toaさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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お早よう(1959年製作の映画)

2.9

みんな高評価の名作なのに、この情緒を解するには自分は何かが欠けているらしい。ショック。

なんとも生きづらそうな地域社会に見えちゃって、プライバシー尊重の現代をこれほど有難く感じるとは思ってもみなかっ
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トランボ ハリウッドに最も嫌われた男(2015年製作の映画)

3.4

教科書の活字だった"赤狩り"というものが実際の出来事として腑に落ちた。観てよかった。
どれだけ多くの人が翻弄されたのか…すごい歴史だ。
途中トランボの振る舞いがあんまり横暴でそりゃあ嫌われるわと思いな
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エデンの東(1954年製作の映画)

3.0

斜に構えてポケットに手を突っ込んで。鬱屈して情けない姿なのに印象に残る人、ジェームズ・ディーンはやっぱりアイコニックだった。

自分にないものをすべて持っているような人が直ぐ傍にいたら苦しいだろうけど
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ダウン・バイ・ロー(1986年製作の映画)

3.3

モノクロで無気力で、なんか味のしなくなったガムをずっと噛んでる感じ。なのに不思議と最後まで観れちゃった。
ジャームッシュ映画の悪い人は悪事にも不真面目でだらしなくて人間くさい。だからなのかなぁ、観てる
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デリシュ!(2021年製作の映画)

3.1

穏やかないい後味。
ナポレオンを観に行きたいけど都合がつかなそうなので、"フランス革命前夜"のキーワードに惹かれ、違う角度でフランス気分。

貴族のためのシェフしか許されなかった時代。シェフの職を失っ
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ザ・シューター/極大射程(2007年製作の映画)

3.0

陰謀に巻き込まれる元凄腕スナイパー。
なんとなくボーンを思い起こす主人公の淡々とした事の運びに引き込まれた。ウォールバーグがハマり役で、ペーニャはちょうど良い塩梅。
好みから言えば最後は蛇足なんですけ
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スリーデイズ(2010年製作の映画)

3.0

3人家族の境遇には同情するが、方法論はいただけない、感情移入しきれない。そういう気持ちを逆手に取った配役と演出だった。
ラッセル・クロウは一線越えそうな空気感がほんとうに上手いなぁと思う。

人生は続
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スネーク・アイズ(1998年製作の映画)

3.1

まだ観てなかったニコラス・ケイジ作品。
評判ほど悪くなかったです。真相は予想できつつも周縁のミスリードが練られていて、映像も凝っていて、終盤まで楽しめました。
デ・パルマ監督とデヴィッド・コープ脚本の
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Guava Island(2019年製作の映画)

3.1

リアーナ & ドナルド・グローヴァ―。
いい意味でポスターの印象とは違う映画だった。
何かと忙しい季節、もうひと踏ん張りのパワーをもらった。
MVの延長のようで、島中に溢れる音楽のなかにピリッとスパイ
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決断の3時10分(1957年製作の映画)

3.0

リメイク版とかなり違って予想外。
これはこれで渋い男たちでした。目で語る攻防は見もの。モノクロでも砂埃の色を感じる。
リメイク版のジリジリした緊迫感よりも、本作は悪役が少しゆるっとしている感じがします
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地上最大のショウ(1952年製作の映画)

3.0

フェイブルマンズからの地上最大のショウ。不条理や人間の負の感情をエンタメに昇華する原点ということなのかなと思った。

しかしこれを5歳のスピルバーグに見せる御両親すごい(笑)2時間半は長すぎるし衝撃的
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.5

サミー少年、こんなに面影のある子をよく見つけてきたなぁ。
巨匠スピルバーグ監督の人間らしい面を知って実物にすこし近づけたような気がして、なんか嬉しい自分がいる。

父のエンジニア気質と母の冒険心や審美
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ズートピア(2016年製作の映画)

3.0

ストレートに夢の力。
Try Everithing、良い曲ですね。
これから夢を抱く子ども達も、夢を諦めかけた大人達も、彼らの言葉に励まされる人がたくさんいるんだろうな。

擬人化された動物が暮らす街
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ぼくと魔法の言葉たち(2016年製作の映画)

3.0

今日は世界人権Dayということで。
「人とのつながりを持ちたい。成長したい、仕事もしたい。」それは自然な願いのはず。誰もが持っている自分の世界を、その人らしく、ニュートラルに表現できる環境があってほし
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ドーナツキング(2020年製作の映画)

3.0

『タンジェリン』で憩いの場にも修羅場にもなっていた「ドーナツ屋さん」という存在。日本は一時期コンビニで売り出して定着しなかったけど、アメリカの映画ドラマの世界には頻繁にドーナツが登場する。そういえばド>>続きを読む

パリの恋人(1957年製作の映画)

3.0

麗しのサブリナのレビューで言及していた方が多かったので気になって観たら、なるほど確かに歳の差(笑)
カラー&ミュージカルになって観やすいです。
オードリーの歌声とダンスがとにかくキュートで、表情が生き
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麗しのサブリナ(1954年製作の映画)

3.0

オードリーと彼女のファッションがとても綺麗で満足。有名なイブニングドレスも、ショートパンツのラフなスタイルも素敵だった。そして名曲 La vie en rose.

ストーリーの方は正直言うとそんな若
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ポセイドン・アドベンチャー(1972年製作の映画)

3.3

パニックムービーの古典、期待以上だった。
牧師が主人公なのが効いているのか設定や台詞が哲学的で、ディザスターというより、もはや船内で起きる小さな革命だった。
人間ドラマが濃い。特にアクの強い主人公フラ
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ドク・ハリウッド(1991年製作の映画)

2.5

MJフォックスにドクの冠とは、狙ったタイトル。
not for meだったけど、フォックスとブリジット・フォンダはキュートだった。

どこで暮らそうと未練たらたらで生きるのは自分にも周りにも良いことな
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タンジェリン(2015年製作の映画)

3.1

フロリダ・プロジェクトの監督が撮ったクリスマス映画。
そうこれでもクリスマス。雪もサンタもケーキもない、乾いて荒んでるイブのLA.

裏通りの住人たちをリアルに撮る才能を実感した。いい意味でみんな役者
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ガタカ(1997年製作の映画)

3.9

もっと早く観とけばよかったー!
ストーリー・美術・配役がとてもいい。モダニズム建築と光と端正な人々、終始画が美しくスタイリッシュだった。

25年以上前の作品だなんて信じられないくらいの先見性。
古く
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スペース カウボーイ(2000年製作の映画)

3.2

タイトルが秀逸~。
ついぞ宇宙に行かないまま引退するはずだった宇宙飛行士達の物語。積年の恨みで気を吐く主人公と、ユーモア交えて緩くいなすチームと、ご尤もなNASA職員と、人間を見ているうちに敢えて彼ら
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真夜中の虹(1988年製作の映画)

3.3

疲れた週末、ぼーっと観るのにちょうどいいオフビートでした。
髪に絡まったままの紙屑とか、幌ちゃんと動くじゃんとか、ダサいのに笑っちゃう。能天気すぎて現実にいたらきっと近寄らないだろう人、でも憎めない感
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裸足の季節(2015年製作の映画)

3.1

笑い合う彼女たちはとても美しいのに。

第一印象はヴァージン・スーサイズのようだったが更にキツかった。いやもしかしたら状況が分かりやすいからそう感じるだけで、彼方も近いのかもしれない。閉塞感は比べられ
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いちご白書(1970年製作の映画)

2.9

てっきり邦画の青春物かと思ったら、アメリカの学生運動の話だった。
全然甘酸っぱくない、じめっと苦々しかった。
主人公は正直なところ思想なんてなくて、承認欲求を拗らせただけように思えてしまう。実際こうい
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TAXI NY(2004年製作の映画)

3.1

TAXiシリーズ本家の1と同じくらい好き。
刑事のポンコツ感はそのままに、相棒になるタクシードライバーがナセリからクイーン・ラティファに変わってこれがハマり役!笑いがアメリカナイズされて馴染みやすい。
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カリートの道(1993年製作の映画)

3.3

鮮やかだった。ゲイルがチャーリーを鼻先で誘惑するシーン、クライマックスのエスカレーター、夕焼けで踊るラスト、鮮やかだ。
エンディングの曲がグッと余韻を引き立ててくれた。
アル・パチーノの堕ちる男もショ
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白い暴動(2019年製作の映画)

3.3

コントラクト・キラーで知ったジョー・ストラマーが出演していると聞いて。
1970年代後半のイギリスで、音楽を通して人種差別撤廃を主張し続けた若者たちのムーブメント「ロック・アゲインスト・レイシズム」に
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コントラクト・キラー(1990年製作の映画)

3.5

初めて観るカウリスマキ監督作がこれでいいのか分からないけど、個人的には良かったです。
シュールな笑いで妙に好きなっちゃう余韻。
ジンジャエール、おでこのリップ、最高。
こういう日陰者が知っている冷たい
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ジェイソン・ボーン(2016年製作の映画)

3.5

面白かったー!
ずっと見そびれてたけどもっと早く観ればよかった。
古参のニッキーが過去と今を繋いでくれて、新参のリーが進行中の未来を見せてくれる。脚本も配役も淀みがない。潜伏先がよくある南米や東南アジ
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ボーン・レガシー(2012年製作の映画)

3.1

ジェレミー・レナー回復記念に再鑑賞!あの大事故からたった10ヶ月で走れるまでに快復したご本人のInsta投稿に涙。。
パルクールとバイクアクションの緊迫感に心臓バクバクで、屈強なジェレミー・レナーを堪
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ノートルダムの鐘(1996年製作の映画)

3.1

金ローで久しぶりに。せっかくなので字幕と吹替の両方観たらどちらもよかった。
アラン・メンケンの音楽が最高で、鐘の音とともに始まるオープニングの歌は鳥肌もの。

子ども頃のほろ苦い印象が残っていたけど、
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舞妓はレディ(2014年製作の映画)

2.9

上白石さんの醸し出す雰囲気が役にぴったり。
耳慣れない京言葉や方言で何言っているか分からず、初めて邦画で字幕を付けました(笑)

朝ドラのようなひたむき主人公の成長物語だけど、なぜかポップミュージカル
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みんな元気(2009年製作の映画)

3.2

Thanksgivingなので。
切なくも温かく、どうしたって離れて暮らす親を考えてしまうお話でした。
親のサプライズ訪問は実際にあったら困るんだけど、どっちの気持ちも測れるから切ないよね。
これまで
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オータム・イン・ニューヨーク(2000年製作の映画)

2.5

秋のNYとウィノナは美しいのだけど、ストーリーはNot for meだった。

ベリーショートの後ろ頭。あーかわいい。

ジャッカル(1997年製作の映画)

2.7

思ってたのと違った。フランスの「ジャッカルの日」のハリウッド版だけど世界観も設定も結構違う。あの地味渋い緻密なプロの感じが好きだったのになー。
なんか色々絡めすぎて見せ場が散漫しちゃった感。うーん、リ
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