秋のコーラさんの映画レビュー・感想・評価

秋のコーラ

秋のコーラ

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続・夕陽のガンマン/地獄の決斗 4K復元版(1966年製作の映画)

4.5

圧巻の3時間

モリコーネの名曲と共にイカしまくるオープニングから心を掴まれまくる
話が見えにくい序盤は退屈な箇所もあるが、中盤以降の盛り上がりが凄まじい

他の2人と比べて卑劣感トゥーコのキャラクタ
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.0

確かに映像は凄いが、全然ハマらなかった

そもそもこの「映像が凄い」は、ドゥニ・ヴィルヌーヴSF独特の、無機質な重厚感が凄いのであって、これが娯楽SF大作と全く合わなかった。前作は、まだこの世界の説明
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愛にイナズマ(2023年製作の映画)

3.0

マークし忘れ

中盤までは割と好きだったけど、終盤で明確に好きでは無くなった

登場人物の乱暴な性格を、そういう理由があったのでしたーで、これまで負ってきた人々の心の傷だったりをチャラにするのは、流石
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6才のボクが、大人になるまで。(2014年製作の映画)

4.5

再観賞

以前観た時は割と好きくらいの感想だったけど、今回観直したらグンと好きになっていた

12年間の家族の変遷を2時間オーバーで描き切るため、彼らの成長に合わせて瞬間瞬間を切り取っていくのだが、そ
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マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

2.5

なぜ本作のような作品が公開されてしまったのか

説明にもならないセリフを延々と積み重ねるのに、結局マダム・ウェブはヒーローなのかヒーローでは無いのかさっぱり分からない、斬新な映画

だが、個人的に、ラ
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四月になれば彼女は(2024年製作の映画)

1.5

さすがに酷すぎる

全く機能しない豪華なキャスティング、何も工夫の無いモノローグのストーリーテリング、浅はか以前に意味不明な登場人物の言動、無理矢理感動ものにしようとするラスト…

個人的に、作品内で
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ダークナイト ライジング(2012年製作の映画)

4.0

再観賞


愛でたくなる、可愛らしい映画

『ダークナイト』ほど隅々まで整った映画では全く無い。終盤、ベインは結局よく分からない小物になるし、核兵器の処理も適当すぎる。中弛みもちゃんとする。けれど、ラ
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ダークナイト(2008年製作の映画)

4.5

再観賞

今更本作の魅力に触れたところで感しかないが…
映画としての完成度は異常。
バットマンとジョーカー、光の騎士と暗黒の騎士、トゥーフェイスの右顔と左顔、クライマックスの2隻の船、、
本作は「正義
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バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

3.9

再観賞

所々駆け足感も否めないけれど、中々面白い
ブルースの放浪からヒーローとしての誕生
ガジェットの数々はオタク心をくすぐられる

ブルースの行動原理はハッキリしており、チャンべーの演技は流石。正
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トレジャーハンター・クミコ(2014年製作の映画)

4.5

『ファーゴ』は大好きなのに、何故今まで観ていなかったんだ!!

『ファーゴ』の冒頭テロップを信じてしまい、劇中でブシェミが隠す大金を掘り当てようとする日本人女の実話を元にした話
『ファーゴ』が実話の殻
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十三人の刺客(2010年製作の映画)

3.6

邦画史上に残るアクション映画、との前情報で観たけど、いまいちノレず

前半のフリが後半のシーン一つ一つに活きていく脚本は見事。だが、如何せん13人に関して、余り深掘りされない状態で、後半ずっと大立ち回
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.3

全然ノレず

原作未読だが、漫画の実写映画化としては、とても真剣に作られていることは分かった
だが、どうしても極寒でのサバイバルの過酷さが、画面からはそこまで伝わってこず。俳優が綺麗すぎる。それと、主
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コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

4.2

良い映画ーー!

語りは少ないが、画でちゃんと魅せてくれる。コットを受け入れる叔父さん叔母さんもとても良い。
ラストの演出は少し過剰に感じたが、良い映画!

チワワちゃん(2018年製作の映画)

3.6

誰1人共感出来ないし、観ていて何だか小っ恥ずかしくなるけど、現代版『市民ケーン』的な感じで嫌いでもない

東京物語(1953年製作の映画)

4.2

初小津安二郎

めちゃくちゃ良かった!
全カットきまりまくりの画面、登場人物達の心の機微、たまにハッとさせられるセリフ

現代でも中川龍太郎や三宅唱、今泉力哉にも通ずる、邦画独特のこの雰囲気がとても好
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サウンド・オブ・007(2022年製作の映画)

3.5

なんだかんだ観ていなかった
007の主題歌は漏れなく全て好きなファンとしては、かなり楽しめた。007音楽の創始者、ジョン・バリーの功績を中心に、彼の携わった音楽を主に取り上げていくのだが、しつこい編集
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TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

4.0

中々面白い
特に冒頭のワンカットシーンや、最初の降霊シーンは、演出が素晴らしい
また、あの手の置き物の、不気味さとバカバカしさの丁度合間を行く様なアイテム、これこれ!!という感じ
中盤から少し雲行きが
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サンクスギビング(2023年製作の映画)

3.8

話としては何も面白くないんだけど、絶妙にウザイ奴らがメチャメチャに殺られるシチュエーション大喜利だけで駆け抜ける力技が見事。イーライ・ロスは素晴らしい仕事をした

ただ、『グラインドハウス』でのフェイ
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窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

4.5

これはとても良かった!!

子供から見た戦争、というのを題材にしているようで、作品内の要素要素はかなり深い。どこか"大人が考える子供"から見た物語、という印象が強かった。
これが、作中における、好奇心
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トランスフォーマー/ビースト覚醒(2023年製作の映画)

3.8

観賞から4ヶ月くらい、本編何も覚えてないけれど、めちゃくちゃ面白かった

トランスフォーマーは完全に実写映画シリーズしか分からないので、シリーズの流れは、マイケル・ベイのシリーズと別物になってしまった
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こいびとのみつけかた(2023年製作の映画)

4.0

歪な映画だったけど、微笑ましくて最高!
主演2人目当てで観たけど、2人とも本当に可愛い!

多分大マジメにこれをやられたら好きになれなかっただろうけど、最後まで爽やかで、多少強引だけれど歌で締まった、
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PIGGY ピギー(2022年製作の映画)

3.7

『キャリー』の系譜だけど、そこからかなり捻った映画
キャリーの母親もとてもおぞましいが、ピギーの母親も、恐らくは無自覚な抑圧強いている様が厭だった

ただ、想像したよりは割と普通な展開で、少し拍子抜け
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アンダーカレント(2023年製作の映画)

-

ウトウトしてしまったので時間ある時にもう一度観直したい

ドラキュラ/デメテル号最期の航海(2023年製作の映画)

3.0

面白くなりそうな要素を華麗に踏み外していく映画だった
人間側の行動がとにかく要領を得ない&お前ら昼間何してんだよ、という決定的なツッコミが最後まで拭えない。こんなにもクライマックスが盛り上がらないジャ
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戦慄怪奇ワールド コワすぎ!(2023年製作の映画)

3.7

とてもとても楽しいお祭り映画だった
正直、自分はめちゃくちゃノレた訳ではないが、異常なテンションのエンドロール含め、非常に応援上映向きだなと思った

『コワすぎ!』過去作も観ていて感じたけど、登場人物
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オオカミの家(2018年製作の映画)

3.5

思ってたのと全然違う映画だった
ひたすら不穏、ずっと動くアートを観ているかのよう。平面と立体を行き来する映像表現はめちゃくちゃ好きだったが、全編似たような表現が延々と続くので、ひたすら眠かった

死霊のはらわた ライジング(2023年製作の映画)

3.9

2023年で最も楽しみだった作品、ちゃんと快作だった!!!

シリーズ初の、マンションを舞台にして、死霊たちに襲われるのはシングルマザー(たしか)一家!
憑依対象に子供も含まれる分、残酷な展開かと思っ
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ミンナのウタ(2023年製作の映画)

2.5

アイドル映画と思いきや、清水崇がちゃんと本気を出てきた!
という触れ込みで期待して観に行ったら、全然面白くなかった

確かに恐怖シーンは往年のJホラーのようなゾッとするものがちゃんと詰まっていたが、如
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クライムズ・オブ・ザ・フューチャー(2022年製作の映画)

3.6

想像よりだいぶ地味な映画だった。面白い!ではなく、あざす!という感じ
そして、この変な椅子何だろーなーと思って観てたら、結局何なのか分かんなかった

劇中の、あの遠隔で手術をするガジェット、現実でも「
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.6

もはや完全に熊になってしまったラッセル・アオッテンジャネエ・クロウと新米神父のバディで贈る悪魔祓い
舞台は遠い海の向こうだけど、精神性はジャンプ系の友情・努力・勝利物で、日本で受けるのも納得
正直そこ
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

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魅力的な箇所2割、頭を抱える箇所8割くらい
不満点を上手く言語化出来ないし、あまりその気力も無いのが更にモヤモヤする
続編で持ち直してくれるか…?

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

2.5

豪華ゲスト俳優陣は魅力的だったけど、全く、本当に全くノレなかった、、
自分が、このジョン・ウィックという男に何の興味も湧かないのが不思議だ。大阪編が終わった辺りから、この男が生き延びようが刺客に殺され
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悪い子バビー/アブノーマル(1994年製作の映画)

3.9

まさにジェットコースタームービー!
冒頭数十分は、バビーと母との2人だけの狂った生活が、淡々と1つの部屋のなかだけで展開される。ラストで外に出て終わりか、と思っていたら、全くそんなことはなく、その後は
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

2.5

「敗戦による無が負になる」の、「敗戦による無」の部分の描き方が甘すぎて、ゴジラ映画以前に戦争・戦後映画として嫌いだった
演出面でも、こんなにグッと来ない安藤サクラも珍しかった

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