ありがとうさんの映画レビュー・感想・評価

ありがとう

ありがとう

アラビアン・ナイト(1942年製作の映画)

3.3

アラビアン・ナイトだの、シェエラザードだの、とんとイスラム系に疎いので話がチンプンカンプンだけれども、とりあえずマリア・モンテスが感じの悪い美女っていう一点突破でなんとか乗り切る。いや、でも、やっぱり>>続きを読む

みんなのいえ(2001年製作の映画)

3.7

それにしても、田中邦衛てば何て軽トラックが似合うんだろう。そして、田中直樹てば何てダッフルコートとパジャマが似合うんだろう。20年以上前の作品なのに、途中から田中邦衛と唐沢寿明がおっさんずラブ路線に走>>続きを読む

プルメリアの伝説 天国のキッス(1983年製作の映画)

3.6

アイドル映画ってのは、そもそも主演が好きか嫌いかって主観が一番大きいもんなんだけど、実はそれほど松田聖子に好意的ではない私でも主題歌「天国のキッス」はカラオケ十八番だし、全面的にパンナム推しもかつての>>続きを読む

東京のバスガール(1958年製作の映画)

3.6

この資料的価値は絶対#もっと評価すべき。ストーリーも「花形職業」×「シンデレラストーリー」という鉄板の王道、単純明快、テンプレ通りに楽しめます。邦画絶頂期のトレンディドラマなんだろうなあ。日活の裏メニ>>続きを読む

ブロンコ・ビリー(1980年製作の映画)

3.6

あまりにもベタすぎるので、某ステーキチェーンの店名については自粛したとて、ベタはベタ。開始15分でオチが読めちゃう予定調和は様式美。だったらいっそコメディに全振りしてほしいんだけど、美男美女の恋バナ要>>続きを読む

炎の舞(1978年製作の映画)

3.1

うーんこの。そらまあ想定内だけど。ルリ子版の翌日に観た私が悪うござんした。そりゃ比べる相手がアレだもの。アイドル以上女優未満じゃ敵うわけない。そもそも原作自体がBONSAKUぽいし。登場人物に憧れも共>>続きを読む

執炎(1964年製作の映画)

3.6

浅丘ルリ子出演百本記念、芸術祭参加作品、そしてこのタイトルときたら、そりゃもう心の準備が必要ですよね。うん、白黒で大正解。細眉ルリ子の能面にはホラー味さえ感じるド迫力。共演が日活イツメンじゃないのも逆>>続きを読む

闇を裂く口笛(1960年製作の映画)

3.4

タンス預金はオレオレ詐欺に狙われる...って昭和の頃からある手口なのか。沢本忠雄と笹森礼子がいつもの日活と違う風味で、何より飯田蝶子が全部持ってく存在感どーよ(苦笑)

おいしい生活(2000年製作の映画)

3.7

あいかわらず鼻につく面白さだわあ。主演、監督、余裕ぶっこき。そりゃあ調子にのるってもんです。ヒットメーカーのプレッシャーはいかほどか。ま、このクライム×コメディというジャンルは当たり率が高くて嬉しい、>>続きを読む

花と嵐とギャング(1961年製作の映画)

3.4

何でもアリの和洋中ビュッフェスタイル映画というか。とにかく色んな要素が欲張りてんこ盛り。でも何だかんだで、スターありきの同時代日活よりも、キャスト変えても成立しそうな東映スタイルの方が長持ちするかも。>>続きを読む

フライングハイ2/危険がいっぱい月への旅(1982年製作の映画)

3.3

元ネタが分からないパロディの割には善戦したと言えなくもないが、それでもやっぱりついて行けない疎外感。決してこの悪ノリは嫌いじゃ無いんだけどねえ。逆にどの層がストライクゾーンなのか知りたいくらいだ。

何かいいことないか子猫チャン(1965年製作の映画)

3.5

これは、これは、なかなか絶妙なラインをついてくる感じの悪いオシャレ映画じゃありませんか(笑)つまり共感度は著しく低いのに評価は高いというジレンマにもだえてしまう。でもこういう腹ではなく鼻で笑っちゃうコ>>続きを読む

マイ・ガール(1991年製作の映画)

3.5

なんだ、マコーレ・カルキン脇役じゃーん…位に油断してたら、とんだメンブレ映画だった(´д`|||)
…これなー。もう少し年上設定だったり、アニメだったりなら、このエグみは出せないんだろうな。安っぽいお
>>続きを読む

喜劇 駅前飯店(1962年製作の映画)

3.4

まあ、うん。インチキ中国人の片言日本語とか、王貞治ご本人とか、まあそれなりに面白いのよ、小ネタの宝庫。でも、うん。テンポがなあ、どうしても。

プロジェクトA(1983年製作の映画)

3.6

私のような初心者でも、これならイケそう。ハマるほどではないけれど。たしなみというかお付き合い程度にちょうどいい距離感かもね。80年代映画は基本分かりやすのが有難い。深みなんざイラネ。

結婚作戦業務命令/結婚作戦(1963年製作の映画)

3.7

何て感じの良いアイドル映画なんだろう。やっぱり王道は時代を超えて正義だな。流石日活。アマプラ感謝。笹森礼子がもし現代の坂道アイドルにいたらアンダーセンターみたいで推せる。選抜だったりフロントだったり運>>続きを読む

おヤエの家つき女中(1959年製作の映画)

3.7

ピリ辛風味の人情話なので、それを含めてよりリアルな仕上がり。東宝サザエさんよりサザエさん。実際、家電の価値とか世田谷区の住宅事情はどうなんだろう。資料的な価値も高いかも。最初から西村晃が一番怪しいと思>>続きを読む

おヤエのママさん女中(1959年製作の映画)

3.8

日活の底力というか、邦画全盛期というか。いとも簡単に「三丁目の夕日」超え。当社比、満足度ともにぶっちぎりですよ。こういう単純明快な「イイ話」が観たかったんですけど。とりあえずサンキューアマプラ。逆にど>>続きを読む

帰ってきたMr.ダマー バカMAX!(2014年製作の映画)

3.5

実に下品でふてほど映画。あーコレ、無理な人には無理筋だよねえ。どのあたりまでが自分の不愉快ラインか、私的にはギリセーフかな。いや、アウトかもだけど、そこまで潔癖=心が狭いという訳じゃないしな…などと謎>>続きを読む

WEEKEND ウィークエンド(2011年製作の映画)

3.9

ちょっと、ちょっと、どういうことよ。これまでみたあらゆる恋愛もの作品のなかで一番のナチュラルさ。実際に共演きっかけで付き合ったりとか、夫婦で出演とかはあるあるだけれど、それにしたって、こんなに自然な感>>続きを読む

ミッション:8ミニッツ(2011年製作の映画)

3.6

量子理論やらパラレルワールドやらを持ち出されると、ぐうの音も出ない文系脳の自分だけれど、いつものように理解している風を装ってみるのは何のための見栄。何となく面白かった、ということでいいんじゃないかな。>>続きを読む

マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

3.4

なんか、ゴメン。なんだこのイマサラ感てば。元カレ元カノに再会したい気持ちは分かるが、記憶のなかに留めておくべきってこともある。人間には思い出補正機能があるので、わざわざ上書きせんでもええんよ。でもまあ>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.5

コレマジヤバイってヤツだわ。とりあえず#涙腺崩壊ってタグつけとけ。

生きている狼(1964年製作の映画)

3.7

久しぶりに日活アキラを観たからか、驚くほど「真っ当」なイイ話に震える。本当に、至極真っ当なんですってば。そりゃまあ、吉原で謎の流しをしていたり、喧嘩シーンでは相変わらずのアキラ無双な訳だけど。何という>>続きを読む

シャザム!~神々の怒り〜(2023年製作の映画)

3.2

そもそも、なあ。奇天烈コスのアメコミヒーローに対する共感が著しく低いので、自分。この手の作品は、長時間フライトの機内で見る分にはいいと思う。あるいはちゃんと劇場で鑑賞したなら、素直に特撮技術に唸るだろ>>続きを読む

ゲッティング・イーブン(1994年製作の映画)

3.6

面白がったが、テンポがうーん。予定調和なのだから。もう少し他の子役もだね。

同級生(1998年製作の映画)

3.9

流石イギリス。濃すぎず薄すぎず。ちょうどいい塩梅のリアリティ。外国語フィルターかかってるしね。爽やか青春恋愛映画としても、単純にBLものとしても楽しめるかと思います。イギリスの金持ちも自宅にプールある>>続きを読む

シェイクスピアの庭(2018年製作の映画)

3.6

私は「シェイクスピア別人説」支持者なので、見始めたときは邪馬台国論争のように意見が合わないだろうと危惧してたけど、うん、流石はケネス・ブラナーのおっさんや。偉大なる詩人・劇作家としてではなく、田舎名士>>続きを読む

愛しのグランマ(2015年製作の映画)

3.4

テーマが中絶とかLGBTとかなので、なんかレポートとか筆記試験の課題っぽいなーと思いつつ、「無難」で「イイコちゃん」な回答について考えてながら観てました。これらに関して「自分の見解」ってものがないのよ>>続きを読む

アニー・ホール(1977年製作の映画)

3.4

観てる途中から、何故かウディ・アレンに村上春樹がオーバーラップしてきたんだよね。どうして日本の小説家。共通点って何だろう。独特の文体、面白い時とそうでも無い時あるけどクオリティは高め安定、容姿にコンプ>>続きを読む

裸の銃を持つ男(1988年製作の映画)

3.8

昭和世代がドリフを見ると何だか落ち着くような、そんな直球ストレートコメディには好感しかない。年バレ覚悟で、あえて平成ならびにZ世代にオススメしたい。刮目せよ、これが80年代のツボの浅さだ。

フライングハイ(1980年製作の映画)

3.6

航空パニックものにコメディって混ぜるな危険じゃないのかい。加えてこの安っぽさときたら(笑) もうねえB級王道どころか殿堂入りです。バカしか出てこん。でもニーズはありそう(私)

ユー★ガッタ★チャンス(1985年製作の映画)

3.7

これは良いバブル。浅野ゆう子がバブルそのもの。吉川晃司といえばやっぱりサングラスにこういうスーツだよねえ。そして二人ともスタイル抜群。無駄なアクションシーンも愛おしい。神戸ってロケ地もまた良きかな。あ>>続きを読む

すかんぴんウォーク(1984年製作の映画)

3.6

コレよコレ。私にとってのキタコレ映画。田中邦衛に宍戸錠ならジェネリック旭でも構わねえ。まさか吉川晃司がドンピシャ好みとは自覚なかった。今まで損した(・ε・` )チッ

生きるべきか死ぬべきか(1942年製作の映画)

3.3

製作時の時代背景を考えたら、とんでもなく攻めた内容だってことは分かるんだ。でも、うーん、だけど、やっぱり。どんなに名料理人であっても、材料そものものが苦手ってのは如何ともし難い。腕がいいのは認めるし、>>続きを読む

合併結婚(1968年製作の映画)

3.8

大体ディズニーchドラマみたいな大家族ドタバタコメディ。ポリコレはるか以前の映画だけども、正直こっちの方が自然体。なんでもかんでも懐古厨ってわけじゃないし、アメリカの徴兵制だの謎の日本料理店だのには時>>続きを読む

>|