限られたキャストと限られたロケ地。いかにも安普請の家のようなつくりの映画に見える (눈‸눈)
ジェラルディン・ペイジの演技にすべてがかかっているような、それほど高齢の女優の実力が大きく花開き、>>続きを読む
よくわからない...
よくわからないけど、好きなタイプの映画 (θ‿θ)
沢山の登場人物とそれぞれちがった特性、そしてそれぞれがぶつかり合う混沌...
そういう人間模様を描くのを得意としてい>>続きを読む
面白かったけど__とても残酷な話だと思った。
これ、フツーに男女間の痴情の縺れから生まれた悲劇として観たらマズイだろうか....ま、そうは言っても肉体的な絡みはなかったから、痴情という表現が適切とは>>続きを読む
おいおい、この汚さたまらねえよなあ~70年代臭漂りまくりಥ‿ಥ 息が詰まりそうだぜえ.·´¯`(>▂<)´¯`·.
あの美しいオンナ(ジョニー)が最後に見せるスキッパ>>続きを読む
つくづくドランは"狂気"が好きなんだなと思う。
ドランの映画に出てくる人物は、誰もかれも何かに取り憑かれているようで、あまりフツーのヒトはいない。特にこの作品の登場人物、ギヨームの母親はまさにお狐様>>続きを読む
変態かと思われるかもだが、私はこういう破滅型男女を描いたモノが好きだ。
世のヒトの誰もが、こんなふうに人間崩壊の藪に入り込んでしまう要素を持っている。この世は"生地獄"、道を一歩踏み外せば奈落の底と言>>続きを読む
ドランの沼にハマってる。
もうこの映画はロランス、ロランス、ロランスってかんじで、どこを切ってもロランスの色香がつきまとう。
ロランスのあの告白があってから、恋人フレッドの人生にはただ、深い愛情に>>続きを読む
最近、ドラマではベルギーものにハマっているけど、映画は多分これが初めて。
観たあと、ジェンダーバレリーナの娘の心情がグサッと胸に刺さって、しばらくモノが言えなかった。これくらい感情移入するのは珍しい>>続きを読む
正直、イブ・モンタンがこんなにいい役者だとは思わなかった。
この映画、始めから終わりまでモンタンの演じる男の独壇場と言ってもいい程、周囲が彼の強烈な性格に翻弄されながら人生を狂わされていくようにも見>>続きを読む
いつも哀しげな彼女
心は満身創痍のまま生きていたのか。
夫の愛の深さを知るたびに不安の連鎖の溝に嵌る…そんな心の闇を抱えた彼女の過去が明かされることはなく、謎に包まれたまま物語は突然終わる。
彼女>>続きを読む
ひとの心も道徳心も崩壊した戦時下。
身勝手な母親からも村のコミュニティからも拒絶され、行き場を失い、孤独とともに彷徨う仏青年ルシアン。そんな中ある成り行きから彼はドイツ警察の一味となってしまう。分別を>>続きを読む
外国の映画を観ているようだと思ったら、フランス育ちのヴェトナム人監督によるものだった。この原作を読んだのは20年くらい前だったのだけど、妙に描写や言葉とかの細かいところまで覚えていて、映画のセリフが小>>続きを読む
芝居功者が勢揃いしていた__見応えのある作品。特に際立っていたのは、渡辺謙はもとより宮﨑あおい、綾野剛、森山未來。彼らが演じていた人物、滅茶苦茶リアリティありすぎて、実在するかのように見えた。
私はこ>>続きを読む
黒薔薇と聞いただけで、何か不穏な出来事が起きるであろうと思わせゾクゾク感を誘う。多くの男を虜にする妖艶な美女を若き美輪明宏が演じているのだけど、歌うその姿はドラッグクイーンにしか見えない。でも、この藤>>続きを読む
芸者連との絡みのシーンは歓喜仏を中心にした女体曼荼羅とでも言うべきか…これほどまでに完成された前衛的エロスの美の体現は殆ど見たことがない。
実は大島渚作品ってあまり沢山観てないんです。80〜90年代>>続きを読む
実に哀しい
そして切ない
でもお伽話のようにとても美しい
できれば、彼女がひとりになって以降にまたふたりが再会して、その残りの人生を僅かでも共にすることができたら良かったのに…なんて思ったりする、、>>続きを読む
どれだけ訴えたかしれない…
どれだけ訴えても届かない声があると知ったとき、ただ呆然と立ちつくす…
祈ることだけしかできずにいる人たちは、いつかほんとに何もないふつうの日々が、再び訪れることをひたすら>>続きを読む
放置された女の死体が映し出され、そこから容疑者(或いは参考人)として男たちが駆り出される。男たちは皆それぞれ事情を抱えており、その誰もに共通するのが当時のイタリアが抱えていた「貧しさ」を露呈するものだ>>続きを読む
学生の時、授業をサボって観に行った…なんて書いたら、なんかの歌の文句みたいだけど、でもホントにそうなのです。
まあ、その時は連れもなくひとりだったけど…
平日の昼間だったのに館内は超満員で一番前の非>>続きを読む
愛欲に溺れすぎて我を失った人間は、そのまま死へと一直線。人は死を恐れるあまり、それから逃れるために愛欲に耽るというが、それが逆に死に急ぐことになるというらしい。
でもこの映画、大好きなシャーロット・>>続きを読む
フェリーニの作品の中では特に好きな作品。
この作品、どこが始まりでどこが終わりなのかよく分からなくなってしまう感じの、まるで永遠に同じ旋律を繰り返すアシッドジャズのような不思議の国のアリスの世界。>>続きを読む
今年に入って最初に観た映画。
もう、美しいのなんのって、、(溜息)
この映画を観てると、黒澤監督がいかに役者の「顔」を大切に撮っているか、そして映画の中で「顔」というものが映像自体の表情を司るもので>>続きを読む
冬の凍てつく寒さの中、マイルスのアルバム"TUTU"を聴きながら歩いた。マイルスのサウンドで心がポカポカ暖まり、凍える身体がまるで熱を帯びてるように感じ、自分の歩調が雪道で軽快なステップを踏んでいるみ>>続きを読む
愛人の夫を殺した男が、その逃げ道の途上で、動かなくなったエレベーターの中に閉じ込められる。不動のエレベーターがまるで、巨大な棺桶であるかのような目の錯覚を与え、観る者をジリジリ恐怖に誘う。
ヌーヴェ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ベルイマンの「不良少女モニカ」。まだあどけない表情を残す17歳のモニカに魅了され一夏をともに過ごした青年ハリー。やがて夏が終わり、現実の生活に戻ると共にモニカの優しさも消え、翻弄された挙句に__モニカ>>続きを読む
実はジャン・ギャバンはあまり好きじゃない。実際、安定感があってスター性のある俳優だとは分かっているのだけど…
ただこの時代のハードボイルド映画の醸し出す、独特の空気感に酔うことはできる。時々流れる旋律>>続きを読む
「人生ってのは痛いんだよ」
妙に刺さる言葉だねコレ。___生きることの痛みと向き合うことなくそれまで生きて来た男が、漸くそれと対峙する覚悟を決めたのちの悲惨な結末。グロいシーンが多いのになんだかつい>>続きを読む
一見、淡々としたドラマの流れのようで、実際複雑な人間の心理が交錯し合うところは圧巻としか言えない。
アンジェリカという女は相当な食わせ者で、自身の魅力が周りに及ぼす力を熟知しており、それを武器に全て>>続きを読む
完成度の高い作品のようであるが、生身の人間の部分が全然伝わらなくて退屈した。
高度な芸術性を目指してのことか、こだわりのカメラワークで女を美しく映し出そうという意図が伺えたが、実際人間はこうも美しい>>続きを読む
もうオープニングからモーツァルトの音楽に呑み込まれてしまい、そこから抜け出せずに一気に終わりまで行ってしまうくらい…とにかくモーツァルトの世界に魂が奪われるような…そんな経験をさせられる時間の中にいた>>続きを読む
幼少のときに観た。
以降、何度もくりかえし観ている。
もう邦題の「太陽がいっぱい」というネーミング、これにやられる。
それがニーノ・ロータの旋律としっかり肩を組んで、私の心完全に奪われるかたちになっ>>続きを読む
衝撃的。
現代に生きる我々が忘れかけていた映画づくりへの「魂」が感じられる。
映像の美しさはもとより、まるで古き良き時代のヨーロッパ映画を観ているようで、すっかりタイムトリップの世界にハマってしまった>>続きを読む
J・ヴォイド扮するカウボーイ青年がジゴロめざして、NYに出て来る話。そこに絡んでくるのがD・ホフマン演じる怪しげな風貌の男。これが殆どホームレスと言ってもいいくらい荒廃した生活をしていて、彼が根城にし>>続きを読む
どちらかというと、肉体派ポパイ刑事が麻薬組織の黒幕の男を激しい執念で追い回す。しかし、力任せに追いかけてくるだけの大男をまるで嘲笑うように「フランスの髭野郎」はほんのタッチの差でポパイを巻いてしまう。>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
『フレンチコネクション』とこの続編は私の中では特別なハードボイルド作品。続編では前回取り逃がした「フランスの髭野郎」こと麻薬組織の黒幕をNYからマルセイユまで追跡。公開時、ラストシーンでは劇場内で、感>>続きを読む
映像の美しさが際立っていた。
パゾリーニの作品はどれもが非常識で、まるで観る者を困惑させるのが狙いであるかのような奇想天外さに満ちている。
だいたい、主役のフランコ・チッティにしたって大変なブ男で、な>>続きを読む