たいてぃーさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

たいてぃー

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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.9

1960年代のモンスター映画って、前情報だけで鑑賞。観たら、あっと驚く、恋愛ネタ。この二人の情景がただただ、美しい。
最初の出会いでの、ゆで卵を食べるシーンが素晴らしい。手話で卵って、伝える。二人の心
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15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

3.5

主役の青年3人は、新人俳優を登用したと、勘違いしていた。「ハドソン川の奇跡」でも脇役で当事者を登場させていたが、今作は主役3人が当事者。エンドロールで、ダブった名前の表示で気付いた。他にも、本人登場が>>続きを読む

羊の木(2018年製作の映画)

3.6

原作は未読で鑑賞。殺人犯の再生、過疎化への対応って、着想は面白い。そしてこの殺人犯を演じる役者が、個性的。松田龍平演じる殺人犯の一人、宮腰の「それ、友達として聞いてる?」って、セリフが印象に残る。
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

3.5

予告から、キツイ内容では?と思ってたけど、確かにそんな面もあるが、ユーモアを含めたヒューマンな面もある。強さがあれば弱さや優しさもあるって、微妙な心理も表現してる。
序盤のこの母親の怒り具合が尋常じゃ
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デトロイト(2017年製作の映画)

3.8

この監督で1960年代のデトロイトを描くっての前情報のみで鑑賞。もしかしたら、「ドリーム」みたいなハートウォーミングな作品では?と勘ぐったが、やっぱり違った。この監督ならではのキリキリくる緊張感がどっ>>続きを読む

IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

2.9

ロングラン上映となった本作、ようやく観た。ホラーっぽくないとの意見も聞くが、冒頭のペニー・ワイズが当然出現するところや少女べバリーの浴室シーンは、十分に怖い。でも、ホラー映画としては、よくあるネタかな>>続きを読む

スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

3.5

熱心なファンではないが、前作も観ており鑑賞した。ベネチオ・デル・トロも気になって。デル・トロやっぱり浮いている。DJと呼ばれるハッカー役。何物なんだ?このキャラを登場させて何の意味がある?今後も登場す>>続きを読む

キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

3.1

冒頭のアクションシーンがスゴい。まあ、よくある言葉で、キレッキレっていうヤツ。前作の紹介も含めてて、思い出すにはいいのかな。拠点を爆撃された後は、アメリカのステイツマンに援助してもらい、復讐するって、>>続きを読む

ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命(2017年製作の映画)

3.5

最近、ホロコーストを取り上げた作品、多い。その中でも「サウルの息子」が未だに印象強い。本作は、ユダヤ人を救った話。日本人であれば、杉原千畝が有名だが、樋口季一郎や安江仙弘らも浮かぶ。ポーランド人では、>>続きを読む

未成年だけどコドモじゃない(2017年製作の映画)

3.0

英監督、若手女優を起用して、次々に映画公開。「トリガール!」は見逃していて、土屋太鳳なら是非観たい。本作は、平祐奈。初々しさがいい。
結婚した二人の新居でのやり取りが笑える。平祐奈演じる香琳のお嬢様ぶ
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DESTINY 鎌倉ものがたり(2017年製作の映画)

3.5

「永遠のゼロ」「海賊と呼ばれた男」のような歴史ものの大作は、好みじゃなくて。本作はファンタジーもので、原作は未読であるが、原作者が「三丁目の夕日」と同じ西岸良平と来れば、期待は高まる。
この監督だから
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エンドレス・ポエトリー(2016年製作の映画)

3.8

前作に続いて、映像美が満載。前作の続きでストーリーは進む。アレハンドロ少年が成長し、詩人として生きていくまでを描く。
父親は医者にさせたいが、それに反発して家を出る。横暴な父親とオペラが得意な母親は健
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8年越しの花嫁 奇跡の実話(2017年製作の映画)

3.6

瀬々監督の「最低」も鑑賞したかったが、機会がなくて。全国公開している本作を鑑賞。ところで瀬々監督の名作「ヘヴンズ ストーリー」が、DVD化された。だけど、まだ観れていない。早く観たい!
本作、実話ベー
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ジャスティス・リーグ(2017年製作の映画)

2.6

「ワンダーウーマン」のガル・ガドットがお気に入りで鑑賞。前作の「バットマンVSスーパーマン」は、観ておらず、前半の件はわかりづらい。
バットマンのベン・アフレックは、どうも馴染まない。何故、この俳優な
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ビジランテ(2017年製作の映画)

3.6

入江監督の前作の「22年目の告白」が好評のようだし、これからも原作ものと思いきや、今作は入江監督のオリジナル脚本。バイオレンス満載の遺産相続もの。だけじゃなく、家族愛や地方都市の暗躍、外国人問題を絡め>>続きを読む

ローガン・ラッキー(2017年製作の映画)

3.6

本作、よくあるって言えば、よくあるネタなんだけど、最近、こんなコメディ含みの強盗ものって、ありそうであまりない。ソダーバーグ監督、前作の「サイド・エフェクト」が最後の劇場作品とのふれこみだったけど、色>>続きを読む

火花(2017年製作の映画)

2.8

俳優が芸人を演じるのは難しいのか。最近、絶好調の菅田将暉。「あゝ、荒野」の熱演と比べると本作は? そして、桐谷健太。鑑賞順は前後するが、「ビジランテ」での、これまた熱演と比べてしまうと?
監督の板尾
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月と雷(2017年製作の映画)

3.6

原作は未読であるが、角田光代ってことと、主演が初音映莉子で鑑賞。初音が主演した「ミツコ感覚」は、不思議なニュアンスの作品で、これを演じた初音には、思い入れが強い。本作も過去とは決別したいが、捨てきれな>>続きを読む

探偵はBARにいる3(2017年製作の映画)

3.2

シリーズの3作目、前2作は観ている。このシリーズは、コメディ色が強い大泉洋が二枚目のハードボイルドな役を演じるって、そのギャップが魅力。でも、この3作目は、かなりコメディに振っていて、期待してたのとは>>続きを読む

(2016年製作の映画)

3.8

三浦しをんの小説は、これまで読んだことはないが、映画になったのは、鑑賞している。「風が強く吹いている」「舟を編む」「wood job!」そして本作と同じ監督作の「まほろ駅前」シリーズ。これらは友情や人>>続きを読む

gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

3.4

フランク役で主演のクリス・エヴァンス、最近はキャプテンのイメージが強いが、本作の過去を背負って悩んで悩み抜くって役は難しいと思うが、淡々と演じていて好印象。
だけど、鑑賞後に知ったのだが、教師役のジェ
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ラストレシピ 麒麟の舌の記憶(2017年製作の映画)

3.0

「CUT」で映画愛を見せつけた西島秀俊、「ユリイカ」以降、数々の作品で名演した宮崎あおい。この二人が夫婦役であれば、観に行かずにはおれん。
この夫婦の佇まいが何とも言えず、美しい。戦前という、時代背景
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彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

4.0

原作は未読だが、イヤミスって呼ばれている本作。ホントにクズ人間(この言葉、使いたくないけど、やっぱり一番合っている。)が、これまでかと出てくる。たった一人マトモと思っていた、主人公、十和子の姉も家庭内>>続きを読む

ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

4.2

本作のタイトルはノクターナル・アニマルズ。通常、夜であれば、nightを使いそうだが、ノクターン(夜想曲)の形容詞である、ノクターナル。これは本作に出てくる小説のタイトルでもある。エイミー・アダムス演>>続きを読む

幼な子われらに生まれ(2017年製作の映画)

3.8

子供が産まれるってことは、喜ばしいってことで間違いないと思うが、主人公、信はそれに悩み、義理の娘は激しく抵抗する。このバツイチ同士の夫婦の複雑な関係を絡ませ、ストーリーはイヤな雰囲気で進む。そして妻が>>続きを読む

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

3.5

空飛ぶ自動車内に「内服薬」の文字の紙袋。屋上の大文字が「メビウス・アパート」。街の雑踏に「酒」「うどん」「カラオケ」の看板、コンピューターの回答が日本語だったり。前作もそうだったけど、監督が代わっても>>続きを読む

パターソン(2016年製作の映画)

3.8

主演のアダム・ドライバーが渋い。バスのドライバー役だが、作詩家であり、日常を語る。最初のマッチの語りはしつこいじゃないかと感じたが、観るものを詩の世界へ導入させる、上手い演出。バスの乗客の語りやら、妻>>続きを読む

劇場版 Fate/stay night Heaven's Feel I. presage flower(2017年製作の映画)

2.5

何か、話題になってるようだし、たまにはアニメもいいかなと思って観てみたが。
説明がないから、ストーリーが全然わからん。最初は、高校生の弓道部が出てきて、恋愛模様もあって、そんな話なんだって観てたら、突
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亜人(2017年製作の映画)

3.0

本広監督作で、「サマータイムマシンブルース」や「幕が上がる」は、気に入ってる作品だけど、凡作と感じる作品も多い。今作は、アクションものでどうだろうかって、思いで鑑賞。
後で知ったが、監督がProduc
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アウトレイジ 最終章(2017年製作の映画)

3.3

サブタイトルが、全員悪人から全員暴走に変わった本作。確かに前2作の片岡(小日向文世が名演)のような悪徳刑事は出てこない。本作の刑事役では、前作でも出ていた、松重豊が上手く演じているが、悪徳じゃなく、暴>>続きを読む

ドリーム(2016年製作の映画)

3.6

1960年代にNASAで活躍した黒人女性の話で、評価も高い。前情報はこれだけで鑑賞。後で知ったが、監督はセオドア・メルフィで、前作は「ヴィンセントが教えてくれたこと」。テイストが似ている。「ヴィンセン>>続きを読む

あさひなぐ(2017年製作の映画)

2.8

まあ、よくあるスポ根もの。薙刀ってとこがいい。出演のJKの多くは、乃木坂46のメンバー。でも富田望生は、そうじゃない。美少女軍団に混じっての演技。やっぱ目立つ。「モヒカン故郷に帰る」での吹奏楽部の部長>>続きを読む

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.2

絶賛の声が多数で、鑑賞した。これは、映像とそれにマッチした音楽を楽しむで間違いない作品。特に印象に残るのは、後半で主人公BABYが逃走する際に流れるFocusのHocusPocus。強烈なギターリフと>>続きを読む

散歩する侵略者(2017年製作の映画)

3.5

黒沢清監督のSF作品ということで鑑賞。あとで知ったが、劇団イキウメの映画化第2彈とのこと。前作の「太陽」も舞台劇の要素がかなりあった。脚本に原作者の前川知大も加わってるためか。本作では、田中幸子、でも>>続きを読む

奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール(2017年製作の映画)

3.4

原作未読。奥田民生、音楽の才能は感じるけど、「力まない、カッコいい大人」かな?ジーンズにラーメンスープつけたままでの生放送出演とか、以前にテレビで見た、バスフィッシングを楽しんでる姿とか。こんな振る舞>>続きを読む

三度目の殺人(2017年製作の映画)

3.6

タイトルが「三度目の殺人」。犯人は2回の殺人を犯しているが、いつ3回目が起こるのか?犯人は勾留中であるため、とても無理なんだが?こんなことを考えながらの鑑賞。役所広司が犯人役を怪演もしくは快演。役所広>>続きを読む