たいてぃーさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

たいてぃー

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斬、(2018年製作の映画)

3.7

農村の一軒家と田畑、それと森しか出てこない。幕末の江戸を出したほうが、ストーリー的に説得力がありそうだが。絞ったのか、それとも資金が足りなかったのか。
主演の浪人、杢乃進役の池松壮亮と農家の娘、ゆう役
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ハード・コア(2018年製作の映画)

3.8

監督 山下敦弘、脚本 向井康介、久しぶりのタッグ。プロデューサーの一人に主演も務める山田孝之。原作は未読の漫画だが、山下監督と山田孝之がお気に入りで企画したとのこと。これなら面白くないはずはないで鑑賞>>続きを読む

アウト&アウト(2018年製作の映画)

3.5

主演の遠藤憲一、最近はテレビドラマも含めてコメディ作への出演が多いが、これは、強面を強調?のガンガンなハードボイルド。笑い顔は一切ない。おっと、訳あって同居している少女にはちょっとあったか?
遠藤憲一
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

3.7

本作鑑賞後、初期の4作のアルバムを聴いてみた。この中では、セカンドアルバム「クイーンⅡ」が好み。特にブラックサイドと命名された、レコードではB面となるパートはフレディの作品で、ピアノにギター、コーラス>>続きを読む

ギャングース(2018年製作の映画)

3.5

本作の主人公は、若い男3人組。入江監督作の3人組と言えば、「SR」が浮かぶが、貧困で気弱な男たちってとこが似ている。
入江監督の前作、「ビジランテ」は監督オリジナル作品で、その着想力に恐れ入ったが、本
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生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)

3.8

関根監督、「太陽の塔」での芸術的表現に感心したが、本作でも光る演出が多数あり。前半の自販機への頭突きや中盤でのパソコンでの窓ガラスぶち破り、そしてラスト近くの主人公の疾走、その後の屋上でのシーン等。>>続きを読む

太陽の塔(2018年製作の映画)

3.3

監督の関根光才、広告映像やミュージックビデオでは有名で、今作と「生きてるだけで、愛。」が、長編映画、初監督作。確かに、映像美を感じる印象強いショットが出てくる。冒頭の荒野に太陽の塔、そして大都会に太陽>>続きを読む

止められるか、俺たちを(2018年製作の映画)

3.6

若松監督の初期作品って、ほとんど観ていない。だけど、「新宿マッド」は少し前にDVDで観た。息子を殺され、父親が復讐する、その相手が新宿マッド。冒頭の殺害、暴行シーンが過激。そして新宿の街が出てくる。人>>続きを読む

日日是好日(2018年製作の映画)

3.5

大森監督作と言えば、昨年の「光」や「ぼっちゃん」、「ゲルマニウムの夜」など、過激な内容で人の心理を鋭く突くって、イメージが強い。でも、本作は茶道を通じての温和な雰囲気。原作は未読だが、茶道の作法につい>>続きを読む

パパはわるものチャンピオン(2018年製作の映画)

3.6

主演、ゴキブリマスク役の棚橋弘至、「100年に1人の逸材」、「新日本プロレスのエース」と呼ばれるが、最近はオカダや内藤に押され気味で、本作と境遇が何となく似ている。原作は絵本で、見てはいないが、何か面>>続きを読む

輝ける人生(2017年製作の映画)

3.4

日本語のタイトルがベタで、そしてストーリーもベタ。だけど、このシニア姉妹がなんとも魅力的、そしてチャーミング。会話でセックスについても出てくるけど、何か爽やか。そして、みんなでレッツ・ダンス。ラストも>>続きを読む

ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男(2017年製作の映画)

3.4

スポーツのドキュメンタリーものって、素直に入り込めちゃう。本作では子供時代の辛辣な場面まで絡めてくるから、尚更。対戦シーンもカメラワークがよく、臨場感抜群。
王者ボルグの苦悩は、悲惨な感じまで漂う。シ
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寝ても覚めても(2018年製作の映画)

3.5

濱口監督の「ハッピーアワー」が気に入ってて、かなりの期待で鑑賞。でも、本作のストーリーは、どうも気に入らない。フィクションだから、偶然が出てくるのは認めるけど、本作は多すぎで。それと元恋人が有名人にな>>続きを読む

告白小説、その結末(2017年製作の映画)

3.0

小説家にスポットを当てたミステリー。主演は、エマニュエル・セニエで小説家のデルフィーヌ役。母親との交流を書き記した私小説が評判がよく、そのサイン会から物語は始まる。でも色々と抑圧があり、途中ですっこん>>続きを読む

志乃ちゃんは自分の名前が言えない(2017年製作の映画)

3.8

「青い鳥」を思い出した。中西健二監督作(ジョージ・キューカー監督作ではなくて)で、原作は重松清、主演は阿部寛。本作と同様で吃音といじめをテーマにしている。阿部寛は先生役。で、本作の主人公は女子高生。原>>続きを読む

海を駆ける(2018年製作の映画)

3.7

青い海と浜辺を上空から捉えたファーストショットはドローンによるものか。ディーン・フジオカの裸体も取り入れてて、印象に残る。ラストでも似たショットが出てくる。それもカメラは海よりで。ストーリーに合わせて>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

3.4

本作は、前作とつながりがあったようだ。予習として5作目を観とけば良かったと反省しつつ、我レビューを見返すとあるじゃないか。スコア2.8で、この手のスパイとテロリストの対決話は数多く飽きたって、生意気な>>続きを読む

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.0

評判がいいので観てみたが、ストーリー的には陳腐さを感じたが。この監督役の映像を撮り続ける熱意には、確かに感銘したけど。これって、本作の実監督の何らかの投影ってことでいいのかな。
主演女優のショートパン
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未来のミライ(2018年製作の映画)

3.5

何故か評価が低い。決して悪くはないが。
序盤は、家族の紹介から、誕生したばかりの娘への愛情移行で、4歳の息子くんちゃんのジェラシーが描かれるが、ちょっと退屈。そしてオーバーなリアクションが鼻につく。で
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パンク侍、斬られて候(2018年製作の映画)

3.6

石井監督の「ソレダケ」は、圧倒的で驚愕って印象があったが、本作もタイトルや役者から、「ソレダケ」の時代劇版では?と期待したのだが・・・。何とコメディではないか。昭和の名作や最近のSFな作品、室生犀星原>>続きを読む

万引き家族(2018年製作の映画)

3.3

是枝監督の家族もの。「そして父となる」と同様にテーマ性が濃い。マイノリティに対して、事件・事故が起こり、家族とその愛情を絡めるって、最近ではよくあるパターン。色んなことをごちゃ混ぜにしてて、分かりにく>>続きを読む

ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

3.0

本作、今までのPTA監督作と比べて、何かニュアンスが異なる。撮影を監督自身が担当したって噂もあって、これが影響しているのか。それともアメリカを離れて、イギリスの話にしてるためか。
主人公のダニエル・デ
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友罪(2017年製作の映画)

3.6

重くて、重苦しい。明るいシーンはほとんど無いが、唯一カラオケで歌ってるところは明るい。でも、このシーンがこの後の展開を握るので、明るいって言葉は合わないか。
瑛太、少年Aの成長後役を怪演若しくは好演。
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地獄の黙示録(1979年製作の映画)

3.6

「午前十時の映画祭」にて鑑賞。本作、以前にVHSのレンタル(懐かしい)で鑑賞している。突拍子な戦闘シーンとマーロン・ブランド演じる、カーツ大佐の言動が印象強く残っている。今回鑑賞の上映冒頭に「本編は、>>続きを読む

のみとり侍(2018年製作の映画)

3.2

予告編での寺島しのぶの「この下手くそが!」って、セリフが妙に印象に残ってて鑑賞してみた。まあ、こんなエロいネタを有名俳優を集めて、よくやるよってのが実感。鶴橋監督、御歳78才。精力的だよね。
阿部寛演
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孤狼の血(2018年製作の映画)

3.5

本作の冒頭、東映の例のマークが出て、それが消える頃にバックで動物の鳴き声が聴こえてくる。そして、豚の軍団が登場して、鳴き声の正体がそれと分かる。駿河太郎が何の役なのかわからないが、豚の糞や剪定バサミで>>続きを読む

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.3

二人の美青年の微妙な心理描写がいいのか、アカデミー脚色賞を獲得している本作。原作は未読だが、男性同士の恋愛話で、ストーリー的に目新しものは、特に無いと感じたが・・・。それとも、主演のエリオとその両親の>>続きを読む

サバービコン 仮面を被った街(2017年製作の映画)

3.7

本作のfilmarksのキャスト欄を見ると、ジョシュ・ブローリンがクレジットされている。でも出てないよ。あんな個性たっぷりな俳優が出演していれば、カメオでも気がつくはず。調べたところ、野球コーチ役で撮>>続きを読む

ラプラスの魔女(2018年製作の映画)

2.6

前半の殺人現場、リリー・フランキー演じる医者の病室、後半の元映画のセットの古い屋敷。このあたりは、ミステリアスで三池監督らしさは、十分出ている。原作は未読だが、ストーリー的には面白い。ラプラスの悪魔や>>続きを読む

となりの怪物くん(2018年製作の映画)

3.0

月川監督のちょっと前の作品、「この世で俺/僕だけ」で、マキタスポーツや池松壮亮を上手く演じさせていたなって、印象に残っているが、その後はパッとしない作品が続いてる。まあ、前作「キミスイ」の浜辺美波は良>>続きを読む

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

2.8

評判が良かったから、観に行ったが、やっぱり合わない。この監督のシリアスものは好みだけど、冒険もの、ファンタジーものは、どうも苦手。本作もキャラを多数登場させ、どこにいましたでしょうかってのは、ストーリ>>続きを読む

パシフィック・リム アップライジング(2018年製作の映画)

2.7

前作は、結構楽しめたけど、今作は?何か物足りない。監督が違うのは知っていたが、前作のギルレモ・デル・トロ、本作では、製作に携わってるし影響がありそうなものだが。
とにかく、前半は前作との繋がりやパイロ
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クソ野郎と美しき世界(2018年製作の映画)

2.9

何故か、ほぼ満席。SMAPは解散しても人気があるのか?それとも2週間と言う、上映期間によるのか?
本作オムニバスで、園子温、山内ケンジの両監督への興味本意で鑑賞。山内監督作に出てくる「歌喰い」少女役の
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娼年(2018年製作の映画)

3.5

去年公開の「彼女がその名を知らない鳥たち」での、松坂桃李の演技はエロさがみなぎっていたんだけど、本作の舞台版に出演していて、そこで得たってことなんだろうか?舞台版は、観る機会もなくて、比較しようもない>>続きを読む

ちはやふる ー結びー(2018年製作の映画)

3.0

冒頭での男性名人戦。師匠役の國村隼が鋭い眼光で戦う。来た、「コクソン」での怪演が今作でも、観られるのか?って期待したけど、やっぱり、そんなことは無くて、師匠としての演技。それでも、「運命戦は、運命じゃ>>続きを読む

去年の冬、きみと別れ(2018年製作の映画)

3.0

原作は未読だが、やっぱり原作がいいのだろうか、ミスリードにはまってしまう。大げさな予告も何か納得。でも、原作とは異なるところもあるとのこと。忠実に映像化するのは、難しいのか。
主に出てくる、女優3人
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