主人公の真人は紛れもなく宮崎駿監督本人。
カメラは延々と主人公を追っていく千と千尋スタイル。
空襲を体験し疎開した自身の原体験がベース。
疎開した少年宮崎駿が冒険するのは自身の頭の中にあるあの世界観。>>続きを読む
劇中シェリフが着ている「おおかみこどもの雨と雪」Tシャツが間接的に監督の「サマーウォーズ」リスペクトを表しているとしか思えずただただ嬉しかった。
それなら何故サマーウォーズTシャツにしなかったかって?>>続きを読む
ブライアン・ウィルソン本人へのインタビュー映像満載なので、熱心なファンならずともペットサウンズとベストアルバムを時々聴きたくなる程度のライトなファンでも充分過ぎるほど楽しめる。
ただファンが本当に知り>>続きを読む
竹久千恵子演じるおきよはかつてその美貌から浅草の小料理屋の看板娘として莫大な人気を得ていたが、その人気に翳りが見えてきた25歳の頃のお話。
公開されたのは1937年(昭和12年)、時代のせいだろうか当>>続きを読む
奇跡だ、まさか「稲村ジェーン」の良さを分かる日が来るだなんて。
当時小学生だった時分はリアルタイムでこの映画の波に乗る事は出来ず、公開から数年後サザンにハマった時にレンタルビデオで初めて見る事になるの>>続きを読む
この映画を理解するには落語「芝浜」を知っているかどうかは非常に大きいと思います。拾った財布を宝くじに置き換える事でこんな視点が生まれるのかと目からウロコでした。
そしてお金に拘りがある人ほどこの映画は>>続きを読む
おそらくこの映画、映画オタの皆さんから諸手を挙げて歓迎されるタイプのものではないです。
「BTTFオマージュ」なんて言われてSF映画ファンが見に行っちゃった日には恐らく酷評でしょう。じゃあ駄作なのかと>>続きを読む
SMAP解散報道から現在に至るまで、憶測で書かれまくってきた全ての記事より価値のある一本。
なんせ自らが映画という媒体を使って、今まで溜め込んできた想いを時には演出の一部に託して、時には直接的に物語と>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
藤子先生が生前ぺんぺん草も生えないほど色んな冒険をさせて来た映画ドラえもんですから、現在ドラえもんを作ることを課せられたスタッフの苦悩は分かります。
でも、自分らがなぜドラえもんに夢中になって来たのか>>続きを読む
今まさに人生に疲れている人、今日も私は映画に励まされて生きてますという人には是非見て欲しい。
この物語の主人公達は思い通りに人生を羽ばたく事が出来ずにいます。傷を負いながら生きてます。
そんな主人公>>続きを読む
ハマる人にはハマります。
自分が人間として出来損ないであると感じている人、あるいは他の人には理解されない嗜好を持つが故に様々な苦労をされている方にはこの作品はハマると思います。引き込まれると思います。>>続きを読む
三度目の殺人は誰が誰をどのような手口で殺したのでしょうか?
多分、大半の人は見終わった後考えることが必要な映画です。
是枝監督の作品と思って見に行くと、むしろそれが枷になるかも。
タイトルだと感動ロードムービーに思えるが、実際はナチスものの逃亡劇。
もっと観客をハラハラさせようと思えば出来ただろうし、子供たちのキャラクターを一人一人深く描こうと思えば出来たはずだ。
しかしこの監>>続きを読む