ストーリーがわかりやすく、途中で混乱せずに一気に楽しめる。テーマは科学と宗教。バチカンの内部、コンクラーベ、ローマの教会や芸術作品、ローマの街の雑踏など見所満載。素晴らしかったのは、上空かなりの高度で>>続きを読む
19世紀初頭のイングランドでは女性には相続権もなく、外に出て稼ぐこともなかったから、結婚は文字通り死活問題だった。衣装やイングランドの田園風景も素敵だし、俳優たち申し分ないのに、なぜか心に残るセリフや>>続きを読む
あらゆる生物の頂点に立つ知性を獲得した人間とその文明を木っ端微塵に打ち砕く、あまりにも有名な衝撃のラストシーン。音楽良し、テンポ良し。原作は「戦場にかける橋」のピエール・ブール。彼の捕虜体験が猿に囚わ>>続きを読む
このイーストウッド監督作品は、人物関係が分かりにくいし(二人の主要人物の妻が従姉妹同士だったり)、刑事の別居中の妻を画面に登場させる必要があったのかとか?も多い。見終わってなんともやりきれない暗い気持>>続きを読む
ダルドリー監督の瑞々しい感性が光る作品。緩急織り混ぜた展開、軽快なテンポ、快く予想を裏切られながら、最後の白鳥の飛翔へ。登場人物全員への監督の愛が伝わってくる。。
モノクロの古い映画ですが、荒涼とした土地、ヒースクリフの復讐心、貫くキャシーへの愛、全体に漂う暗い雰囲気を見事に映像化していると思う。
ヒースクリフはウィリアム・ワイラー監督作品のローレンス・オリヴィエのほうが原作に近いように思う。芸名を嵐が丘のヒースクリフから取ったという故ヒース・レジャーがヒースクリフを演じていればどんな映画になっ>>続きを読む
カッコいい!オーディションのシーンやエロチックなダンスシーンが圧巻です。
アンドルー・ロイド・ウェバーの珠玉の名曲の数々。配役、映像も豪華絢爛。前半の陶酔感が後半になってやや興ざめしてしまうのは私だけかな?
まだ暗い早朝に、パン屋に明かりがともり、ニコルソンとヘレン・ハントのカップルが店に入ってパンを選ぶエンディングが自然でいい。ニコルソンの毒舌と偏屈ぶりが物語の展開とともに和らいで愛すべき中年男に変貌す>>続きを読む
ロサンゼルスがまだ砂漠の一部だった1930年代のお話。最後の場面に象徴されるポランスキー監督の独特の世界観。若い頃のジャック・ニコルソンはこんなにセクシーだった。
何度も観賞したくなるような映画ではないなあ。ナタリーの熱演はすごいと思うけど。
時には女であることを武器に社会正義のために奮闘するジュリア・ロバーツが最高にチャーミングでカッコいい!
このタイトルが絶妙。デ・ニーロとショーン・ペンのコミカルでとぼけた演技が楽しい。
電気椅子による死刑執行を、被害者や関係者が、まるで劇場にいるように目の前で見る。この映画のような状況で冤罪が生まれてしまうことをほんとうに怖いと思う。
禁酒法時代のユダヤ人社会の青春群像。レイプシーンが過激すぎるが、緩やかに流れる美しいアマポーラの調べが救いになっている。
スネイブ先生のアラン・リックマンが出ていたのか、、、、まったく気がつかなかった。英国俳優総出の楽しめる映画ではある。
豪華絢爛な舞踏会や衣装などビジュアル的には受ける映画だと思う。でも、アンナカレーニナは1967年のロシア版が いい。アンナに気品があり、ヴロンスキーは凛々しい。リョービンとキティの愛の形も丁寧に描かれ>>続きを読む
あまりにも有名な鉄道高架下のカーチェイスもいいけど、私は地下鉄駅で取り逃がすシーンが好き。どう見てもオッサンのジーン・ハックマンがなぜかとってもカッコいい!
この映画が苦手の娘は、モノリスがトラウマになっていると言う。HALが強制停止されるところも言い知れぬ恐怖を感じると。一方、息子の方は宇宙船内部のデザインの斬新さに目をみはった。私にとっては映画芸術の世>>続きを読む
導入部の映像と音楽でいきなり魅了される。主役女性3人のうち2人と、残る一人の元カレはひどく心を病んでいて、女性は全員がレズビアン。最後になって、二つの物語がリンクするところが素晴らしい。邦題のつけかた>>続きを読む
横溝正史を彷彿させる陰惨な連続殺人。長いあいだ、なぜ「薔薇の名前」というタイトルなのかすっきりしなかったが、ダヴィンチコードを観て「薔薇」が象徴するものを知ったとき、謎が解けた。
中世の暗黒を知るうえ>>続きを読む