大金を奪って逃げる人、追う人、大金のにおいを嗅ぎつけて欲を抱き、追い始める人の群像劇。終始暗めなトーンで進み、訥々とした会話に時おりハッとする。
貪欲になると自由を失う。満足を知る自由に勝る自由はない>>続きを読む
劇場公開の1,2か月前に同居人から同シリーズを見せてもらって、ハマった熱量のまま映画館へ。おお、工藤さんがでかいスクリーンで喋ってる…!時代に即して(?)弱体化していく工藤さんに切なさを覚えつつ、むち>>続きを読む
思い出し記録。
ここ半年で急速に『響け!ユーフォニアム』シリーズにはまったところでの劇場版新作。ありがたい。
部長として全体を注意深く見ながらも、麗奈が自分をアンサンブルに誘ってくれるかソワソワ、やき>>続きを読む
どのような映画だった、と形容できない。スクリーンに映っていたこと、そこから想像し得ることをそのまま受け取りたい、そしてそれはとてもきついことだ。観ている間、ずっと口の中が苦いような感じがしていた。
知>>続きを読む
中国 激動の時代の中、京劇しかない人と京劇もある人の生を描いた作品。とても好きだった。
自分にはこれだけだ、と思っていた人は他の人にも目を向けていて、これだけだ、と思っていたものは次第に時代からそっぽ>>続きを読む
時間を空けてもう一度観たい作品!
体の内側や痛みに対する欲望、わかりそうでわからない。一切知らない競技のルール説明をとうとうとされている感じで、集中して見聞きしているつもりでもところどころ意識が途切れ>>続きを読む
エドワード・ヤンでこんなに笑えるなんて!!明るくて、矢継ぎ早に会話が進む。ふとした時に人の素直でもろもろした部分が顔を覗かせる。その瞬間に、より愛おしくなる。みんなが解放されていく映画だと思う。
映像>>続きを読む
画面がほとんど遠い、綺麗だけど表情が見えづらい。台詞が凡庸で何も残らない。動機も目的も掘り下げそうで行きつかない。やりたいらしいことをやらせて言いたいことを言わせているように思えるほど、シーンも会話も>>続きを読む
真っ直ぐに好奇心を抱き、新しく好きなものを見つけたことを喜ぶゆきさんがとても可愛らしかった。歳をとる時はあんな風に…。うららちゃんの同志を見つけた!という表情から重めの愛を早口でぶつけるオタク的振る舞>>続きを読む
連日夢のおはなし!ここのところ熱帯夜で寝つきが悪く悪夢ばかり見ていたからなんだかタイムリー。
意味不明な台詞のオンパレードや乱雑な夢の世界に並行して、それぞれの人物像が浮かび上がっていく。夢は深層心理>>続きを読む
好きなお芝居に「"人生は祭りだ、共に生きよう"ってフェリーニも言ってたよ」という台詞があって、その言葉を聞いてから10年が経ちようやく観られた映画。
創作を続けること、生きることのドツボにはまり、逃避>>続きを読む
光がきれいな映画。自分も周囲もどんどん変わっていくことに戸惑い、腹を立てる少女ウニは、漢文塾にやってきた大学生教師のヨンジと出会う。ヨンジ先生の凪いだ心持ちや語り口にほっとして、惹かれていくウニ。悲し>>続きを読む