酢さんのアニメレビュー・感想・評価

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酢

わたしの幸せな結婚(2023年製作のアニメ)

3.3

大正浪漫なシンデレラストーリーをやっているうちは少女の欲望を高純度で具現化したコッテリ胸キュンを楽しんでいたものの、話数を重ねるにつれて異能力バトルめいた展開が混ざるとそれは要らねえな〜とちと微妙な気>>続きを読む

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アイドルマスター シンデレラガールズ U149(2023年製作のアニメ)

3.3

幼い子どもが妙に生々しい芸能界の中で毎話毎話年不相応な葛藤と向き合いながらアイドルを目指していく、そのドラマの構造自体が抱える逃れようのないしんどさはある……(絶対に情操教育に影響あるからジュニアアイ>>続きを読む

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ブラック・ジャック OVA(1993年製作のアニメ)

5.0

全話を通じて出崎統の人間愛が咲き乱れるこのOVAは、ヒューマニズムを信じきるという点で原作を上回る(手塚治虫の場合はサスペンスを機能させるためのヒューマニズム)。偏屈なリアリズムに縛られず「真実の瞬間>>続きを読む

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少女革命ウテナ(1997年製作のアニメ)

4.0

ついに見た。思春期に『ピングドラム』に挫折した過去があるので「難解なだけでつまらないのでは?」という酷い先入観で臨んだけど、普通に面白かった。女児向け販促をしている週一放送アニメ」という盤石な土台を守>>続きを読む

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桜蘭高校ホスト部(2006年製作のアニメ)

4.5

いつか見ようと思ってたのをようやっと視聴。いやーめちゃくちゃ良くできてるなーーー!!お金持ちの戯れに庶民が巻き込まれる系の物語に外れなし。ホスト部のみんながとにかくいい子で泣けてきて一気見しちゃった。>>続きを読む

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Dororonえん魔くん メ~ラめら(2011年製作のアニメ)

3.5

追悼木村貴宏ということで。昭和ギャグと下ネタのオンパレードが滑りまくりだけど、完璧なキャラデザと高クオリティ作画が永井豪のエロ感を見事に実現。しかもそこにテンポの良さが加わるので見ていてそれなりに楽し>>続きを読む

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Sonny Boy(2021年製作のアニメ)

3.3

「アニメで世界と対峙してやるぜ!!!」という剥き出しの意志を感じる。青々しさが眩しい。嫌いじゃないけど、落とし所がお決まりのフレーズ過ぎて。こんなので納得できるなら生きるの苦労しねーよ、くだらね〜と脱>>続きを読む

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明日ちゃんのセーラー服(2022年製作のアニメ)

3.5

美少女たちをフォトジェニックに彩るために計算し尽くされた描写。現実世界では到底存在しえないような明日ちゃんの住居、善人しか存在しない人間関係は序の口。釣り回では魚は画面上にほぼ登場せず、水泳回では少女>>続きを読む

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その着せ替え人形は恋をする(2022年製作のアニメ)

3.5

ギャルとのラブコメを楽しんでね、というだけでなくコスプレのHowToにもなっている点が今時っぽい。視聴者が現実世界に帰ってからの導線が想定されているのが健康的なんだと思う。美術のリアリティもその趣向に>>続きを読む

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ルパン三世 PART6(2021年製作のアニメ)

2.0

【第1クールのみ】
カスのTVSPで慣らされているから甘くもなるけど、面白くはない。「ルパン×ミステリー」というお題がそもそも悪かったんだろうな。ホームズ回、ゲスト脚本家回問わず、趣向をいくら凝らした
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あの夏で待ってる(2012年製作のアニメ)

3.3

ベッタベタが交通渋滞。ご都合すぎでピエロ多すぎで勝負は決まりすぎ、と難ありまくりの脚本だけど嫌いになれない😭夏の田舎で先輩と一つ屋根の下でドキドキ共同生活って。8mmが醸す強烈なノスタルジー。主観カメ>>続きを読む

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機動戦士Zガンダム(1985年製作のアニメ)

3.3

1stから続けて見るとテンションの変貌ぶりにかなり驚く。6年でこんな変わってしまうなんてどういうことなの?退屈なような刺激的なような。漂う雰囲気はトゲトゲしていて居心地が悪い。でもこの妙な収まりの悪さ>>続きを読む

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機動戦士ガンダム(1979年製作のアニメ)

4.0

真っ当なビルドゥングスロマン。意外にちゃんとした「大人」が多い。全体を通して富野的な外連も薄くて、よく出来たオーソドックスな作りだと思う。物語の進行に合わせて陸海空宇宙とシチュエーションが変わっていく>>続きを読む

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ガンダム Gのレコンギスタ(2014年製作のアニメ)

4.5

富野由悠季ブロガー諸氏の力作解説記事の数々に感謝を込めて。

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ハチミツとクローバーII(2006年製作のアニメ)

3.3

OP:YUKI、挿入歌:スピッツとスガシカオ、ED:スネオヘアー。あまりにもF1層狙いのコンセプトで笑ってしまうけど、それでも良いもんは良いね。音楽って偉大。脇を固める藤原啓治、うえだゆうじがやっぱり>>続きを読む

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可愛ければ変態でも好きになってくれますか?(2019年製作のアニメ)

3.3

変。1話が特に変。意図がよくわからないカット割りのせいで、ラブコメの背後で巨大な邪悪が蠢いているような不穏としか言えない空気感に。『化物語』的なことがしたくて失敗している?OPも鬱エンドを匂わせている>>続きを読む

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おにいさまへ…(1991年製作のアニメ)

4.0

涙が止まりません。
乙女の夢をそのまま描いたような超絵空事な原作に、円熟の演出がぴったりと。各キャラクターの末路が悲劇でなく、「人生を生ききる美しさ」に変換されているのがあまりにも出崎統。濃厚な人間ド
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美少年探偵団(2021年製作のアニメ)

4.0

なんだかんだシリーズディレクター次第で質が変わる新房昭之×シャフトの中でもかなり優秀な部類。センス頼みでなく、お仕事な様式美でもなく、意外に王道な演出が新しい。そして、それがキャラクターのプレゼンとし>>続きを読む

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オッドタクシー(2021年製作のアニメ)

3.5

センスありげな会話が続く序盤は正直怠いけど、物語が不穏になってきだすと面白い。群像劇を一本にまとめて爽快にうっちゃる構成は松尾スズキ『ふくすけ』を思い出した。推しキャラはヤノ。

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絶対少年(2005年製作のアニメ)

4.0

THE・ジュブナイルSFって感じで清々しい。田菜編は夏に、横浜編は冬に見返したいね。次回予告の遊びっぷりが嬉しい。

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続・終物語(2019年製作のアニメ)

3.0

ファンサービスを期待して見始めたら妙に真面目な話で困惑。それこそ「ゆるい企画」に極振りしてくれて良かったのに。これまでにもまして抽象的な会話をきっちりアニメにするプロの意地のようなお仕事っぷりに感動。>>続きを読む

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「終物語」まよいヘル/ひたぎランデブー/おうぎダーク(2017年製作のアニメ)

3.0

急速にクローズアップされる「青春の終わり」。つまりは阿良々木暦の内面の物語が一つの転換点を迎えるという趣向。肝心の大オチは今一つキマった感に欠ける。演出でもっと味付けしてくれても良かった。戦場ヶ原ひた>>続きを読む

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暦物語(2016年製作のアニメ)

3.0

番外編ということで日常系ゆるゆるミステリに。11-12話は次回作への前振り。ボケーッと見ていても「後日談というか今回のオチ」があるだけで満腹感が担保されるのでこれは発明だなと感心した。1stシーズンか>>続きを読む

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終物語(2015年製作のアニメ)

3.0

「主人公が世界の理に触れることで苦い成長を遂げる」という青春物の鉄板を踏まえていることが、なんだかんだ高校生時代に物語シリーズが好きな理由だったと思い出した。見た後に何か成熟した気持ちになれるんですよ>>続きを読む

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憑物語(2014年製作のアニメ)

3.0

ファイナルシーズンが丸っと未視聴だったので消化するかと重い腰を上げたが、かなり苦しい。この辺だと新房昭之×シャフトの様式美も演出アイデアが尽き出してかなりヘロヘロ。内容は頭に入ってこないが見ていられな>>続きを読む

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ぶらどらぶ(2021年製作のアニメ)

3.0

押井守の手遊び。
萌え萌えアニメのFMTだけ借りつつ、やりたいこと詰めましたの感。純粋に出来の良いものを求める人には勧められないけど、映像表現としては結構面白い気もする。良いなと思ったのは実写を加工し
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LUPIN the Third -峰不二子という女-(2012年製作のアニメ)

3.3

ノれない諸要素を看過しても「ルパンで面白いことやろうぜ!」的な心意気は嬉しいとして、峰不二子に陳腐な解釈を与えた上で1クール分積み上げた物語を無化するあの噴飯物な落とし所は全く評価したくない。何という>>続きを読む

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ルパン三世 PART5(2018年製作のアニメ)

4.5

制作時点での直近15年間のルパン三世では間違いなく最も面白い。シリーズ愛と新規軸の両立、一話完結EPと話を跨いだEPの両立と、難易度の高いお題への正解を提示する脚本陣の覇気に感動。栗田貫一は屈指の仕上>>続きを読む

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ルパン三世 PART IV(2015年製作のアニメ)

3.0

カスのTVSPが10年続いてのTVシリーズだったので期待半分不安半分、結果としては「らしさ」を保つので精一杯だったという感じ。作画がはちゃめちゃに良いのに中身が微妙なので脳がバグる。長期シリーズの性な>>続きを読む

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ルパン三世 PARTIII(1984年製作のアニメ)

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捻りが印象的な好エピソード多し。
推しは『悪のり変装曲』『カクテルの名は復讐』『ボクたちのパパは泥棒』。おちゃらけてもここ一番でキメる山田康雄がさすがの素晴らしさ。ギャグ回で妙にハイテンションな小林清
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ルパン三世 第2シリーズ(1977年製作のアニメ)

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飛び抜けた話が少なくとも、全体としてそれなりに見れる。鈴木清司による効果的な選曲がクオリティ担保として機能していたのが大きそう。これも結構な発明だよなー。
宮崎駿回は言わずもがなだとして、個人的推しは
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ルパン三世 第1シリーズ(1971年製作のアニメ)

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大隅正秋演出のダウナーな雰囲気も捨てがたいけど、好きだったのはやっぱり高畑勲・宮崎駿チーム担当以降。マイベストは『宝石横取り作戦』。個人的にルパンに期待するものは全てここにある。

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となりの怪物くん(2012年製作のアニメ)

3.3

雫と春のくっつきそうですれ違う距離感が王道少女漫画していて良い。戸松遥はサバサバした等身大女の子の役が上手い。ラブコメとしては対抗馬が弱すぎて終始平和なムードのまま、微妙なところで終わっちゃったのが残>>続きを読む

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とらドラ!(2008年製作のアニメ)

4.0

人と人が痴情のもつれで言い争いをする。これより面白いものはないと教わりました。

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PUI PUI モルカー(2021年製作のアニメ)

3.3

結局モルカーってなんなのか、その辺全く深掘りしないのが凄い。もふもふ感が良い。

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