白石監督作は、観ててキツいのが多いけど、本作もやっぱりそうで。序盤のサイコパスたる榛村の行動が異常すぎて、えげつない。冒頭の堰に桜の花びらみたいのを、ばら撒くシーンから、何これって。自分の店で、少年・>>続きを読む
少女のかくれんぼから始まり、老女の怪しげな抱擁。なんだこれは!LGBTQ関連の作品は多くなってきたが、老齢のレズビアンって、珍しい。舞台はフランスで、こんな設定もありかな?だけどカミングアウトはできず>>続きを読む
3つのオムニバス作品。1つの話が終わって余韻冷めぬまま次に行くから、スイッチ変えるのがキツい。群像劇にして、3つの作品を繋げれば良いのだが、第2話の「扉を開けたままで」が異色で、無理っぽい。この第2話>>続きを読む
主演は、ボブ・オデンカーク。映画にちょくちょく出てるようだが、印象が薄い。でも、本作では強烈で凄まじい演技。出だしは尋問シーンから。顔に傷多数でタバコに缶詰、そして猫まで登場。何なんだ、こいつはって感>>続きを読む
石井監督作品。高齢者による自動車事故、コロナ禍が出てくる。石井監督のオリジナル脚本で、現下を直視する姿勢に強い熱意を感じる。やっぱり、やってくれる監督だね。
主演が尾野真千子の前情報は得ていたが、永瀬>>続きを読む
ストップモーションアニメ。日頃、アニメは不得意分野ではあるが、これは気になって鑑賞。水戸黄門的一件落着のストーリーは、ちょっと肩透かし気味だが(あの3鬼神は、助さん格さんに飛猿ってとこか)、出てくるキ>>続きを読む
友人との会話で、よくあるのは、
「○○君は、ちょっと変わってるよね」
「そう?」
「そう言う、オレも変わってるっとこありそうだけど。」
「確かに、あるね。」
人は、ほぼほぼ自分は、まともって思っている>>続きを読む
アカデミー賞で、作品賞・監督賞・主演女優賞を獲得。感動作ではあるが、ドキュメンタリータッチで地味さも感じられて、向かないのではと思われたが。本作は、クロエ・ジャオ監督作。前作の「ザ・ライダー」は未見だ>>続きを読む
西川監督作。デビュー作の「蛇いちご」以降、監督のオリジナル脚本だったのが、本作は原作もの。佐木隆三の原作は未読だが、実在の人物って題材がいいのかストーリー的には、惹かれるものがある。脚本は西川監督がこ>>続きを読む
大九監督で原作が綿谷りさとくれば、「勝手にふるえてろ」が浮かぶ。精神的抑圧がキツかったって記憶がある。本作は、似たとこはあるが、軽やかな感じで、気負いなく観れた。みつ子役ののんが、マッチしてるのかな?>>続きを読む
山本監督作品。過去作では前作の「水の声を聞く」しか観ていない。「水の声を聞く」は、山本監督がプロデュースしたシネマ☆インパクトの一つで、宗教ネタのキツいものだったと記憶している。で、本作であるが、イン>>続きを読む
この佐々木って人物は、いそうでいない。似た人物は確かにいる。だけど、私自身に共通点は少ない、佐々木の行動・言動は、ちょっとわからんって、最初は感じていたが。
高校時代の佐々木(細川岳)の家でのシーンが>>続きを読む
この隣のおばちゃん、いいね。演じてるのは、大高洋子。知らなかったけど、40歳過ぎてから、本格的に役者を始めたとのこと。舞台中心に色んなおばちゃん役をこなしてるようで、クセが強い本作の役も合ってるね。>>続きを読む
映画製作の原点回帰がコンセプトとのふれこみ。石井監督のオリジナル脚本でプロデューサーまで兼ねている。初期作品への回帰とも思われたが、そうでもない。「作りたい」の衝動から推し進めたとのこと。役者の渾身の>>続きを読む
「黒手塚」と呼ばれる手塚治虫の大人向け漫画の映画化。現実なのか妄想なのかもよく分からない。めくるめく感じの映像で、破滅的なジャズが流れる。
前半は、ぞくぞくさせる展開の連続。都会の薄汚れた地下道で登場>>続きを読む
武正晴監督作。最近、公開作が多い。「アンダードッグ」が観れていない。秀作のようだが。
ストーリーは、ラブホであるホテルローヤルに関わる女性たちの群像劇🏨。
冒頭は、ヌード撮影シーンから。冨手麻妙が演じ>>続きを読む
青山監督作。本作の原作は作詞家、小竹正人。三代目 J SOUL BROTHERSへ提供した詞を基に小説化したとのこと。それで岩田剛典を起用したのかな?
岩田は有名芸能人の時戸森則を演じてて、妙にマッチ>>続きを読む
本作、後で知ったが、NHK BS8Kで放映されたものを、若干の修正を加え、劇場版としているとのこと。
聡子(蒼井優)と優作(高橋一生)が演じる夫婦に濃厚なシーンが殆どない。夫婦愛がテーマだし、もっとあ>>続きを読む
内田監督作。オリジナル脚本で、原作まで書いている。草彅剛他、役者の熱演もあって、力作で間違いない。
それにしても、トランスジェンダー凪沙役の草彅剛の女性的な仕草は、ほんと驚く。指導役がいるそうだが、見>>続きを読む
河瀨監督作で、原作は辻村深月。特別養子縁組に関わるヒューマンストーリー。ミステリーとのふれ込みだったが、それらしいところはなくて。息子が幼稚園で他の子に危害を加えた、って件があって、ここからミステリー>>続きを読む
大森監督作。今作は今村夏子の原作で、宗教ネタ。大森監督作品は、世間から外れた感のある人物を鋭く描くってイメージが強い。本作では頼れるものがなく、怪しい宗教にのめり込んでいく家族の話。
大森監督作であれ>>続きを読む
タイムリープものとしては、よくあるネタでストーリー的には難しいとは思わなかったが、時間軸が交錯しているところやエントロピーとか難しい言葉を用いてるところが混乱を生む。それでも、わかりやすくするためか、>>続きを読む
めちゃくちゃハードで、ホントびっくり。
「無伴奏」や「怒り」でも有名俳優による男同士のシーンがあったけど、本作はその比では無くて。濃厚で長くて、音でも効果付けてる。
主演は、大倉忠義。「100回泣くこ>>続きを読む
いつまでも、脚光を浴び続けるのは、難しい。家族を犠牲にしてまでも、過去の栄光にすがりつく。酒に男に逃げても上手くはいかない。ロンドンのステージに上がる前に、「やっぱり無理」って、逃げ出そうとする。
こ>>続きを読む
イギリス発の音楽絡み映画。「シング・ストリート」は好きな作品であり、そんな感じではと思ったが、移民問題にブルース・スプリングスティーンとくれば、テーストは異なる。
主人公ジャベドは、パキスタンから移民>>続きを読む
三木監督お得意の恋愛青春もの。「咲Saki」での演技以来、気になっている浜辺美波が主演、共演は「屍人荘の殺人」でも共演していた福本莉子、「キミスイ」で共演の北村匠海。もう一人の赤楚衛二は、今回初めて見>>続きを読む
1994年の韓国、女子中学生ウニが主人公。取り立ててキツい表現はないが、結構刺さる。家父長制でのありがちな行為、親友の裏切り、下級生の冷めた態度、ボーイフレンドの母親の陰険さなど。そして、ユニの母親が>>続きを読む
プレイリストムービーとのふれ込みで、お洒落な音楽が次々と流れる。その曲が画像とマッチしてる。だけど、曲の字幕が登場人物の心情まで表しているんで、ちょっとシラける。曲の字幕無しが理想だが、訳すのが困難だ>>続きを読む
オーストラリア競馬の女性騎手ミシェル・ペインが主人公で、メルボルンカップ制覇を目指しての奮闘を描く、真っ当なスポ根(死語?)もの。
メルボルンカップは日本の競馬でいうと、距離的には同じ3200mの天皇>>続きを読む
「レディ・バード」に続いて、グレタ・ガーウィグ監督にシアーシャ・ローナン主演。「レディ・バード」では、シアーシャ・ローナンの魅力だけで持っててる感があったけど、本作は原作が超有名作で、何度も映画化され>>続きを読む
大森監督作品ってことで鑑賞。これまで衝撃的作品が多いが、主演長澤まさみであれば、それほどでもないんじゃない、とも思ったが、やっぱりキツい。後でわかったが、実際の事件に触発されて大森監督が企画したとのこ>>続きを読む
本作ゴタゴタもあって、映画館鑑賞できず、DVDでの鑑賞。
前半は、まあうるさい。遺産相続で揉める兄弟を描くから当然そうなる。皆んな悪党だし。最近、人気沸騰の中村倫也や演技派と評価してる若葉竜也もさほど>>続きを読む
評判が良かったから観たけど、ハマらなかった。前半はコメディタッチで後半はシリアスになるって展開が、陳腐。空想でヒトラーが登場するが、どうもうさんくさい。後で知ったが、監督自身が演じてるとのこと。少年の>>続きを読む
ホラーのようでホラーじゃないって評判で、観てみた。本作のディレクターカット版が上映されてる。上映時間は170分に延び、R18指定とのこと。あのモザイク入りのシーンが具象化されるのかな。観てみたいけど、>>続きを読む
冒頭は男性二人のベッドシーン。男性同士の恋愛話との前情報は得ていたので、濃厚なシーンへ繋がると勘ぐったが、急に別れ話となる。テレビ版で高校時代を描いたのがあったとのこと。このシーンは二人が大学生である>>続きを読む
タイトルの「ロマンスドール」って何?観てみるとラブドールのこと。ロマンスってつけたのは何故?主人公哲雄の思いを込めてる、からかな。
是枝監督の「空気人形」が頭にうかんだ。人間に変身するラブドール役にぺ>>続きを読む