Haileyさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

フェアウェル(2019年製作の映画)

2.9

“Based on an actual lie”

中国の親族と、アメリカ育ちのビリー(オークワフィナ)。ビリーの中立的、むしろアメリカ寄りな視点があってこそ客観と主観両方の中国が垣間見えた。

会話
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時の面影(2021年製作の映画)

3.3

未来に向かい過去を掘る。死に肉体が朽ち果てようが生きた証は朽ちない。

Robertの存在やPrettyの病、世界大戦の影、各要素が合わさって考古学のロマンに。

“Time lost its mea
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ダンケルク(2017年製作の映画)

3.5

寒色の海とヘルメットの冷たさが忘れられない。人の命の重なり合いは切なく、ヘルメットがひしめく様は暗いのに、映像は美しかった。Homeという言葉の切実な響きが物悲しかった。

ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

3.3

データと感覚、「正しい判断」とは。着水シーンの迫力は凄まじい。脱出の緊迫感とパニックはまるでドキュメンタリー。それでいて誰にフォーカスするでもなくあっさりと映る。

機体を最後まで確認し、乗客の安否を
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操作された都市(2017年製作の映画)

2.8

善悪どっちも似合うオ・ジョンセ最高。映画全体がゲームっぽい美術・演出満載。痛快復讐劇なので流れに任せてスピードで突っ切るに限る。(細かいことは置いといて)

ゲット スマート(2008年製作の映画)

3.2

スティーブ・カレルは『The Office』同様、真面目に笑わせてくるのでシュールで最高🤣ハリウッドのキャストも仕掛けも盛大な悪ふざけが楽しい。

コンフィデンシャル/共助(2017年製作の映画)

2.7

王道刑事バディもの的展開に豪華キャスト。『愛の不時着』以前のヒョンビンの話す朝鮮語が懐かしい(笑) ユ・ヘジンのコメディアンぶりは安定。

モダン・タイムス(1936年製作の映画)

3.0

風刺に満ちた喜劇。社会的メッセージが最初に提示されることにも時代を感じる。90年近く経っても笑えるのがすごい。

『メトロポリス』に通じるメッセージ。産業化の波に対するチャップリン。30年代ハリウッド
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それだけが、僕の世界(2018年製作の映画)

2.8

脚本はかなりドラマチックな王道感動物語。それほどシンプルだからこそ主要キャストの演技がストレートに輝いて見えた。

ラ・ブーム(1980年製作の映画)

2.9

文化差異が顕著に見えて面白い。成熟したように見えたくても結局は幼い年頃。ひいおばあちゃんワイルド🤣

なんと言ってもヘッドホンのシーンがアイコニックで、ソフィー・マルソーは美人。Realityがロマン
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ドント・ウォーリー(2018年製作の映画)

3.0

皮肉で偏屈ながら人間味のあるジョン。ホアキン・フェニックスは本当に作品ごとに完璧に化ける...。

障がいと向き合うよりも人生そのものへの葛藤が真っ直ぐ描かれたと思った。どれだけ絶望的でも自分を諦めな
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エレファント(2003年製作の映画)

3.2

学校という檻の閉鎖的な異常性。あまりにフラットで逆にセンセーショナル。

銃規制に関する議論にも度々登場するけれど、それ以上に学校という場所の問題が大きく、いつの時代にも無くなることがない。私たちが何
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理由なき反抗(1955年製作の映画)

2.7

10代のフラストレーション。やっと見れた動いてるジェームズ・ディーン✌🏻

ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)

3.0

映画的素敵映画!Classic😍 静かで会話が多くて見やすい。ライティングの勉強になる🔦💡ヒュー・グラントの魅力は深い...

ミス・ポカホンタスの下りは全観客がフロントクラークに感謝のキスしちゃう😘
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ファイブ・フィート・アパート(2019年製作の映画)

2.9

後半ドラマチック詰め込みすぎだったけど、若くて不完全な彼らがチャーミングで輝いてた。低画質のビデオカメラ演出好きだし、サントラすごく好き。

メッセージ(2016年製作の映画)

2.9

言語学の授業を思い出した。「人間の認識する世界」、概念と思考について。Enemyも難解だったけどこれは予想できない展開だった!

ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

4.0

夢のようでSFのような宇宙空間は、美しく、果てしなく、恐ろしかった。妙な浮遊感と緊張に包まれて、重すぎるほどの重力を感じた。劇場で見たい映画。

ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

3.4

率直な会話がシュールで笑える時もあり、人間らしい交流がストレートに響いてくる。横に広がる水平線が印象に残る。

“Friends are the family you choose.”

“Yeah,
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ヒルビリー・エレジー -郷愁の哀歌-(2020年製作の映画)

4.3

RustBeltのオハイオ、ケンタッキーの街並み、家のつくり、家族構成、言葉遣い等々。
そこに住んだ人にしかわからない風景描写が原作では想像するしかなかったものが一瞬で入ってくる点、映像には力がある。
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スキャンダル(2019年製作の映画)

3.3

保守派メディアの代表であるFOX。その中で働き、生きるために権力に屈するしかない、間違ったヒエラルキーの渦中にいる彼女ら。政治的立場、生活、ジェンダー等々、様々な要素が入り組んだジレンマとフラストレー>>続きを読む

ファーザー(2020年製作の映画)

3.8

「正常」だった頃を知る娘だから辛いことも多い。慌ただしいスピード感のある日常を過ごす家族が寄り添うには、認知症の人々の日常はあまりに不可解。どれだけ好意的に接しても言語の通じない宇宙人のようで怒りも覚>>続きを読む

ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

3.3

森山未來ってだけで平成っぽさがあって良き。「フツー」で不自由で大切だった時代は結局「エモい」という表現に尽きるのかも。篠原篤さん演じる七瀬がとても良かった。

「嬉しいとき悲しい気持ちになるの」ってど
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レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

2.9

映画らしく滑稽なコメディ。情緒漂う雨というより、激しく降りしきる雨。ニューヨークなのにフランスっぽさが漂うウディ・アレンの世界。忙しない会話の応酬がコメディらしさを加速させる。クラシックなカメラワーク>>続きを読む

TENET テネット(2020年製作の映画)

4.2

カットが断片的で繋がりが捉えづらいのもあって、時間軸の予想が本当に難しい!

直感や意識、そして時間について食らいつくのに必死で大混乱。

時間の歪みを表現するような重低音、不安を煽る背景音、音響好き
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君の誕生日(2018年製作の映画)

4.0

大きな悲しみに会い、痛みをえぐった先で、深い愛に包まれる。

壊れてしまった玄関の灯りが優しい。

あの日を忘れない🎗

楽園の夜(2019年製作の映画)

3.2

やっぱりノワール映画は夜見るに限る。

出会って間もないテグとジェヨンの間にある形容し難いけれど確かに存在する繋がり。愛とも言い難い、束の間、心を埋めてくれるだけの幸せに似た何か。

自分の痛みは麻痺
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ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

3.1

ティーンのラブコメっぽい入りだけど全く違う。人格に色々な要素が影響して複雑に絡み合っていた。信仰心が物語の中心、人生の中心にあるという意識がアメリカ的で新鮮だった。Paulピュアで良い子...。

ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

3.4

22のようにI’m good at walking!と思える心を持ちたい。

ジャズを用いた表現の自由さとパッションが素敵。