いどさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

3.8

「今の社会をとりまく、システムっていうものが、人間の本来あるべき姿に逆らっているのさ。」 by ボブマーリー

軽蔑 60周年4Kレストア版(1963年製作の映画)

4.2

レストア盤だからかわからないけど、とにかく映像が綺麗だった。カメラワークはさることながら地中海の素晴らしいこと。執拗に繰り返される音楽もグッド。
蛙化現象なんて言葉が日本で流行る60年も前の異国の映画
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

基本的に一人称視点しか存在しない上に、ボー自身の病気や薬のせいでなかなか理解するのが困難な箇所が多かった。とは言え中盤の劇調の物語や終盤の家に帰ってからの描写でなんとなくは理解できた。M.W.の業績を>>続きを読む

晩春(1949年製作の映画)

4.2

能、京都、最後のりんご。
何かを表したい時、派手なセリフや表現は必ずしも必要ではない。

麦秋(1951年製作の映画)

4.1

コメディの塩梅が素敵。
一つ一つの描写と全体のつながりはさすがだなと。

不思議惑星キン・ザ・ザ(1986年製作の映画)

4.1

2回目の視聴。
抑圧された状況下での表現というのはかくも素晴らしくなる。もちろんそんな事は平和な状況下の自分が何を言ってるんだという話になるが。
クー!

父ありき(1942年製作の映画)

4.2

展開は早い上に直接的な描写はあまりないにも関わらず、内容がスッと入ってくるのは素晴らしい。

全てのカットが美しかった。リマスター版で見てみたいな。

蒸気船ウィリー(1928年製作の映画)

3.7

初めてみたがミッキーが笑ってしまうぐらいふてぶてしかった

コロンバス(2017年製作の映画)

3.8

言われてみれば確かに小津安二郎の影響があるんだろうなという画だった。ただそれ抜きでずっと美しい画だなと思っていた。
大体こういう話の田舎ってもっと田舎っぽいんだけど、街並みはすごく綺麗でそこのギャップ
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枯れ葉(2023年製作の映画)

3.8

北欧ってやっぱりどんよりしてるのかな。暗いところの酔っぱらいって、なんか悲惨。

映画としては細かいところの描写とかが素晴らしかった。皿をゴミ箱に捨てるとことか特に印象的だった。
ただ題材的にあまり感
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.1

Perfect Dayではなく、Perfect Days。
ストーリーも音楽も最高でした。

この2020年代においてスマホも持たず、日々起きて仕事して飲んで本を読んで寝る。これって人生の一つの理想系
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場所はいつも旅先だった(2021年製作の映画)

3.6

確かに言われてみれば早朝と深夜に焦点を当てた旅のドキュメンタリーって少ないかもしれない。
一般的な旅ではなく、その土地の日常に溶け込むことが目的の旅は自分も目指していたところなので起伏はないんだけどワ
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.7

頭空っぽにしてみられるコメディ。アメリカってこういうの得意だよな。
でも節々にマリオ作品へのリスペクトが感じられてグッド。意外と原作リメイクの映画でこんなふうにクオリティとリスペクトを両立してる映画っ
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.6

ここまでではないけど、こういう男性も女性もいるよな。まあでも人間関係って大なり小なり偏愛的になりがちで、意図的にはないにせよそれを笠に着て振る舞うってよくある事だけどあまり見たくない現実ではある。>>続きを読む

パーマネント野ばら(2010年製作の映画)

3.6

なんとなく抱えてた違和感がラスト5分で解消される感じが良い。
ホラーといえばホラーなのだが、ガサツだが良い意味でも悪い意味でも閉鎖的な田舎の描写が良かった。

RRR(2022年製作の映画)

-

ヒンドゥー至上主義を刺激される最高の映画でした

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.0

良くも悪くもアカデミーとりそうな映画。
凄くいい映画だったし、悪い点は特に見当たらないんだけど最大公約数的な感じがしちゃうのは個人的な趣味に合わないだけかな。ただ、この様な感想しか出てこない時点でもう
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ダイナソーJr./フリークシーン(2020年製作の映画)

3.7

まあドキュメンタリーとしては良くも悪くもなかったが、バンド自体が好きなので満足

できればもう少し爆音で聞きたかった...

レオン 完全版(1994年製作の映画)

4.2

久しぶりに見たがやはりゲイリーオールドマンのイカれっぷりに憧れる

シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.9

Qで安易に批判してしまってごめんなさい。

今作で全てのエヴァが終わったんだと思うと少し寂しさもありますが、エヴァンゲリオンという作品を世の中に出してくれてありがとうという気持ちでいっぱいです。

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.2

サブカル批判は痛快で気持ちがいいけど、現在文化資本に囲まれる生活を送る、ないしそれに夢見てる大学生にとったらキツすぎる。何となしのにわか感も突きつけられてしんどい。薄々は感じてるけど、あんな感じで社会>>続きを読む

男はつらいよ 寅次郎春の夢(1979年製作の映画)

-

内容的にはすごく面白いんだけど、今じゃちょっと放送できるか際どいな。
人種差別とか、ステレオタイプなレッテル貼りとか際どい。

でも悪意があるわけではないし、難しい。
そして粋がきいてて面白いんだよな
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羊飼いと風船(2019年製作の映画)

3.9

草原の映像がとにかく綺麗でした。
サウンドトラックも。

伝統と近代化の確執はよくあるテーマだけど、チベットの遊牧民族をテーマにした映画は初めて。
伝統文化を残して欲しいと外部の人間だから思うけど、実
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劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン(2020年製作の映画)

4.5

恥ずかしながら泣いてしまいました。

こう来るってわかってても、心に来てしまう。

移りゆく時代と人々、上手く描けてました。

聖なる犯罪者(2019年製作の映画)

3.9

主人公、トレインスポッティングのユアンマクレガーみたい

舞台はポーランドだけど、罪人と、キリスト教的な愛とって何となくトルストイというかロシア文学っぽい?

キリスト教徒かそうでないかで見方は全然違
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惑星ソラリス(1972年製作の映画)

4.3

ソビエトと言う抑圧された環境下で撮影された作品。素晴らしく綺麗な絵と圧倒的なカメラワーク、難解なストーリーにそれらを支えるサウンドトラック。全てが圧倒的な完成度。もはやここまで来ると、評価できないのは>>続きを読む

戦争と平和(1965年製作の映画)

-

2020/11/15
第一部 アンドレイ

全部込みですごい長い映画だが、原作に比べたらものすごいスピードで場面転換している。なので原作を読んで無いと中々追いつかないところはあるだろうと思いつつ、それ
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天井桟敷の人々(1945年製作の映画)

4.5

75年も残ってる映画に対して、クオリティが高いなんてわざわざ言うのも変な話だけど、やっぱりクオリティが高い。

一言一言が素晴らしい、演出もすごく豪華。

脚本が素晴らしすぎて、良い小説を読んだ気分が
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メイキング・オブ・モータウン(2019年製作の映画)

-

今この2020年のアメリカにおいて、ローリングストーン誌の選ぶ史上最も偉大なアルバムが、Pet SoundsやSgt. Pepper's Lonely Hearts Club Bandを抑えてWhat>>続きを読む

羅生門(1950年製作の映画)

4.8

こんなに凄かったか、羅生門。前は寝ぼけ眼で見てたからかな?三船敏郎かっこよすぎだろ。

脚本と演出どちらも超一流。こう言う映画が見たいんだと言う映画。

物事を自分の都合のいいように解釈すると言う人間
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