アメリカの多面的な日常。
すごく遠いと思っていたけどこの場所と地続きの、今を共有していると思った。
"平凡なものを不滅にするってすごくクールだ"
日本のありふれた日常の街、路上をカメラをぶら下げて歩く森山大道の姿
トークショーの問答やインタビューで写真の精神を感じ、
木の伐採から印刷のインクの割合まで、写真集という物体(肉体)が出来上がるまでを>>続きを読む
青春みたいに爽やかで自意識過剰で自己中心的で最悪な3人最高。
森の小道を、屋敷の階段を、道路を、ルーブル美術館を全速力で駆け抜ける細いアンナの足、ストッキングで即席リアルコナンの犯人
ミシェルルグラ>>続きを読む
好きな子にカメラ向けて質問するシーンの自意識のぶつかり合いでショートしそうになった。
効果音がおもちゃみたいに響いていた。戦争から持ち帰った大量の戦利品?の絵葉書のお披露目永遠みたいに長かった。戦争ごっことおままごととリアルのつぎはぎが、テンポ悪くて現実かと思った
医者は血圧は測れるけどこの気持ちは分からない。喜怒哀楽に集約にするのは簡単なこと。言葉や形に当てはまる未満の豊かな起伏が描かれていた。
マドレーヌが持ってる本に挟んであった銀紙の星と花、伸ばしたゴムに描かれたメッセージ。変わった詩、合言葉、ルール。
ピュアな共同生活はどこまでも閉鎖的で未来がなくてせつな怖かった。最後の現場検証?のシー>>続きを読む
重い内容だったけれど詩的なセリフや絵画みたいな光景に見惚れてしまった。見晴らしのいい荒れ道での最後のキャットファイトにカタルシスを感じた。
勇者は名誉が欲しくて旅に出る。名誉を手に入れた瞬間、別人のように見違えるのだろうか。壮大で緻密に作り込まれた豊かな世界観に普遍的な御伽噺が織り込まれていて楽しい映画だった。途中で出会う悪ガキが好き。
スピード感とリズム感がすごくてずっとミラーボールが光ってるダンスホールみたいな映画。冒頭の、黒人教会のミサのシーンが一番ドキドキした。実話に基づくストーリーだから仕方ないのかもだけど、スタートダッシュ>>続きを読む
思春期の女の子が列車で起こすある事件が集団的無意識に光を当てる。実話を元にした野心的な作品。テレビ、雑誌、新聞、ネットなどメディアの形は変われども人間の想像力や感情などは普遍的であることを淡々と物語る>>続きを読む
“死ぬことは終わりであること”ではなく“生きてることが奇跡である”ことをこの映画の締めくくり方が示唆している。
メンバーが変わっても変わらず開催されるバカンスやダンス、会話。でも同じ時は2度とこない。>>続きを読む
アルフレードがトトを都会へと背中を押すシーン、映画のセリフじゃなくて自身の言葉で名言を放つ。亡霊のように沢山の錨が連なっていた。まさしくアンカーポイントのようにその方向に引っ張り(anchor)、変形>>続きを読む
中学生の時の体育の授業で、女子だけでバスケの試合をした時のことを思い出した。
すぐに団子になって一つのボールを奪い合う。
指を一本一本動かして眺める。イソギンチャクみたいな神秘。当たり前に目の前にあったり、持っているもの、粗雑に扱ってしまうけれど本当はすごいバランスで成り立っていたりめちゃ恵まれているんだってこと、柔らか>>続きを読む
悲しい刹那がループする。螺旋階段。めまいのようにずっと不穏。何度も差し込まれる、雪?羽根?が舞い降りる空、時が止まっていた。
言葉にできない爆発力を持ったシャイな女の子が、お母さんのトランクの中のライオットガールグッズに影響されて革命を起こしていく。スケボー、ファンジン、ビキニキルの音楽。叫べ!!
ドキドキした。
夢と魔術が交錯してた。可愛くて何が起こっているか分かるから観やすかった。重要な役の男性がずっと鼻呼吸の際ピー…ピー…という音が微かに鳴っていてめちゃくちゃ気になった。全体的に哀しみが漂っていた。
馬、歌劇、女海賊のマゼンダピンクの革パンがカッコよかった。風が吹き荒ぶ海辺の古城。離島。死闘。
“私の心の中で記憶は重すぎる”
公園の、庭の、観葉の緑が鮮やかで瑞々しかった。
“衝動的な方が生きている気がするわ”
大きな窓から降り注ぐ光が眩しかった。
未来とか過去とかどうでも良くて、ただ、今を全力で疾走してた。目まぐるしくて自意識過剰で可愛いヒト達の生き急ぎダンス。爆音。若者達だけのかけがえのない世界に予感とワクワクが凝縮されていた。綺麗な背中の滑>>続きを読む
コンビニなのに桃源郷。どこにでもあるのに、どこにあるのだろう。些細な言動が壺にハマっちゃってじわじわとず〜っと可笑しかった。
世界最大だとか、世界最古とかが取り沙汰され、持て囃されるけれど、“普通”の現場普通の縄文人の生活が好きなんです。
登場する、発掘に取り憑かれた女性たちの生き生きした表情にこちらまでワクワクした。オタマ>>続きを読む
入り口なのか出口なのか屋敷の門構え、門番の子猫、誰かの記憶の中の迷宮。
灰色の顔の舞踏会。物語が流れていって、どんどんハマっていった。
可愛い映画。
急ごしらえのなんちゃってブルジョワ晩餐会。燭台越しの眼差しと缶詰のフルーツリキュールで乾杯。夏休み、空き家の秘密基地みたいな謎と冒険と逃避行。
クルクルボヘミアンの少女の小尻に終始キュンとしたし、さら>>続きを読む
クラブのパーティシーンの破滅的な解放感、疾走。速すぎてゆっくり見えるみたいな快楽と、絶望。
80年代の日本の風俗がバッチリ映しとられている。ナレーションで、触れていたように清少納言がリストを愛していたのと同じく、映像の編集はクリスマルケルによる独自の分類と羅列。民族モンタージュ。綺麗と見惚れ>>続きを読む
すっごい期待してたからか、期待通りというか、予想通りの素晴らしさでした。
予告編のスピード感が本編では冒頭でのみ発揮されていました。
インタビューやグループセッションの形でゆっくり丁寧に取材している。誠実なドキュメンタリー作品だと思う。
当事者である出演者が語る、節目節目で体験した人間の建前と本性の裂け目の形や、60年代の京都の被差>>続きを読む
狂想曲のオペラ。全員パワフルで、全力疾走。それぞれが近づいて、関わりがあるかと思いきやずっと並走と円環。物語が良い感じに帰結しないミステリーさが心地よかった。
テリーヌをフォークで撫でる手つきと、傷ついた鳥を撫でる手つき。
ゲームのように繰り広げられる深い会話劇は詩の朗読のよう。
妙に上手い土色の粘土細工の異質さ。
時折り差し込まれる軽薄なピンクが印象に残っ>>続きを読む
テンポ良い編集と場面の切り替え、生きているのと同時進行に死んでいる。終始コミカル。出演者はみんな活きていて凄まじく生々しかった。時々ホラーだった。