犬里さんの映画レビュー・感想・評価

犬里

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バタフライ・エフェクト2(2006年製作の映画)

2.5

へー2あるんだーと思って観てみたけどしょうもないw監督が違う人&評価低い時点でお察しであった。この監督は、撮影監督は色々やってるけど、(予告に代表作として「マスク」撮影監督て描いてあって笑った)この作>>続きを読む

マンティコア 怪物(2022年製作の映画)

4.0

嫌〜な話。だけど、この「嫌さ」がどこから来るかって、こういう道義的・倫理的に許されないことを思ってしまうことは、「自分に関係ない話」ではなく、誰にでも起こり得るだろうということ。
主人公が言った通り「
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殺人者の記憶法:新しい記憶(2017年製作の映画)

3.1

もう一本とと立て続けに観た。視点を変えた裏話的な感じかと思いきや、9割くらい映像が同じで、追加映像は良かったけど間違い探しレベルの長さなので、2本連続はちょっと退屈しちゃうかも。
これだったら円盤の特
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バタフライ・エフェクト(2004年製作の映画)

4.5

配信にないのでTSUTAYAディスカスで借りた。面白かったー!
もしもあの時ああしていたら……という、誰もが思ったことのありそうな小さな後悔を本当にやり直すお話。
瞬時に別の人生にシフトする様子を映像
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殺人者の記憶法(2017年製作の映画)

3.3

認知症でアルツハイマーの老人という、まさに「信頼できない語り手」が主人公のお話。お姉さんのくだりとか「ええ…!?」てなっちゃった。でもタクシー乗り込むお姉さんのシーンちょっと不自然だったから納得感はあ>>続きを読む

リンダはチキンがたべたい!(2023年製作の映画)

4.6

アニメーションの表現が最初から最後まで素晴らしくて見入っちゃう。各人物を一色で表現していて、それが個性の表現になっているのも素敵。
黄色で描かれているリンダが「黄色が好き」と言うシーンから、この人はこ
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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

4.4

「かつてスーパーヒーロー映画のはしりとして撮られた映画で名を馳せた、元祖スーパーヒーロー俳優」役にマイケル・キートンを据え、低音(いわゆるバット・ボイス!)で喋るヒーロー人格を与えるあたり、現実世界と>>続きを読む

ミスミソウ(2017年製作の映画)

3.7

原作漫画が好きなんですが、そういえば実写版は観たことないなと思い、同監督の「毒娘」も観たのでこちらも視聴。
原作漫画の内容を実写でうまく再現していてなかなか良い。若手俳優ばかりの映画ですが、特に流美の
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ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

3.5

ハッカー集団による騙し騙されのドラマ。
主人公のハンドルネームが“Who am I”なのが、キャラクターそのものを表していてかっこいい。観てるうちに、「結局こいつは何者なんだ?」という気持ちになる。ハ
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ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

3.3

予告を見て強いゴーストとの爽快面白バトルみたいなのを期待して行ったけど、それは終盤展開に集約されてて、ほとんどのパートがおとなしめの家族ドラマだった。フィービーはすごく可愛い。
ダン・エイクロイドをは
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フォロウィング 25周年/HDレストア版(1998年製作の映画)

3.6

映画館で初見。
時系列を組み替えてバラバラに話を展開し、最終的に話をつなげてオオ〜てなる作り方は初期からやってたんだね。短いながらもほどよく謎が散りばめられていて密度が高く、鑑賞後の満足感が高い。それ
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オーメン:ザ・ファースト(2024年製作の映画)

3.6

ダミアン誕生秘話!イタリアはローマの孤児院を舞台にしていて、権力を持つ教会組織が親玉なので最初から詰んでる。
1970年代という時代設定も、ヒッピーに代表されるようなカウンターカルチャーが盛んになって
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毒娘(2024年製作の映画)

3.2

サイコホラーかと思ったけどちょっと違った。ティーンズ友情バイオレンス映画。
ちーちゃんのビジュアルが強い。ストリートチルドレンみたいなことやってるのに長い髪がきれいだし肌もきれいで可愛い。不自然ではあ
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インフィニティ・プール(2023年製作の映画)

3.7

エロとグロとSFファンタジー。全体的にフェチ度というか変態度高めな感じ。
自分の代わりにクローンが処刑されるという設定を知って、クローンの人権が…とか、クローンと自分の境目が曖昧に…みたいなありがちな
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プリデスティネーション(2014年製作の映画)

3.3

中盤までは過去を振り返る静かなドラマで、ヒューマンドラマ系のお話かな?と思っていたら後半一気にSFになったので驚いた。全体的になんとなく察しがつくストーリーではあるんだけど、全部つながってみると「ああ>>続きを読む

ジグソウ:ソウ・レガシー(2017年製作の映画)

3.9

犯人を追い詰める刑事たちのパートと閉じ込められた人たちのゲームの様子が交互に展開され、一作目の「ソウ」を彷彿とさせる展開。過去作に出てきた仕掛け(のレプリカ)が出てくるなど、シリーズを見てきたファンへ>>続きを読む

ポゼッサー(2020年製作の映画)

3.5

「インフィニティ・プール」公開前にブランドン・クローネンバーグ監督の作品を観ておこうと思い視聴。
人体破壊の「嫌さ」と静かさ、痩身で中性的で無機的?不健康そう?な主人公……そして特殊な設定のSF的な世
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アンチヴァイラル(2012年製作の映画)

3.4

「インフィニティ・プール」公開前にブランドン・クローネンバーグ作品を見ておこうと思いツタヤディスカスでレンタル。(配信にないので……)
肉体的な「嫌さ」の表現がずっとすごい。耽美になりすぎずに不快感を
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ウィリーズ・ワンダーランド(2021年製作の映画)

3.7

殺人アニマルロボットvs無口なニコケイ。
呪われた廃墟テーマパークに関する恐ろしげな由来がもっともらしく語られるんだけど、それ以上にニコケイの行動が不可解で面白すぎて、ニコケイが次に何するのかに注目し
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グッド・シリアルキラー(2018年製作の映画)

2.6

本当にどうしようもなくなって毒親を殺してくれって依頼されたわけでもないのに、自己判断でバンバン人を殺すし、自分の家庭はほったらかしだし、倫理観がグダグダ。自分の子供が生まれてから殺しに目覚めたっぽいの>>続きを読む

ジェサベル(2014年製作の映画)

2.8

主人公が何も悪くないし何も関係ないのにひたすらひどい目に遭っててかわいそうw
怪異もしっとり系なのかパワー系なのかどっちつかずだし、主人公が車椅子なのもストーリー上あんまり活かされてない。元彼とのイチ
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エスケープ・ルーム2:決勝戦 エクステンデッド・エディション(2021年製作の映画)

3.5

謎もストーリーも、前作よりパワーアップしてて良かった!全員ゲームの経験者なので、状況を理解したらきびきびと謎解きを始めるし足を引っ張り合わないので、見てて気持ちよかった。黒幕の正体も一部描かれたし、ス>>続きを読む

エスケープ・ルーム(2017年製作の映画)

2.4

タイトル同じ映画がたくさんあるので気になって観てみたけど、2019年の映画とは何も関係ないっぽい。でもこっちのほうが古いのね。
首謀者(一人であんな仕掛け作ったの!?)が何者なのかとか、首謀者がクリス
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エスケープ・ルーム(2019年製作の映画)

3.1

リアル脱出ゲーム&デス・ゲームもの。CUBEの脱出ゲーム版みたいな雰囲気で、集められたメンバーも個性的なんだけど、各キャラの掘り下げが浅くてなんか惜しい。「デス・ゲームに賭けて楽しむ世界中の金持ち」と>>続きを読む

ラバーボーイ(2014年製作の映画)

3.3

ポスターと全然内容違っててびっくりした。こんなマスクの人は出てこないし(マスクは被ってるけど悪魔のいけにえのレザーフェイスみたいな雰囲気のおばさんぽいマスク)、インターネット都市伝説ホラーみたいなやつ>>続きを読む

12日の殺人(2022年製作の映画)

3.4

フランスのしっとり刑事モノ。
1つの事件を追い続ける話なんだけど、単なるミステリーのままでは終わらず、男と女の社会的な隔たりを描くストーリーに昇華していく。
女たちから発せられる「女だから殺された」「
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ビニールハウス(2022年製作の映画)

3.4

韓国の貧困サスペンス。ビニールハウスで暮らす人々が現実にいて社会問題になってるということを本作で知った。怖い。
貧困、介護、認知症、障害などの高齢化社会・格差社会の問題を背景に淡々と話が進む。普段見え
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クローブヒッチ・キラー(2018年製作の映画)

3.4

後味の悪いしっとりジュブナイルサスペンス。
主人公が16歳という微妙な年齢で、家庭内でちゃんと「良き父親」をしているお父さんに説得されたら飲み込んじゃうよなと思った。
そのあたりの、息子のミスリードな
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π〈パイ〉 デジタルリマスター(1998年製作の映画)

4.1

「マザー!」を見てダーレン・アロノフスキーの映画にハマり、他作品も観ていたんですがこれは未見でしたので映画館で初鑑賞。公開当時、変わった映画があるぞと噂になっていたような覚えがある。3/14の円周率の>>続きを読む

カミングスーン(2008年製作の映画)

3.0

タイのホラー映画。ストーリーはなかなか良い。怪異の正体が実は……なところは良かった。
目をえぐられるとか、口が割けてるとか、頭禿げてるとか、目力すごいとか、なんか汚いとか、見た目の生理的な不快感がすご
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プロミス/戦慄の約束(2017年製作の映画)

3.2

タイのホラー映画。しっとりアジアンホラーな雰囲気がいい。
序盤のタイ経済危機の時代、90年代後半らしさを感じるポケベルやプリクラが良かった。タイにこんな時代があったんだなぁ。タイの人からしたら、「あり
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キュア ~禁断の隔離病棟~(2016年製作の映画)

2.8

ゴシックホラー、サスペンスにしては色々と雑で説明不足に感じた。2時間半もあるのに謎が謎のままだし、ずっとしっとり怖い雰囲気で進めていたのに、ラスト急にモンスター&アクション映画みたいになるし。あと気持>>続きを読む

セッション(2014年製作の映画)

4.5

リバイバル上映で鑑賞。初見。
アンドリューもフレッチャーも普通の人から見たら狂人の域だし、歴史に残る奏者になるためには狂気が必要なのだと感じた。
音楽映画なので当然なのだが、最初から最後まで音楽がずっ
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DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

4.5

絵が美しい、そして音楽も美しく印象的な映画だった。「レオン」とはまた違った方向性で、愛を求める孤独な男の人生を美しく描いている。
ダグラスの中性的な装いと、ハスキーボイスの落ち着いた口調がすごく良い。
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トビラ 魔の入り口(2018年製作の映画)

2.8

変なモノを拾うな、これに尽きる。9割くらい母親のせい。
好意的に解釈したら、息子を含めてあの一家は悪魔に「呼ばれてた」のかな?という感じ。
何であの息子が狙われてお気に入りになったのか、息子の不安定さ
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フレッシュ・ミート サイケな家族(2012年製作の映画)

2.7

全部観終わってから気付いたけどニュージーランドの映画だったのか。
アジア人差別とか、有色人種の味方ぶるベジタリアンの白人とか、ニュージーランドもアメリカと似たような感じなんだなぁと思った。しかしマオリ
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