あさのさんの映画レビュー・感想・評価 - 39ページ目

あさの

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スノーデン(2016年製作の映画)

3.3

”心の声”に耳を傾け、それに従い行動する。
行動するという最後のスイッチの前に、やはり傾ける耳を持ち続けなければいけない。そして傾けるべき心の声に対して、正直でなければいけない。
『シチズンフォー』と
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オリ・マキの人生で最も幸せな日(2016年製作の映画)

4.0

大事な人の存在は、自分の目標を達成するための大きなエネルギーに変わる…というがそれは本当か?実際その人にゾッコン状態だと、何も手につかなくなってしまうなんてよくあること。

幸せは、実はそこらへんに転
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未来を花束にして(2015年製作の映画)

3.8

今、当たり前にあること(権利)は、様々な犠牲の上に成り立っている。今をもっと知るために、やはり歴史を知ることは大切だ。
この映画は、未来に向けても輝きを放つ。社会は、パッと一瞬じゃないけれど、変えられ
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たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

3.5

12年ぶりに帰郷する無口な主人公、若さゆえに何に対しても真っ直ぐに感情をぶつける妹、ひねくれた態度しか取れない兄、ついつい周りに合わせてしまうその妻、そしてなんとか”家族”を保とうとする母…。家族とい>>続きを読む

エリザのために(2016年製作の映画)

3.8

濃厚なヒューマンストーリー。世の中の複雑さ、その中にもしっかりと存在する一人一人の繊細さ、社会背景は違えど、誰にも共感をえる映画だと思う。

海は燃えている イタリア最南端の小さな島(2016年製作の映画)

4.2

全く異次元で起きているような二つの現実、しかしそれは同じ島で同じ瞬間に起きている。二つの世界は微妙にかすりあいながらも交わらない。
「無関心」が作り出すこの歯がゆさ。積極的に伝えようとしない者がいけな
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アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場(2015年製作の映画)

3.5

これが現実。最初も、途中のプロセスも、最後も、そのメッセージが一環しているように思えた。

テクノロジーで戦争もあたかも犠牲が最小限におさえられてるというが、やはり皆、傷がつき、憎しみや悲しみを生み出
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こころに剣士を(2015年製作の映画)

3.5

ストーリーラインがシンプルで、オーソドックスだけど良かった。もう少しキャラクター描写をしっかり描けば、もっと良くなったと思う。

ヒトラーの忘れもの(2015年製作の映画)

4.0

人が人である理由、それはどんな状況でも時間をともに過ごすことで他人に情が沸くことだと思う。単なる戦争の悲惨さを描くだけでない、極上のヒューマニズムを訴えた力強い作品です。

エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に(2015年製作の映画)

3.5

人生をわかったようでまったく理解していない青春時代。その葛藤を過度にドラマチックにせずに書き上げた。この点でやっぱりリンクレーターは天才。

PK(2014年製作の映画)

4.0

特に現在、センシティブなテーマを、ユーモアと愛情をこめて作り上げた作品。ドラマ性、エンターテイメント性そしてメッセージ性がうまくバランスが取れ、長いの全く飽きない良作。ほとんどみんながなるほど思うので>>続きを読む

手紙は憶えている(2015年製作の映画)

3.8

ストーリーも、編集も、謎解き感も、終わり方もすごくまとまっていた印象。歴史の話が絡んでくるかと思いきや、テーマの根幹は、人間の本質です。メメント的な現在と記憶の関係性についても描いてますが、この作品は>>続きを読む