あさださんの映画レビュー・感想・評価

あさだ

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凪待ち(2019年製作の映画)

5.0

filmarks試写会にて鑑賞。
香取慎吾主演、白石和彌監督作品。
とても優しい映画だと感じた。
香取慎吾演じる主人公の周りで起こる、悲劇的な出来事や裏切り。
そのなかで消失してしまったものがある。
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運び屋(2018年製作の映画)

5.0

90歳の老人が運び屋をする話で、88歳の俳優が主演し監督した作品。
個人的にここ10年のイーストウッド作品は常にオールタイムベスト級なんですが、またまたまたまた本作で更新されました。

男としての滑稽
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.5

60年代初頭のアメリカを舞台にしたロードムービー。
バディものロードムービーの教科書みたいな映画でした。
2人の空気感と同調するように、劇場も尻上がりに暖かい雰囲気の中で鑑賞でき、良かった。
クリスマ
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

4.5

動物大好きヨルゴスランティモス版、大奥。
相変わらずの悪趣味全開コメディ。
だが相変わらず、そこが抜群に良い。
ほぼほぼ王宮内しか、映されないが、カメラワークのバリエーションで閉塞感を維持しつつ、一向
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ファースト・マン(2018年製作の映画)

4.5

アームストロングを描いた、デイミアンチャゼル最新作。
アームストロング演じるライアンゴズリング。
静かな熱量のこもった演技・演出は、ただ人類初の月面歩行した偉人としてではなく、仕事人・父親・夫の側面を
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愛しのアイリーン(2018年製作の映画)

5.0

もうこのままワールドイズマインとシガテラも作ってくれ、吉田恵輔。

たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

4.5

死を伝えるために十数年振りに実家に帰る息子とその家族の話
ほぼワンシチュエーション。
今作はグザヴィエドラン節炸裂の映像と音楽は少なめ(だからこそ、逃げ場となってキラキラしていた)
アップ多用の会話劇
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

2.0

合わなかった。
パート毎の解決方法が逆方向に一歩進んでる気がしちゃって入り込めなかった。
あんま普段は考えないんだけど、ラブホの話をあそこでするなよ。とか監督の性癖?と思っちゃうシーンとか。
嫌だった
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ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

5.0

強盗に入った家が退役軍人盲目老人だった話。
めちゃくちゃ面白かった!
とても丁寧な振りがこれでもかってくらい降りかかる。
登場人物のキャラもスマートに説明され、無駄な時間なんて一切なかった。
ずーっと
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何者(2016年製作の映画)

2.5

朝井リョウ原作。
自分の気持ちが入る隙間がなく、輪に入れないままラスト前まで鑑賞。
全編演劇と考えたりすれば、まだ見れるけど。
そもそも就活してるとき、こんな感じだったっけな?って違和感しかない。
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淵に立つ(2016年製作の映画)

5.0

家族の中に、ある男が入ってくる話。
傑作。
淵に立っているかどうかは、自分でも判断しづらいものなのだなと感じた。
いつまにか淵にいることがある。
だから、淵の前にある様々な境界線を見ることができる他者
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ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

5.0

イーストウッド凄すぎ。
世界仰天ニュース的にしようと思えば、いくらでもできるテーマ。
それを御涙頂戴演出にせず、淡々と進んでいく物語に涙が止まらなかった。
まさか映画見る前は電車に乗って帰るという毎日
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怒り(2016年製作の映画)

4.5

辛い。
鑑賞後、希望より絶望のが残る映画でした。
「信じる」という、人が人と生きていくなかで大切な部分が一瞬で台無しになってしまう怖さと悲しさ。
辛すぎる。
圧倒的な演技力で終始、心を握られる。
次回
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ナイスガイズ!(2016年製作の映画)

4.5

シェーンブラック久々のバディ物。
テレ東の午後ロードショーっぽい雰囲気の77年ロスを舞台にしたお話。
最高に楽しかった!
殴り屋のラッセルクロウ(きっと演技じゃない)と酔っ払い探偵のライアンゴズリング
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アメリカン・スリープオーバー(2010年製作の映画)

3.5

アメリカのティーンがスリープオーバーする一夜を描いたお話。
「イットフォローズ」の監督の前作。
この監督って、なんか違和感がある映画を作るよなーという感想。
不安になる違和感というか。
良い意味でだし
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ケンとカズ(2015年製作の映画)

5.0

千葉の田舎町でクスリ売りをするケンとカズのお話。
冒頭から殴られ、終始「息もできない」映画でした。
生々しい空気と強烈な顔面力。
「ディストラクションベイビーズ」とは、また違う生きていくための暴力の応
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日本で一番悪い奴ら(2016年製作の映画)

4.0

北海道警察の裏を描いた実話ベースの映画。
鑑賞後の第一声は、月曜日から真面目に働こう。でした。
やりすぎで笑えるシーンが主だが、絶妙なバランスで問題提起もしっかり。
1度上手くいくとその快感から抜け出
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FAKE(2016年製作の映画)

5.0

多種多様の"おもしろい"が詰まった映画。
この感情は忘れないように生活していきます。

ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

4.0

古谷実原作の映画化。
古谷実は一番好きな漫画家なので、製作が発表されたときは不安しかなかったです。
しかも森田剛かー!同じ名前なだけじゃねーか!って思って、すみません。森田剛。
良かったー。
話の中盤
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ディストラクション・ベイビーズ(2016年製作の映画)

4.5

真利子哲也の商業映画デビュー作。
終始ヒリヒリした展開。
とにかく痛い柳楽優弥ととにかくイタい菅田将暉を筆頭に、いまノリノリの若い役者が勢揃い。
今じゃないと撮れない熱量の高い映画。
ストーリーは新井
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海よりもまだ深く(2016年製作の映画)

5.0

是枝監督の最新作。
とても居心地の良い映画。
家の中にお邪魔して、家族の会話を盗み聞きしてるようで面白い。
自然体な画面。
そんな自然な言葉が耳に入ることで、頭で自分の過去の言葉・景色に変換され、ぐさ
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アイアムアヒーロー(2015年製作の映画)

3.5

アイアムアヒーローの実写化。
ZQN怖い。
鑑賞後、新宿の街に出るのが怖かった。
あまりゾンビ映画見ないけど、この気持ちになったのは初めて。
ただ、英雄のどうしようもねぇなー、この人。感がもうちょっと
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太陽(2016年製作の映画)

5.0

細菌により滅亡しかけた国に、抗体を持つノクスと抗体を持たないキュリオの話。
めちゃくちゃ面白かったです。
ノクスとキュリオの格差。
SFな設定だが、都市と村に置き換えることでしっくりきた。
都市と村を
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ロブスター(2015年製作の映画)

4.5

独身者は施設に入り、45日以内にパートナーを見つけなければ動物になってしまうという話。
ヘンテコ設定だけど、面白い!
松本人志のヴィジュアルバムみたいな空気感。
ギャグとシリアスは裏表だと痛感する。
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