mingさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

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完成された世界観だからか劇場を出た後の浮遊感が凄かった

フレンチディスパッチしか見た事なかったし、よく言われるウェスアンダーソンを凝縮した様なパッケージだから自分の映画では無いんだろうなと思いながら
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

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戻れないから愛おしく思うのか
あの頃の好奇心も情熱も
人も場所も同じ様に年を重ねて変わっているのに何かを求めてその場所に帰りたくなってしまう

歳を重ねたから出会えた事がある感じられるものがある、今も
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レディ・バード(2017年製作の映画)

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思春期の頃には気づけなかった多くの愛情と幸せが詰まってる

ファルコン・レイク(2022年製作の映画)

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Boy meets girl

一線を超えない絶妙なラインを保ちながら進んでいく、この絶妙さが絶妙すぎた

男の子の年齢に伴う性への関心は雑なものだと思ってたけど、そうだよなもっと繊細だよなと、

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海辺のポーリーヌ(1983年製作の映画)

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人間関係の煩わしさ最高潮に出てて終始イライラしてたけど、この煩わしさも永遠と解のない議題を話続けるのも、そうやって惹かれていくのも人間くさくて最高だし、こういった感情を共有できる点において人間は変わら>>続きを読む

ハッピー・オールド・イヤー(2019年製作の映画)

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ラストカットの破壊力

断捨離を軸にしたヒューマンドラマ
捨てることで得られるもの
捨てることで失うもの

断捨離によって生まれる新たな巡り合わせ的なものを目的に見てしまっていたから、あ、こっち側を描
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殺さない彼と死なない彼女(2019年製作の映画)

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最近映画見る心の余裕がなかった中、
バイト先の子に勧められた1本

リハビリにちょうど良いゆるさと繊細さ
映画って本当にタイミング

怪物(2023年製作の映画)

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タイトル、宣伝文句、予告
全てにまんまとやられて、先入観をもって見事に打ちのめされた

[怪物]をずっと探し続けた
けど、怪物だと思った人の行動は自分の思考回路でも容易に起こりうるものだった
怪物は絶
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世界の終わりから(2023年製作の映画)

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自分の中にある揺らぎを物語だといって美化せずにそのまま選択してくれたことが救いだった

この作品を必要としている人がいる、社会がある、そういう世界であってほしいと切に願う

何も前情報をいれずにそのま
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ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

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本当に本当に素敵だった

その人が普段考えていることを通してその人を知るって直接的な事ではないけど、多分その人のことを1番深く知れるような気がする

私だったらどんな質問をするかな、どんな風に答えるか
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PicNic(1996年製作の映画)

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強烈な1時間12分

塀は何を意味してあるのかってずっと考えてたけど答えが見つからなかった
なぜ降りられないのか、なぜそこまで固執するのか

この世界は私が生まれた日に誕生して
私が死ぬ日に滅亡する
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それでも私は生きていく(2022年製作の映画)

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まずはとにかくレアセドゥが美しい
ストーリーもちろん素晴らしいんだけどこれだけは本当にひたすら思った
なんて魅力的な人なんだろう


全て現在時制で進んでいく
だから起こったことに対して100%主人公
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冬の旅(1985年製作の映画)

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彼女の死体から始まりいかにして死んでいくかの話
本人からは何も語られず彼女と出会った人たちから語られながら進んでいく
けど、語られるのは死に至った理由ではなくどの様に出会ったか何をしたのか、どの様な人
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はちどり(2018年製作の映画)

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すごく良かった

思春期の心の揺れを過不足なく描いていて当時の心情が蘇ってきた

先生の表情とか声とか言葉とか優しさと寂しさが混在していてとても好き

作品全体の雰囲気が柔らかくもありどこか刹那を感じ
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聖地には蜘蛛が巣を張る(2022年製作の映画)

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見えているものが全てではない
自分が思っている事が正しいわけではない
もし、を想像して生きられる人でありたい

なんだろうこの生々しさ

サッドティー(2013年製作の映画)

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好きって何だろう

短編集を見てる感じ
それぞれの話は別個だけど繋がっていて、それぞれが好きな人はいるのに好きが何か分からない

相手の事を理解しているからなのか
相手の事を許しているからなのか
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ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディエルマン/ブリュッセル1080、コルメス3番街のジャンヌ・ディエルマン(1975年製作の映画)

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繰り返される日常
その中に専業主婦という大きな属性でありながらもある1人の女性として丁寧にじっくり描かれている

女性の口からは何も語られないけど決まった動作の中だからこそより感情が透けて見える

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