ホラー仕立てなのはいいが、SEがうるさすぎて単に心臓によろしくなかった。
老齢の監督が出してくる例に洩れず「作風の成れの果て」というか。エンターテインメント性があんまりないのでけっこう眠かったが、80のクローネンバーグがこういうものを出してきたんだから受け入れようって感じ。
小説版の印象はあまりよくなかったけど、映画になると段違いだった。この手の作品特有の黒髪ロングのイヤな女がけっこう好き。横山克の音楽は相変わらずズルい。
突っ込みどころもそこそこあるが、「僕を太らせる?」「そうだね」のやりとりが最高に美しかったので許す。
ちょっと酔う感じの映像だったので、何度か意識が飛んだ。どのみち筋を追いきれたかよくわからない。
途中までいくらなんでもゴチャゴチャしすぎだ。中盤からは面白かった。
時系列がやけに複雑だし、感情もバラバラで、最終的には狂気。やはりカースト問題はエンターテインメントに落とし込むには重すぎるということなのか。
たまたま休みだったので朝から観てきた。鎧塚と久石のムビチケ買った身としては、2人の出番が多めで大変よかった。というか久石かわいすぎか。話自体は身につまされる感じで、演ってるうちは自分達が一番上手いつも>>続きを読む