来上がった大阪芸術大学の建築自体は素敵だし、何の文句もないどころか賛辞を述べたいけれど、問題はドキュメンタリーと
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ポゼッサー(2020年製作の映画)

3.4

東京国際映画祭で鑑賞。
アンチヴァイラルぶり。血液表現が好きなのかな、というくらい血の湖がゆっくりと流れていく様は良かった。

父親の作品が好みなため、比較してしまうが、作風というかテンポ感がゆっくり
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

3.3

主張先で映画館を見つけてしまい、時間的にも合致したため鑑賞。

原作はおろかアニメも1話も見た事のない状態で見ましたが、特に困ることはありませんでした。
映像はufotable、音楽は梶浦さんと「アニ
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

音楽:渋谷慶一郎 ということで映画自体を久々に、しかもかなり真面目に映画祭の感じで見たため、ネタバレありで事細かに書き残しておきます。

長く文句かと思う部分が多々ありますので、見るか見ないかの判断に
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映画ドラえもん のび太の新恐竜(2020年製作の映画)

3.1

面白くないことはないけれど、これはドラえもんなのだろうか?
友情の念押しや、物語の見せ方、キューとミューの仲間の見せ方、表情の動きの揺らぎの多さ、とにかく「何かに似ている」という印象を強く感じた。
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心霊喫茶「エクストラ」の秘密-The Real Exorcist-(2020年製作の映画)

1.9

週末興行収入ランキング第1位、今だ映画館にねじ込め!と言わんばかりの封切で映画界史上最大の火事場泥棒を達成した、金字塔的な本作を鑑賞。

以前のような意味不明な展開で笑う、ということが少なくなり、露骨
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デビルシャーク/エクソシスト・シャーク(2015年製作の映画)

2.3

久々にクソ映画を見て心が洗われる気分でした。

無駄に印象的なテーマがサメ登場時にフラグで流れ、謎のイタコシーンは1カットの長尺。
話の流れ上、必要と思われる部分は皆無で話の統合性に疑問しかなく、2秒
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男はつらいよ 寅次郎と殿様(1977年製作の映画)

3.2

第19作。
完全に殿様の話。というか役者としても役としても上手で見ていて清々しい。
冒頭は殿様に合わせてか、もう洋画パロディに飽きたのか、いつも通りに時代劇。かわりというか、テーマ中の荒川の撮影は連続
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男はつらいよ 寅次郎純情詩集(1976年製作の映画)

3.3

第18作。
冒頭はインディージョーンズのパロディか。連作で洋画のパロディとは。たぶん冒頭のパターンをこれで決めたんだろうな。
前半は過去作の旅一座が再度登場し、そういえばやってなかった無銭飲食で警察の
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男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け(1976年製作の映画)

3.2

第17作。
冒頭はジョーズのパロディ。時代的なオマージュなんだろうな。
静観先生も大観のオマージュだろうけど、キャラのつくりや正体がわかってからの静かな物語は寅さん側と対比があってとても良い。
ただ反
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男はつらいよ 葛飾立志篇(1975年製作の映画)

3.0

第16作。
なんというか2本立てなのか?という印象。前半の桜田淳子が娘?という話と、いつものマドンナパートとで大きく関連性がなく、うまく広げればそれぞれで1作品ずつ用立てられた印象がある。

特に後半
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ピープルvsジョージ・ルーカス(2010年製作の映画)

3.9

今まで見たドキュメンタリー作品の中で、1本挙げろ、と言われればこの作品を選びます。
と、いうのも嘘をつかなくても誇張をしないでも成り立つのがドキュメンタリーの醍醐味だと思うところが自身にあり、これほど
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三度目の殺人(2017年製作の映画)

3.2

見終わった後、なんて真面目…って思ってしまった。話の展開とか以上に音楽、というか編集が一定のリズムと誇張しない曲、ほらここが見せたい役所広司だよ、ってとこの長回し。
社会派だから、おちょくる事もないし
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