孤独になりたいけど、放っておかれたくない。親になりきれない人の身勝手なセンチメンタリティ。
美と殺戮と、孤独のすべて。写真があってかろうじて繋ぎ止められた人生。
そりゃ変な人について行ってはいけない訳ですね。
戦勝国の苦しみを独りで背負ってしまった男の史実。日本人としてではなく、オッペンハイマーとして追体験してほしい。
思考は牢獄のように機能する。自分はバカで良かったと思った。
歴史は名も知らない大勢の誰かの悲しみで出来ている
戦争の比喩というよりはもっと純粋な暴力を感じた。タル・ベーラ作品に出てくる人物は貧しいことが原因だと思うのだけど、そもそも貧しいとは、って感じで咀嚼し続けられる作品ではある。観る人は選ぶ。
バディもので、男の友情もので、テンポ感よく、主人公含めてみんな愛すべきバカで、ロードムービーで、笑えて泣ける。なんかこの感じ体験したことあると思ったら、『菊次郎の夏』だ。スカッとしてすごい良かった。>>続きを読む
近年長時間化する映画界で20分の大作。
ゴダール/遺作/20分/Canon/特殊な自画像とドキュメント/テキスト/大音量のストリングスクラスター/切断/執拗なまでのテキスト/美女/コラージュ/手書き>>続きを読む
性善説とはこういうことだという映画。歪むレンズと音楽は、この社会と人間の性の有り様かな。男だけが醜いとしなかったこの作品の哲学に拍手。
終始恐ろしいなと思いながら観ていたが、いちばん恐ろしかったのは>>続きを読む
「ライブを収録した映画」というのは、ドキュメンタリーでもドラマでも無いような質感を受けるのだけど、ねじ伏せるような熱狂があった。
『アメリカン・ユートピア』は老年期の熱狂なら、本作はもちろん青年期の>>続きを読む
よく深夜タクシーを使うけど、あの空間ってなんであんなにも「人生」が溢れているのだろうね。
「まあ、つまりは因果応報ってやつさ」っていう笑えないジョーク。
善意に寄りかかる構造であっても、正しく報酬が支払われ、その人が望み、幸せであれば良いのではと思うけど、もうそういう社会ではなくなったのだろう。では幸せとは何?
おもしろかったけど、スチューがそんなに悪人には思えなかった。他の2人より同期が不十分だったからそこは回収、、、おっと、この電話誰からだろう?
良くも悪くも山崎監督作品でした。
もっと絶望に突き落としてしまっても良かった気がするのは、ワタシの性格が悪いからでしょうかw
まさかの再上映。フィルマークスやるなあ。
主人公は何も手を下さずに物語が進行するっておもしろい脚本。ロンドンの汚さも相まってすごいカッコいい音楽映画になってる。でもあんな汚い街に住みたくはないw
久しぶりに3本の指に入る映画。
ウェス映画らしい情報量だけど、ストーリーがシンプルで分かりやすく、クスッと笑える要素が多いのでとても観やすい。
やっぱりベストアクターは宇宙人ですかね👽
黒にまつわる寓話。過去と後悔という呪い。忘れたとしても追いかけてくる呪いとしての「黒」。あんな素敵なお姉さんとのエロティックな逢瀬があったら人生狂っちゃうわなー。
2人にはどうか幸せでいてほしい。もう幸せな日々に戻れなかったとしても。たとえ場所が「決定的に」違っていたとしても。
認知症って悲しい病気だなと。主観があんなになってしまったらもう分かり合えない。