単なるバカ映画ではまったくない。怪獣映画としてかなりの完成度だった。どれをとってもアガるシーンしかなく、次から次へと面白い要素が提示される。現代社会で怪獣映画を作るにあたりかなりギリギリのリアリティラ>>続きを読む
こちらは漫画原作だし、大いにフィクションを含んでいるが、日本版『オッペンハイマー』と言っていい内容だと思う。(冒頭に大和海戦を持ってくるのもなんとなくノーランっぽい。)馬鹿げた巨大なシンボルには天才的>>続きを読む
不要なシーンもたくさんあり、後半はめちゃくちゃダレるし、目も当てられない特撮やいまいち何なのかよくんからないお話はともかく、それを補って余りあるくらい、いちいち画が良過ぎる。マジで何もせずにダラダラし>>続きを読む
気楽で良い作品だった。感動作にしようと思えば出来た実話だったと思うけど、基本はコメディなのが良い。
イメージの奔流が楽しいアニメ。老いと死と忘却を楽しみつつ生きることを前向きに肯定しているストーリーも良かった。
『この世界の片隅に』以来の大傑作アニメーションだった。大変に辛い作品だが、心が揺り動かされる。
無駄なシーンが一つもない。安穏と快適な座席で映画を観る観客に許されるのは3時間超えの居心地の悪さと耐えがたい事実に向き合うことだけ。
バブル期日本の間違った金の使い方の一例として強烈に記憶に残る一品。
完璧な完結作。MCUもこれで大団円でいいと思う。
ジブリがかつて描いてきたものの断片を緩やかに並べたような抽象的なイメージが延々と続く。映画のアトラクション化が増す中でそういったギミックに頼らずとも没入感ある浴びるような体験をもたらしてくれる映画だっ>>続きを読む
伊藤美咲と尾崎紀世彦の親子が出てるシーンは良かった。
このレビューはネタバレを含みます
ウルトラマンレオの円盤生物シリーズは特撮・怪獣モノのひとつの到達点と思うが、まさかハリウッドでその系譜が更新されるとは思わなかった。じっとりと続く不穏さで焦らされての後半の大逆転劇もスッキリ爽快。チン>>続きを読む
丹波哲郎演じる天狗道の会長が最高。鈴木京香に絶対無理と言われるだけのパパイヤ鈴木。
要素が多過ぎて脚本がめちゃくちゃなんだけどところどころ面白くてだらだら観れちゃう。定年後すぐに病気で死んでしまうなんて人生うまくいかないもんだ。スーさんの弔辞がよかった。宮沢りえは綺麗。
バブルが弾け、日本企業のグローバル化にむけた体質改善が迫られた2000年において終身雇用を維持するという決断を美談のように描いているのが、20年後の今観ると良いのか悪いのか判断がつかない。村田雄浩のサ>>続きを読む
小林稔侍演じる真面目で不器用な会社人間の営業部長のキャラが魅力的。スナックのママ、弁当屋のパート、嫁入り衣装と風吹ジュンのファッションショーとしても良し。浜ちゃんの営業テクニックも光る。見どころ満載の>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
チャドウィグ・ボーズマンへの哀悼に満ちた重たい空気の中で、敵味方や善悪の二分を暴力と政治でほろ苦く分解する結末は、世界が(というかアメリカが)分断される危機感を色濃く反映していた前作の精神を引き継ぎ、>>続きを読む