aliceさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

4.0

結局AIの愛なんてプログラムされたものでしかないのだし、このまま結末を迎えてはダメなのではと思ったところで、ガイが自身の口で「自分はラブレターでしかない」と言い放つのには痺れる。男の側も女の側も、ガイ>>続きを読む

フライトプラン(2005年製作の映画)

3.0

ありきたりなプロットを巧みに利用しつつ、それをより巧みに裏切っていくあたりはとてもよい。ミステリーものとしては楽しめる。
それに、娘があまり可愛く描かれていないのが良い。自分の愛する人は他者にとっては
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わんわん物語(1955年製作の映画)

3.5

面白いが、結局、「家」に住まなければ幸せはないというようにもとれてしまうので少し残念。

バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)

3.0

ペンや猫、その他のシーンを勘案しても、おそらく『エイリアン』からの着想が多分に認められると思う。

内容、伝えようとする「メッセージ」(この言葉は大嫌いだけど)はとてもいい。
でも、これまでディズニー
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ブラック・スワン(2010年製作の映画)

4.0

役に殺されるどころか、役を圧倒してしまうところがよい。
けれど、『サイコ』以下、この類のプロットがあまり好きではないことに気づかされもした。

ロジャー・ラビット(1988年製作の映画)

5.0

古い表現にはなるが、「シラけつつノる」感じが良い。

拳銃魔(1949年製作の映画)

5.0

拳銃への愛から女性への愛、友の愛へと移り変わっていく様。
そんなことはどうでもいいくらいとにかく面白い。とにかくよい。
大好きなジョン・ドールをみれたのもよい。

ザ・マミー/呪われた砂漠の王女(2017年製作の映画)

4.0

皮肉が効いていてよいw
エジプトの宝物を大量に「盗んだ」イギリス(ロンドン)をかつてのエジプトが破壊するという構図。
この物語で繰り返される「泥棒」という言葉もそことの関係で見るべきだろうか。
しかし
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ヒッチコックのゆすり(1929年製作の映画)

5.0

よい。
口笛の使い方が特によく、自室の画家、殺害現場の刑事、ゆすり中の悪者だけが口で音楽を奏でる。
また「手」の形象や「ナイフ」という言葉が誇張される演出も、シンプルながら迫力があってよい。
ほんの火
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インセプション(2010年製作の映画)

4.0

映画全体を貫く、落下の容易さと上昇の困難というのが面白く(夢からの「上昇」にさえ「落下」を必要とするほど)、その意味でコブの妻が自殺の手段として選んだのが「飛び降り」だったのも当然なのだろう。
しかし
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オーシャンズ8(2017年製作の映画)

5.0

とても良い。随所にご都合主義が見られるが、そこがまた素晴らしく、というのもその都合の良さが「パワー」や「テクニック」ではなく、「口の達者さ」とともに立ち上がってくるから。今どきこんな言い方をするのはよ>>続きを読む

フライト・ゲーム(2014年製作の映画)

2.0

メールの送信者を探すシーンを除いて、全然ダメだと思う。
気の短いハードボイルド風のおっさんが頑張っているだけで、映画全体を通してほとんど何も解決をみない。
最後、女の子にリボンをあげていたらそれなりに
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サマリタン(2022年製作の映画)

5.0

この映画の肝は、善と悪との対照ではなく、マッチョと母親とのそれだろう。母は決して子供を守ってやれないが、マッチョにはそれができる、というのが最終盤にて痛いほど強調される。圧倒的父性。結構名作だと思う。

ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション(2015年製作の映画)

5.0

このシリーズで一番好き。
本当にインポッシブルなのは超高難度なスパイ作戦ではなく、女性関係だということが一番はっきりと提示されている作品とみえる(さもなくば、毎度毎度ミッションに成功しておきながら『ミ
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ホーム・アローン3(1997年製作の映画)

5.0

『ホーム・アローン』はこれから入った生粋の異端なのだが、とても印象深い一本。

ホーム・アローン(1990年製作の映画)

5.0

もちろん、「クリスマスに家に一人きりでいる子供」というのは(向こうの常識に照らせば)悲しいものであるわけだが、「クリスマスに泥棒を企てるおっさん二人」というのも十分におかしく、また悲哀を誘うものであり>>続きを読む

X-メン(2000年製作の映画)

2.5

政治的弱者として表象された「ミュータント」たちは、しかし純粋な格闘能力で言えば人類を遥かに凌駕している、という構図はどうなんだろうか(もっとも、人類対ミュータントという単純な構図に終始しているわけでは>>続きを読む

マスク2(2005年製作の映画)

4.0

もちろん駄作なんだろうが、この映画の主人公はジム・キャリーなんかではなくて、あくまで「マスク」なんだということがヒシヒシと伝わってきて良い。ロキの顔面がペロンと捲れるところがよい。