aruka0263さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

aruka0263

aruka0263

映画(595)
ドラマ(33)
アニメ(0)
  • List view
  • Grid view

ウォールフラワー(2012年製作の映画)

4.2

再鑑賞。改めてレビュー。

爽やかで優くて繊細な青春映画。重たい何かを伝えようとしている作家性の強い作品だったり、説明的な作品ではない。とても爽やかにそして繊細に描かれている。

チャーリーとパトリッ
>>続きを読む

ビトウィーン・トゥ・ファーンズ: ザ・ムービー(2019年製作の映画)

3.8

観るだけ観てレビューし忘れていたので今更ながらレビュー。

実在するザック・ガリフィアナキスのネット番組Between the Two Ferns の映画版と言ったところ。2つのシダの間ってどういう意
>>続きを読む

タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.0

いつだったか忘れたけど鑑賞したタクシードライバー。

個人的にオープニングのサックスのソロがとても素敵で印象的だった。

この作品は形容し難い凄みがある。孤独な1人の男。何かを成し遂げようとする。70
>>続きを読む

クール・ランニング(1993年製作の映画)

3.9

やっと観れましたクールランニング

雪の降らないジャマイカに住む短距離選手たちが夏季オリンピックの出場を逃し、ひょんなことから冬季オリンピックを目指してボブスレーに出場する話。

ストーリーは王道。王
>>続きを読む

ハッピー・デス・デイ 2U(2019年製作の映画)

3.3

一作目は主人公が繰り返されるループの中で犯人を突き詰め、ループを抜け出すという筋書きだったけど、今作は簡単に言ってしまえば、数式を暗記し、ループを作り出した原因である機械を起動させるために次のループに>>続きを読む

ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

3.7

主人公が謎のマスクの殺人鬼に殺されるというループを抜けるために奮闘しそのループの中で成長をする映画。

ジャンルはホラーになっているけどホラー要素はない。何度も何度も殺人鬼に殺されるループの中で犯人を
>>続きを読む

オール・アバウト・マイ・マザー(1999年製作の映画)

4.4

力強い映画だった。

赤の印象が強かった。どこで映像を切り取っても赤がどこかに出てきた。

どちらかと言えば暗い内容の話なのに映像の強い色彩と登場人物が壁をバックに映るような構図で物語が象徴的に明るく
>>続きを読む

イカとクジラ(2005年製作の映画)

4.0

ノア・バームバックの作品に登場する人物は皆どこか内面に問題を抱えているんだけれども、どこか憎めない。この作品もそうで、内面に問題を抱えた人たちがたくさん出てくるんだけど、どこか憎めないから色々と考えさ>>続きを読む

牯嶺街少年殺人事件(1991年製作の映画)

4.1

ついに鑑賞しました。長かった。236分です。ほとんど4時間という長さ。とにかく長いです。あと、それぞれの呼称が整理しきれなくなり顔と名前が一致しない。2時間くらい見たところでやっと一致しました。光が暗>>続きを読む

フランシス・ハ(2012年製作の映画)

4.1

最近モノクロの映画ばかり観ている気がする。音楽がお洒落。そしてサクラメントの街並みが好きすぎる。

周りはどんどん成功しているのに、自分はダンスの実習生のまま。そんな状況に自分はどうあるべきなのか葛藤
>>続きを読む

お熱いのがお好き(1959年製作の映画)

4.4

コメディーであり、ロマンス。

ビリーワイルダーの作品はハズレない。マフィアに追われ、女装して楽団に入る2人。何気に似合っているというか、女性に見えた。そのシチュエーションが最高に面白い。そして登場す
>>続きを読む

彼女と僕のいた場所(1995年製作の映画)

3.9

安いラブコメみたいな邦題だけどノアバームバックの処女作。

大学を卒業して社会に出る途中の若者たちを描いている。大人になりきれない若者たち。悶々とした会話が本当にリアル。最初見始めた時は何だこいつらっ
>>続きを読む

Vフォー・ヴェンデッタ(2005年製作の映画)

3.7

友達の女の子にオススメの映画ある?って聞いたら貸してくれたのがこの作品とキューブリックのEyes Wide Shutだった。Eyes Wide Shutだけ観終わってこの作品だけ観ずに一年近く経ってか>>続きを読む

ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

4.8

モノクロの映画は古臭い印象を与えるものだとばかり思っていた。モノクロ映画だからこそ差し込む光と影が印象深く表現できるのだと感じた。撮影の構図が素晴らしかった。モノクロのはずなのにカラーの映画を観ている>>続きを読む

情婦(1957年製作の映画)

4.5

一人一人のキャラ設定が秀逸ですね。好青年で陽気なヴォール。冷たい雰囲気を漂わすクリスチーネ。そして何よりもぽっちゃりでお茶目でチャーミングなウィルフリッド卿。そしてお節介だけど憎めない付き添い看護師の>>続きを読む

鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)

4.2

鑑賞記録漏れ。素敵なラブロマンスだな〜って思いながら観ていたら最後のどんでん返しにはやられた。

何だろう、ラブロマンスでもありサスペンスでもある様な。最後の展開が無かったらとっても良いラブロマンスだ
>>続きを読む

ライフ・イズ・ビューティフル(1997年製作の映画)

5.0

前半はドーラに恋したグイドの物語。
コミカルさに笑いが止まらなかった。そしてロマンチック。帽子のくだりは本当に面白い。空から鍵が降ってくるのも笑った。そして机の下での2人は本当に愛らしかった。

後半
>>続きを読む

ライフ・アクアティック(2004年製作の映画)

3.7

3人が手を合わせてホーってやるシーンがめっちゃ好きです。ウェスアンダーソンって感じの作品です。そりゃあウェスアンダーソンが作った作品なんだから当たり前ですが…(笑)

水色の制服に赤いニット帽。可愛い
>>続きを読む

ダージリン急行(2007年製作の映画)

3.8

インド+ウェスアンダーソン

Grand Budapest Hotel はピンクがテーマだったけどDarjeeling Limitedは黄色!
ウェスアンダーソンらしい色使いだったりセットだったりが本
>>続きを読む

ネオン・デーモン(2016年製作の映画)

3.2

シネマトグラフィーさで言ったら満点のこの映画ですが内容については観念的で象徴的なシーンだったり台詞が多すぎて内容が掴めない。ストーリーに関しては難しくはないので芸術的に着色して難しく組み立てたという感>>続きを読む

20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

3.8

一つ一つのセリフが心に響く感じ。
ティーンの葛藤だったりその周りにいる人たちの葛藤。ジェイミーを育てるシングルマザーのドロシアの葛藤。様々なしがらみを率直に描いている。女性は強いなとつくづく思った。ジ
>>続きを読む

ミッドサマー ディレクターズカット版(2019年製作の映画)

4.0

通常版を観てからの鑑賞です。
率直な感想は通常版のレビューを観てください。

またヘルガの村に戻ってきてしまった。そんな感覚でした。

2度目でも、やはり最後のシーンの開放感、爽快さは健在でした。
>>続きを読む

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.5

デヴォンシャー連隊の元へ着いて前線にいるマッケンジー大佐まで野原を駆け抜けるシーンは見ものです。疲弊し切っているのに、気力と使命を持って走る。そんな姿に涙が溢れそうになります。中尉に弟のことを伝えるシ>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.2

やっと観賞できたのでレビュー。

話の内容はご存知だと思うので割愛。

散りばめられたメタファーや対比、撮影の構図が素晴らしい。観終わったあとに意識してみると、沢山あることに気がつきます。

階段を写
>>続きを読む

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

3.7

9.11による父の死をいつしか受け入れ、父が残した鍵の持ち主を探す為に旅を始めるオスカー。

旅先で出逢った沢山のブラックさんたち、間借り人だったりいろんな人が登場する。一人一人の登場人物にそれぞれの
>>続きを読む

レディ・バード(2017年製作の映画)

3.8

主人公のレディーバードを取り巻くティーンエイジャーらしい、家族に対して、友人、そして自分の将来に対しての葛藤。
母親との確執。ラストには涙してしまう。

自分が置かれている状況に嫌気が差してしまって、
>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.2

怖い幽霊だとか、殺人鬼だとか、そう言う恐怖ではなくて、土着信仰によるカルト的な恐怖。この怖さは観ないと分からない。
大体のホラー映画は夜に展開されるはずなのに、昼間に展開される。白夜。明るい。

悍し
>>続きを読む

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.5

第二次世界大戦時のドイツが舞台。
ユーゲントとして活動するジョジョ。反ナチス運動を行う母のロージー。屋根裏に匿ってもらい暮らしているエルサ。

悲壮的な戦争映画とは違ってシニカルでコメディーな戦争映画
>>続きを読む

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

3.6

バードマンいうヒーロー映画で一世を風靡した男が、自ら脚色・演出・主演でブロードウェイの舞台に臨み、その葛藤を描いた作品です。
ドラムロールが心地よいですね。

作品における解釈は様々に分かれる作品だと
>>続きを読む

ドリーマーズ(2003年製作の映画)

4.3

ジミ・ヘンドリックスのThird Stone from the Sunで始まるこの映画。

儚さ、退廃さを幻想的に描いた作品。
特にルーブル美術館の中を駆け抜けるシーンはとても印象的。フランス映画に対
>>続きを読む

マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.2

こういう気兼ねなく見れてかつ率直に面白い映画って本当に少ない。
だからこそ凄い作品だと思う。

ベンの存在が会社の一人一人を幸せにしていく。素敵な存在。

終盤になるにつれて高まっていくベンとジュール
>>続きを読む

マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.7

お互いにどこか行き違ってしまい、離婚へと向かう夫婦を描いています。

冒頭のお互いの好きなところを言うシーンは、互いに相手を深く知り、愛していないと分からない内容でした。だからこそ二人が言い争うシーン
>>続きを読む

her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

4.0

AIと恋愛?って思ってたのに、観てるうちに知性的でユーモアがあって、完璧すぎるサマンサに恋しちゃいそうでした。

とにかくスカーレットヨハンソンの声が色っぽい。2人でmoon songを歌うシーンがと
>>続きを読む

マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

4.2

兄が死んでしまってからが淡々と描かれている。便利屋として働いてたリーが故郷に戻って、パトリックとの生活を始める。

人には見えない傷だったり、暗い過去だったり、そういうものが沢山あって、でも生きて行か
>>続きを読む

エバン・オールマイティ(2007年製作の映画)

3.4

軽めの作品なので気軽に見れるので、重たい映画見た後なんかに観るのがオススメ。

軽い作品なのに、内容はとても面白いので楽しく見れちゃうかなと。

モーガンフリーマンが演じる神似合ってますね。ほっこり楽
>>続きを読む

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

3.6

とても優しい気持ちになれる作品。オギーが成長するだけではなくて、オギーとの交流を通して、家族だったり友人だったりが一緒に成長する。この描かれ方が良かった。特にミランダの回想シーンが良かった。お気に入り>>続きを読む