とても共感したので大好きな映画のひとつ。
どうせならフランス文学かぶれの青年を主人公にして、プルーストやジッドに会ったり、コレットと恋に落ちたり、なんてのをみたかったけれど、舞台となった時代が時代だけ>>続きを読む
キューブリック大好きだし、セットもおしゃれで、まぁ全体としてとてもいい映画なんだけれど、超個人的な感想としては、いろいろ妄想を逞しくしながら原作を読んでいた中坊時代の方が幸せだったなぁ、と思う。
誰かも言っていたが、この映画によってバットマン―ジョーカーの主客転倒がなされた、というのがとても面白い点だと思う。バットマンそのものをジョーカーの妄想の産物として捉える、というのは、(バットマンシリー>>続きを読む
全編、セリフが歌で構成されたミュージカル映画?だったが、難なく最後までみられた。
人によって意見は異なるだろうが、明確な悪人はいないように思える。しかし、それゆえに、「戦争」の醜悪さが際立つ。武器すら>>続きを読む
ホラー映画的な怖さでもなく、かといって暴力的な怖さでもない、我々が普段、日常的に他人に対してふと感じる「なんか嫌なひとだな」とか「なんか怖いな」というような感覚を凝縮して注射されたような気分。滅茶苦茶>>続きを読む
『ジョーカー』を面白くみた人はこちらも楽しめる、とのことで鑑賞。正直言って、(比較するのもどうかとは思うが)こちらの方が面白かったし、スリリングだった。
スクリーン/テレビ画面の前の我々も、いつでも「>>続きを読む
ゴダールの中では一番好き。
「女は女である」、だったら負けじと「男は男である」、とは容易にいかないところが面白い。
『気狂いピエロ』のアンナ・カリーナは別にかわいいとは思わなかった(何様のつもり?)が>>続きを読む
『最後の晩餐』について、面白い解釈に触れられた。
美術的なところに興味があるなら、(トンデモ理論が多いとされているみたいだから、研究者とかではない限り)楽しめるはず。
ただ、サスペンスものとしてはイマ>>続きを読む
「がんばれー」と応援しているうちに映画が終わってしまった。
アクション映画としても宗教映画としても、(個人的には)なんだか物足りない。
初めから最後まで、「どこかでみたことあるなぁ」というシーンばかりでその点は楽しめなかった(尤も、実体験とのことで、本人はとてもつらかっただろう。。。)
ただ、子役三人の演技がすごいし、何よりかわいかっ>>続きを読む
ホーキングの「宇宙」研究、そして何より「時間」研究(この言い方は誤解を招くかもしれないが)が、彼の研究生活を物語るだけではなくて、彼とジェーンの恋愛の補助線として理論的に絡み合ってくるところがすごい。>>続きを読む
ハンフリー・ボガートが所々アルベール・カミュにみえて笑ってしまった。
それはそうと、この映画、友情映画、恋愛映画として名作には間違いないんだろうが(実際面白かった)、日本的なラブストーリーとは全く異な>>続きを読む
恋愛映画をみてキュンキュンするような奴を心の底から軽蔑していたが、心の底からキュンキュンしてしまった。
クリスタルレイクで若者の殺害を繰り返すのがジェイソン君の「母親」だった、というのにとても納得した。
息子が死んだ場所で、つまり、息子の命が絶えた場所で、ある種、命の模擬再生産行為としてのおままごとのよ>>続きを読む
めちゃくちゃ面白かった。
こういうのをみると、「海外のホラーは驚かしてくるだけで、日本のホラー映画みたいな心理的恐怖は無くてー云々」といった言説がばかばかしく映る。「サイコ(心理)」スリラーとして、個>>続きを読む
引っ張っていってはくれない映画。それぞれのシーンに何か意味があるのかを問い続け、裏切られ続ける一時間半。。。引き込まれたけれど、プロットの単純さとは裏腹に難しすぎた。『フォーエヴァー・モーツァルト』よ>>続きを読む