arichiruさんの映画レビュー・感想・評価

arichiru

arichiru

映画(112)
ドラマ(3)
アニメ(0)
  • List view
  • Grid view

鉄道員(ぽっぽや)(1999年製作の映画)

3.1

失ったものを取り戻すことはできないものの、その無念さだけは救われた思いがして、感動しました。

ただ、子供側の本当の気持ちは描かれていないはずなので、なんとも言えない一方通行さはあります。こんな風に思
>>続きを読む

SUPER FOLK SONG ピアノが愛した女。 2017デジタル・リマスター版(1992年製作の映画)

3.9

顕子さん好きなんだけど、DVDしかないので諦めていた。やっと、そしてわざわざ、DVDを買って視聴。

若い人、芸術家を志す人に、もっと広く見て欲しい。どう考えても、一般に知られなさすぎ。

こういう遺
>>続きを読む

娼年(2018年製作の映画)

2.4

松坂さんに注目していたのでずっと気になってはいたが、内容(あらすじ)と思ったほど高くない評価から、どこか避けていた作品だった。

贅沢な役者で、捨て身の演技で、えらいものを撮ったなとは思う。噂に違わず
>>続きを読む

キングダム(2019年製作の映画)

3.9

原作未読で、全く期待していなかったけれど、純粋に見入ってしまった。山崎賢人さんの演技にひっぱってもらったという感じ。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

2.0

私は好きではないです。この映画はさすがに普通は分からないでしょう。途中で映画館を出て行った人は、決して短気な人でもないし、馬鹿でもない。

嘘をついたことで繋がってしまった幻想世界(精神世界?)での出
>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

3.2

怪物像を入れ替えていく映画というのでしょうか。映画の誘導に従うままに、色々感じさせられました。誰が悪いのかよく分からなくなる、という。

ただ、是枝さんのファンではありますが、偉そうなことを言うと、今
>>続きを読む

きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

3.2

原作が文学作品とあってか、単純にストーリーとテンポの遅さを好きにはなれなかった。原作で大事にされている表現や空気感を映像にするとこうなるんだろうな、とは理解した。ただし、実際ほとんど引き込まれる時間帯>>続きを読む

新聞記者(2019年製作の映画)

4.0

ラストは唸るほど面白かったです。この終わり方はずるいけど、議論の余地を残したように見せて実はほぼ明らかだったりする。これはうまいなと。

女優さんの日本語は厳しかったにもかかわらず、演技のうまさで見れ
>>続きを読む

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

3.0

怖いもの見たさのエンタメとしてちょうどよい面白さ。原作ではないらしいので、スピンオフとして割り切ってみれば納得。

ただ、クライマックスに繋がる流れはさすがに現実味がなかったかな?外道の警察でも、ヤク
>>続きを読む

14歳の栞(2021年製作の映画)

3.5

配信やDVD化がないそうで、再上映でようやく見れました。

まず、こういう映画を作ってくれたことに感謝。一人残らず取り上げることに意義がある。実に多様な中学生の像を映し出している。

ステレオタイプ、
>>続きを読む

八日目の蝉(2011年製作の映画)

3.9

20代の頃に見た時は映画の誘導に従い希和子に感情移入したが、子を持ってから見ると、描かれ方にかなり偏りを感じた。今は実母にも感情移入する部分が増えたように感じる。子供に愛されたかったのはどんな親も同じ>>続きを読む

わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

3.3

救いのない終わり方でモヤモヤさせられましたが、あえてのことなのでしょう。問題提起型というのか。

ただ、結局何が言いたい映画なのかはよく分からなかった。この終わり方なら、コピーの「隣の誰かを助けるだけ
>>続きを読む

グリーンブック(2018年製作の映画)

4.2

2度目の鑑賞。やはりこれは名作。何かが解決するわけではないが、こういう映画が、純粋にいい映画だなと思う。

この笑えるのに心温まるという路線は、寅さんの名作をも思わせた。偏見と差別の渦巻く深刻なストー
>>続きを読む

ムーンライト(2016年製作の映画)

3.3

ローカルな話をしているはずなのに普遍的なことを言えている、という構図。不思議でありながらも、多くの賞をとっていることには納得の作品だった。

ただ、あまり気持ちのいい映画ではない。

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

4.0

素晴らしい。評価に違わぬ良作でした。

顔が変形した子のヒューマンドラマと言われたら、そこが焦点になるのは想像してたけど、本作では多くの視点を描く。タイトルの「君は太陽」にも裏の意味が含まれ、本作は多
>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.3

さすがの問題作。そして名作だと思う。これは10年、20年では色褪せる気が全くしない。

この胸糞悪さをどこにぶつければいいのか。

ここに映し出されるアーサーにとっての殺人には、全て「理由」がある。こ
>>続きを読む

そして父になる(2013年製作の映画)

4.1

自分も一児の父として、いろいろ身につまされる想いがした。子や妻への向き合い方は、自分(や自分の過去)への向き合い方そのものなんだなあと。

リョウタという「負けたことの無い」勘違い野郎の視点を通して、
>>続きを読む

男はつらいよ お帰り 寅さん(2019年製作の映画)

4.1

公開2日目で、決して満員御礼とは言いがたい入りの劇場ではありましたが、しっかり心を温めさせていただきました。

寅さんがいて、やっぱりいなくて、それでもどこかにいるような。

過去映像を回想に使えば、
>>続きを読む

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

4.1

「ファン映画」としてはこれでいいと思う。エピソード9の作り方にベストな答えはない。

エンタメとして楽しく見れて、素直に面白かった。1〜8を彷彿とさせるシーンも随所に入れて、3POにも良いシーンが用意
>>続きを読む

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

3.8

僕はにわかなので、フレディがこれほどアイデンティティ(出自やLGBT)に悩んでいたとは知らなかった。もっと大っぴらにしていたとばかり思っていた。

穿った見方だが、むしろそういう苦労の境遇が、良い音楽
>>続きを読む

キタキツネ物語(1978年製作の映画)

3.5

音楽に古さを感じるし、若干ところどころにやらせ感はあるわけだけど。。

厳しい自然や、子別れのシーンなど、緊張感あるシーンを、余計な演出なく描いてくれてる。観たかったものは見せてくれてると思う。これは
>>続きを読む

君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)

3.0

綺麗は綺麗なんだけど、美しさの中に妙な作り物感が漂っていたのは、ラノベ?の悪い癖なのかなと思ったり。

もちろんフィクションだから、設定、関係性、セリフ回しは作り物には違いないんだけど、無理に作り物じ
>>続きを読む

ハウルの動く城(2004年製作の映画)

2.6

全てが唐突すぎる感じがあるかな。1があっての2なのかな?というか。

設定やベクトルに馴染めず、こちらが追いつく前に置いていかれるような展開。

秀麗な映像はいいと思うけど。

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.1

絶賛ではないけど、面白かった!

前置きの長い、長編のコントという感じ。

監督役の顔が全体を通して良かった。二回は観ないけど、話題になるのは分かるし、こんな映画があってもいい。

>|