ジャンリュックさんの映画レビュー・感想・評価

ジャンリュック

ジャンリュック

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砂の器(1974年製作の映画)

4.0

昭和の傑作!

巧みな謎解きストーリーに引き込まれ、
ドラマティックな演出に心奪われる。

たった一つのキーワードをもとに、丹念に事件の謎を解いていくところは、一見地味な展開だけども、観る人への謎の掛
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.0

やっと観た🙄
公開から1カ月にして、やっと。

前作を観てから2年半、
その間、フィルマのClip!画像も、
最初は画像なしでグレーだったのが
やがて小さいサイズの写真が入り
太陽(←アラキスの)大写
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Here(2023年製作の映画)

4.5

この静かな作品が
なぜこれだけ心に残るんだろう?

ドラマティックな展開が無いなら無いで、そこで起きた些細な出来事や出会いの1つ1つが心に残る。

それに状況説明的な台詞も無いせいか、いろんな情報を自
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アイアンクロー(2023年製作の映画)

4.0

昭和のプロレス少年ジャンリュックにとっては、純粋にプロレスシーンが楽しい😆

エリック兄弟にブロディ,レイス,フレアー‥といった当時の選手たちがたくさん居て、
TVインタビューでのアピールや観客の盛り
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エリック・クラプトン : ライヴ・イン・サンディエゴ〜伝説の一夜(2016年製作の映画)

4.5

エリック・クラプトンのライヴ映画を観るのは、無観客の『ロックダウン・セッションズ』も含めるとこれで3作目。

最近は来日しても武道館ばかりで地方には来てくれなさそうなので、せめて擬似ライヴ気分を味わい
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48時間PART2 帰って来たふたり(1990年製作の映画)

3.0

2作目も、
🎧ロォーークサーーーヌ 🎶

邦題の通り『帰って来たふたり』だけども、帰って来たら主役が入れ替わってた。

この頃ニック・ノルティがどのくらいのポジションだったかは覚えてないけど、
エディ
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海の上のピアニスト 4Kデジタル修復版(1998年製作の映画)

4.0

午前十時の映画祭13🎞️
そのラストを飾るにふさわしい、映画館で観る愉しみに溢れた一作✨

いかにも映画の世界といった感じの物語を、美しくつくり込まれた映像が彩り、モリコーネの旋律が被さって心を揺さぶ
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チャロの囀り(2022年製作の映画)

3.0

北九州ロケ作品🎬
この日は1日限定の凱旋上映で、
上映後に舞台挨拶あり。

住んでる街の風景がこうやって映画に出てくるのって、特別な映画の楽しみ方だなあと思う。

見慣れた建物があんなふうに撮られるん
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オスカー・ピーターソン/オスカー・ピーターソン:ジャズ界の革命児(2020年製作の映画)

4.0

ジャズレジェンド🎹オスカー・ピーターソンの生涯を辿るドキュメンタリー。

本人の演奏映像やインタビューなどが、よくこんなに残ってるなというくらい使われていて、その足跡や人となりが伝わってくる。

そし
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.5

なるほど、これまでこういう視点で考えたことがなかった。
ここでの題材は小説だけども、僕も映画を観る時などに、いわゆるステレオタイプの黒人像を無意識のうちにイメージしてた気がする。

そういう「無意識の
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SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

3.5

🇫🇮フィンランドと聞いて思い浮かぶのは‥

ムーミン?
幸福度ランキング1位?
映画関連では、カウリスマキ兄弟?
あるいは『かもめ食堂』?

‥あまりバイオレンスの香りはしてこない。

ただ、ソ連と戦
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髪結いの亭主(1990年製作の映画)

4.0

“髪結いの亭主”って日本語は江戸時代くらいからあるそうで、いわゆる「ヒモ亭主」のことを指す言葉だとか。

で、このフランスの亭主は、床屋の女性と結婚した正真正銘の“💈髪結いの亭主”。

まあこの人も仕
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小説家を見つけたら(2000年製作の映画)

4.0

「小説家」が邦題につくと良作の香りがする。

そして「小説家」と言えばこの作品、
サリンジャーを思わせる小説家と
バスケ上手で文才もある高校生、
この二人の心の交流が感動を呼ぶ、まさに良作。

ま、ス
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クイーン:ロック・モントリオール1981(1981年製作の映画)

4.5

クイーン黄金期の
’81年モントリオールのライヴ映画を
IMAXリマスターして
4日間限定(+2日追加)上映!
それにこの日は声出しOK!

これはもう行くしかない😆!

僕の席は前から6列目。
視野
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イコライザー(2014年製作の映画)

4.0

マッコールさんの几帳面な暮らしぶりから始まるこの映画‥、
『PERFECT DAYS』を観た後に観ると、普段のマッコールさんが平山さんに見える。

もちろんこっちの方がだいぶ前だし、それにマッコールさ
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瞳をとじて(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

『ミツバチのささやき』も観たことがなくて、この作品の予備知識もほぼ無し、
そんな真っさらな状態で鑑賞。

冒頭のシーンからいきなり引き込まれる。
予備知識無いだけに、このシーンの意味合いが掴めず、これ
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.5

エマ・ストーンが凄い!という噂を聞いて、遅ればせながら鑑賞。
‥確かに凄い😳

まあ熱烈ジャンプも確かに凄いけど、印象に残ってるのはそっちばかりでもない。

ランティモス監督の独創的な世界や、世の中の
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魔界転生(1981年製作の映画)

3.5

公開当時、沢田研二の出演が話題になってたけど、僕にとっては
“千葉真一の柳生十兵衛を楽しむ映画。”

十兵衛が主人公の伝奇小説を映画化するとなると、この時代にその役を演れるのは千葉真一をおいて他に居な
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ポップスが最高に輝いた夜(2024年製作の映画)

5.0

80年代のポップスを聴いているうちに大人になった世代なので、この歴史的プロジェクトの衝撃はよく憶えている。

参加アーティストたちの超豪華な顔ぶれ、そしてその社会的意義。すごいことが起こっているんだと
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ベスト・セラーズ/小説家との旅路(2021年製作の映画)

3.5

「小説家」が邦題に入るだけで、なんとなく良作の香りがする。
さらにこの作品、小説家を演じるのがマイケル・ケインと聞くと、より期待が膨らむ。

そんな邦題と名優に誘われて鑑賞。

まあ邦題はともかく、
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椿三十郎(1962年製作の映画)

4.0

この1〜2月、NHK-BSが黒澤明×三船敏郎の娯楽時代劇5作品を放映。
どれも言わずと知れた名作ばかりで、こう並べられるとあらためてじっくり観直してみたくなる。

と言いながら、『用心棒』より先に続編
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ゴーストライター(2010年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

📝ラストシーンにモロに触れます。
ネタバレ設定していますが念のため。



あのラストシーン✨
実に映画的な表現に思える。

かなり衝撃的な展開なんだけど、
それを直接的に見せずに、この話のキーアイテ
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

5.0

FILMAGAで以前「丁寧な暮らしを覗ける映画」というまとめがあって、僕の好きな『パターソン』や『海街diary 』などが選ばれてた。
今もし同じ特集をしたら、真っ先に選ばれそうなのが、この『PERF
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a-ha THE MOVIE(2021年製作の映画)

3.5

80年代中頃は洋楽チャートをわりと追っかけて聴いてたので、Take On Me が大ヒットした頃の様子はよく憶えている。

MTVでもFMでも本当によくかかってた。あのツカミ十分のイントロに伸びやかな
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ポトフ 美食家と料理人(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

👩‍🍳映画のラストに触れます。
 ネタバレ設定してますが念のため。


美味しそうな映像が五感を刺激してくる。
といっても映画なので視覚と聴覚なんだけど、なんだか良い匂いがしてくるような、舌の上で味わ
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ハッピー・オールド・イヤー(2019年製作の映画)

4.0

今年初レビュー(今頃🙄?)。
これを1本目に選んだのは、僕の決意の表れです。

今年こそは、断捨離するぞという。

年末の大掃除でも結構捨てたんだけど、新年もこの映画を観て気合いを入れ直して‥

アレ
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THE 有頂天ホテル(2005年製作の映画)

4.5

Merry Christmas and Happy New Year!

今年のクリスマスは『ラブ・アクチュアリー』を観て、大晦日はコレ『THE有頂天ホテル』
どちらも群像劇で、しかもこちらはまさしく
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トランボ ハリウッドに最も嫌われた男(2015年製作の映画)

4.0

これは面白い😃
脚本家ダルトン・トランボの伝記映画だけれども、いろんな視点で観ることができて、どれも興味をそそられる。

例えば、ハリウッドの、というかアメリカの負の歴史を描いたドキュメンタリーとして
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ラブ・アクチュアリー(2003年製作の映画)

4.0

🎄街が華やいで、ちらほらと雪が舞ってきたりするこの季節、やっぱりクリスマス映画を観たくなる。

今年はサンタさんが最終兵器なやつを観て途中で挫折しちゃったので、ここは一つ定番作品を。

‥と思ってとり
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

4.5

🎬北九州国際映画祭
「あなたの青春の一本」30-50歳代の人気No.1として上映されたのがコレ。
年齢の幅の設定が広すぎ。

その年齢幅のかなり上のほうに位置する僕としては、この作品の選出はウンウン😌
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ショータイム!(2022年製作の映画)

3.5

まさかの実話😲

差押え危機の農家が、納屋をキャバレーに改装して一発逆転を狙うという、かなり突拍子もないお話。

逆に実話じゃないと、あり得なさ過ぎててふーんで終わってしまうかも。

そして実話ベース
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007/ リビング・デイライツ 4Kレストア(1987年製作の映画)

4.5

BOND60 の後半5本の中の最優先作品。これは必ず観ようと心に決めてた。
シリーズの中でもかなり好きな一作。

初めて観た時は‥なにしろロジャー・ムーアのボンドを観て育った世代なので、ちょっとイメー
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(2023年製作の映画)

4.0

本能寺の変という擦られ尽くした題材を、北野武監督が撮るとどうなるんだろう?という興味に惹かれて鑑賞。

おお😲‥こうなるのか。

まあタイトルのものが、たくさん飛ぶんだろうなというのは予想がつく。出だ
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ロイ・ハーグローヴ 人生最期の音楽の旅(2022年製作の映画)

2.5

ロイ・ハーグローヴの最後のツアーに密着したドキュメンタリー。

本人の肉声、ジャズレジェンドたちの語りなど、インタビュー中心の構成になっている。‥というか、ならざるを得ない。
というのも、ライヴ映像は
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ジャム DJAM(2017年製作の映画)

4.5

歌と踊りが溢れる、珠玉のロードムービー♪

エーゲ海が舞台の女子二人旅は、かなり行き当たりばったりだけど、さまざまな出来事に多くの人との出会いと、まさにロードムービーの醍醐味いっぱい。

そして、主人
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名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊(2023年製作の映画)

3.5

ケネス・ブラナー版3作目。

邦題に『名探偵ポアロ‥』と付いたのはたまたまかもしれないけど、なにかポアロの主人公感が増してきてる気がする。一人称的というか、終始ポアロ目線で話が進む、というか。

全く
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