「The witch」「新しき世界」のパク・フンジョン監督最新作。
劇場公開かなわずNetflix配信になった残忍描写てんこ盛りの王道韓国ノワール。
時が止まったかのように美しい済州島の背景に心を救わ>>続きを読む
80年代のアーカンソーに移り住んだ韓国移民一家の物語。
監督自身が移民2世で半自叙伝的な作品と聞き、きめ細かなシチュエーションにおけるリアリティに納得しました。
お父さん、お母さん、明るく母親思いの>>続きを読む
新築パーティーでのひと時を描いたワンシチュエーション・コメディ。
元ネタは18か国でリメイクされたイタリア映画「おとなの事情」。
日本版も公開されましたが、こちらは韓国版です。
見終わったあとにイタリ>>続きを読む
表彰されて昇進間近、部下からの信頼も厚い有能な刑事が、突発的に人を殺してしまう。誰にも見られていないことを確認してその場を離れるが、次の日、殺した男の死体がクレーンに吊るされ発見されて…。
「ベテラ>>続きを読む
実話を元にした“Google先生は世界を救う”という人間ドラマ。
泣ける泣けると煽られて期待しすぎてしまったかなぁ。
養子先のお兄ちゃんの役も実在する人物をモチーフにしているのかが気になってしまった>>続きを読む
痛快活劇とはこのことか!!と、大興奮で見終えました。
絶対、あんな街中で…ありえないじゃん!ってツッコミたかったけど、なにがOKでなにが間違っているのか、その基準がわからなくなるほど突き抜けたドッグフ>>続きを読む
コロナで劇場公開をあきらめ、Netflixで全世界同時配信開始となった韓国発SFムービー。制作費はハリウッドの10分の1ぐらいですが、人間以外のクリーチャーやビークルの完成度はイイ線いってる!劇場で見>>続きを読む
人生って、でこぼこしているほうがきっとおもしろい。
三上という男の、そのでこぼこさが愛おしくて、やりきれなくて切なかった。
役所広司演じる三上は、冒頭の描写を見るかぎり、近所にいたら絶対に関わりたく>>続きを読む
絵具を混ぜ合わせ、一筆一筆キャンバスにのせる。
油絵はこのひとつの作業のくりかえしだ。一度のせた絵具は、基本的には取り除けない。幾重にも絵具を重ねることで表現する芸術。
この映画は、モデルと画家ふたり>>続きを読む
日本版『JOKER』のような趣き。
あまりにも緻密に計算された脚本に引き込まれ、普段はそこまで気にならない「編集」の力をまざまざと思い知らされた。隙がなさすぎてかわいくないので、好き嫌いは分かれそうだ>>続きを読む
驚くほど純粋に、正しい恋愛映画だった。
嫉妬をして嫌なことをいった自分がまた苦しいとか、伝えたいことの真逆をいってしまったりだとか。ライバルに歯を剥いたり、小さなことで心臓が跳ね上がるほど嬉しくて泣い>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
英題「All the Things We Never Said 」 =わたしたちがいわなかったこと
まさにその名の通りの作品だった。主人公:厚久(仲野太賀)は妻や娘をたいせつに思っていることを言葉に>>続きを読む
Netflixでザワ。
シリーズ完結ということでなんだかんだ全作見てしまいました。
ストーリーはどの作品もあってないようなものだったけれど(それがハイロー味だからいいのです)。
ジャニーズ以外芸能界の>>続きを読む
ハリウッドはLGBTQ路線が流行中ですが、こちらは2015年の韓国映画。
幼いころから女性になりたいと願う主人公は、どうせ女性になれないのならと究極に“男”を磨き上げ、いきついた先がヤクザを相手に立>>続きを読む
4年付き合って倦怠期を迎えているカップルが、ふとしたきっかけで殺人犯に仕立てられ逃亡する物語。
このカップルを演じるのがパキスタン系アメリカ人のクメイル・ナンジアニ(マーベルの新作「エターナルズ」に出>>続きを読む
公開直後からTwitterを賑わせていたのは知っていて、配信がはじまったので鑑賞。
”登場人物ほぼみんなウツ”みたいな設定がもう全然ムリだった。
一見、ストレートに言葉をぶつけあっているように見える>>続きを読む
昼間に見に行っていたら、帰りに絶対パンケーキ食べにいってたー
かなり前からジェンダーフリーは映画業界ではトレンドとなっているけれど、決して大げさに問題提起をせずに、笑いと涙で純粋にエンタメ作品として>>続きを読む
オスカーにノミネートされなくてぶち切れしてたっぽいグレタ・ガーウィグ。わかるわ、ここまでやってダメならあとどうすればいいのってぐらい気合が入った作品だったもの。
しかしね、最初から最後まで全力疾走す>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
食材にゆっくりと温度を加えていく低温調理のような映画だった。
食べてみるまで素材のポテンシャルの高さに気づけない。
後半のある出来事以外は、14歳少女の生活のなかで起きる些細な事象が積み重なってい>>続きを読む
ラブストーリーがとことん苦手な自分。
でも久しぶりにラブみがほしいわぁとなり映画友だちにコンタクトをとったところご紹介いただいたので鑑賞しました。
驚くほど好みの作品だったー。
公開当時なぜもっとプッ>>続きを読む
俳優が脚本・監督を手掛けた作品はいくつもあるけれど、長編第1作にしてとんでもない規模の作品に仕上がっていた。シアンが強く陰影のくっきりとした日本の風景が本当に美しくて、ドイルの視線をそのまま見せてもら>>続きを読む
最新作「ラストレター」の前に、源から復習しようじゃないかと。
雪原の中へと一気に気持ちをもっていかれてしまった冒頭の長回しシーン。
ため息しか出ません…。
最近はよくドローン映像が使われているのを見>>続きを読む
兄妹間の遺産相続の話をきっかけに、それぞれが抱えている問題が浮かび上がってくる群像劇。
実家を出てから全く省みなかった結果、自分の両親の身に何が起きたかわからないまま兄妹たちは10年という歳月を過ごし>>続きを読む
おっっもしろかったな〜。こんなに充実した160分は久しぶりでした。
なんと言っても俺たちのディカプリオ!!俺たちのブラピ!!!!
最高にクールでマヌケで暑苦しくて涙が出ました。
個人的にはブラピの脂>>続きを読む
全編吹替なしで歌ったタロン・エガートンの美声っぷりには賞賛を贈りたいのだけど、ストーリーがいかんせん凡庸すぎた。
もう何度も擦り倒したスーパースターの苦悩や挫折からの復活という展開には何一つ新鮮>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
見てからだいぶ時間がたって冷静になったので感想などを。
じぶんはもう全然好きじゃなかったです。
というか「この表現はこういう意味で…」とか「あれはこういうメタファーで」とか、深読みさせることを意図>>続きを読む
時代は変わり、古いものは淘汰されていく。おもちゃの世界も同じ。必要とされなくなった自身の行く末を思い、新たな道を模索する…。
人生ならぬ“トイ生”を描くシリーズは、今作で大きく方向性を変えた。
今>>続きを読む
監督のこういうシーンが撮りたい!と思っていたであろう、すごく力の入ったシーンとそうでないシーンの幅がありすぎて、分断された印象が残る。
役者頼みの力技でねじ伏せているシーンが多く、脚本もなかなかに共>>続きを読む
大体、いつの時代も何かというと“男女の友情は成り立つのか”問題が横行しすぎではないか!と常々自分は思っていたのだけれど…
正直この映画を見て倫理観が揺らいだことは白状しよう。
だってこれは防ぎようがな>>続きを読む
点数つけません。
冷静に見たつもりでも、どうしても偏った感想になるので。
山崎努さんのリアリティには驚かされました。2年経過ごとの服装や髪型のビジュアル面から、認知の進行具合を表現する細かいニ>>続きを読む
劇場公開されるまで、きっと想像できないほどの涙が流れたであろうことを思うと、ただただよかったなということと、ここへ来ての再上映のタイミングなど映画の神さまに見守られている作品ではないかと感じてしまう>>続きを読む
今さらレビューも…と思ったけど記録用。
普段からラブストーリーは好んで見ないので、今泉監督が恋愛映画の旗手と呼ばれてることを知らなかったし、作品も初めて見ました。
結論から言うとキャッチコ>>続きを読む
いまの日本で暮らす10代の子どもたちは、この小さな革命についてどう感じるのだろうか。
勉強をしたい、恋をしたい、
家族と一緒にいたい。
そのどれもが当たり前にできる機会を奪われた東ドイツの高>>続きを読む
激動の1970年代中国を背景に、社会情勢の変わり目の中で青春を謳歌する若者たちの生を切り取った青春群像ドラマ。
ひとつ屋根の下、共同生活をしながら軍を鼓舞するための歌や踊りを鍛錬する10代の男>>続きを読む
見終わった後、これは…!?
うーむと少し悩んだ。
日が経つに連れて、やはり、ものすごい作品なのでは!! と一人興奮した自分です。
どうでもいい話をしてすみません。
ただ、これは言いたいです。
傑作です>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
自分の年齢もあるかもしれないけれど…哲郎、光、どちらにも感情移入が出来てしまい、終始苦しくて仕方がなかった。
死ぬこともできず、知らない土地でゆっくりと時間をかけて自分を取り戻していきたかった光を、哲>>続きを読む