あわじゅんさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

空母いぶき(2019年製作の映画)

3.0

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専守防衛や防衛発動、自衛隊の意味を語るのは他の方に任せて。
現代の一対一の戦闘シーンとはこういうものなのか。という一点にフォーカスすると戦闘兵器は科学の粋が極められたものだというのを実感する。対艦ミサ
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僕たちは希望という名の列車に乗った(2018年製作の映画)

2.3

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ドイツの民族的な背景を理解してから入ると分かりやすい青春群像劇。
東ドイツ社会主義国家の情報統制下、東ベルリン暴動から間もない頃、西の情報が入って来ない街で、高校生達はハンガリー暴動をラジオで知る。多
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オーヴァーロード(2018年製作の映画)

2.8

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いやはや、戦争映画と思いきや。
ゾンビ映画とは。
傑作ですね。B級ホラー+戦争映画
でっかいフランスの弱さとフランス人女性の強さ、ナチの異常さ、アメリカ映画のハッピーエンド等々盛りだくさん❗
楽しい作
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12か月の未来図(2017年製作の映画)

3.3

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とってもフランス映画っぽい作品でした。変化の少ない日常をだらだら描き、最後にほんのり泣かせる。
掃除のおばちゃん、父親、マヤの心がわり、音楽教師のなくした青いファイル...。細部は切り落とされフランソ
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シャザム!(2019年製作の映画)

3.0

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今度はDCコミック系です。
コミカルな調子ならこちらが今井上手かな。
まぁ、何も考えず楽しむにはもってこい。そのせいか、トイレに立つ人の多い事。通路の前の席だから仕方ないんですが、やっぱりあまり映画館
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アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

3.8

いやはや、期待裏切りませんねぇー。
アメリカ映画、娯楽映画、ヒーローものの最大級のごった煮。スケールもボリュームもモンスター級。
あいつ誰?こいつ誰?また来た。どんだけヒーローおるの?
エンドロールも
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ハンターキラー 潜航せよ(2018年製作の映画)

2.5

久しぶりの潜水艦もの。面白かった。

軍人の友情と誇りいいです。

今時、アメリカ対ロシアもないでしょうが、やはり中国相手じゃあこうはいかなない気がします。

やっぱり軍事ものはハッピーエンドで終わる
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たちあがる女(2018年製作の映画)

2.8

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過激な環境保護活動家が主人公。いろいろな対比がある事はわかる。
然し、イマイチ腹落ちしないのは何故だろうかと随分考えた。
曰く、アイスランドは地熱や水力など自然エネルギーの宝庫。
曰く、それを利用した
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バンブルビー(2018年製作の映画)

3.0

これはエピソード0的な感じなので、シンプルで観やすいです。 

変身ロボ系の物語はマジンガーZ
の時代から数多の男子の心を魅了しますからね。 

非常にヒューマンでキュートなバンブルビーが、AIロボッ
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キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

3.0

どんどん話が大げさになって行く面白さ。
ウルトラマンに父や母がいるようにマー.ベルがおり、ヒーローにもとてつもなく強いキャプテンマーベルがいるのだ。
プロローグがまどろっこしく危うく寝かかったが、戦闘
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バジュランギおじさんと、小さな迷子(2015年製作の映画)

4.0

ポリウッド映画の圧倒的なパワーを感じます。

ストーリーは簡潔、劇場型ロードムービーではありますがやはりハマります。

ベタな言い方をすれば、愛は宗教も民族も国家も超えます。

でも、その熱く、馬鹿正
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運び屋(2018年製作の映画)

3.5

老いて尚盛ん。流石イーストウッドです。
自分の老いに合わせてその時々の心象風景を描かせたら右に出るものはありません。
自分の人生の終末に向かって過去を悔い改めようとするのですが、過ぎた時間は中々取り戻
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グリーンブック(2018年製作の映画)

3.8

差別問題を語るのはおざなりになるので置いといて…。
仕事で人間関係に悩んでるいる時には心に沁みます。
友情とは本当にいいもので無沙汰の親友に連絡を取ってみたくなりました。
ちゃらんぽらんなトニーも約束
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七つの会議(2018年製作の映画)

3.7

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流石池井戸作品。骨太で勧善懲悪なストーリーは安定感があります。NHKドラマの時、たまたま一回だけ見て「これは面白いなぁ〜」、再放送は観ないとなあと思っていた作品でした。
TVとは随分違う印象だったけど
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アクアマン(2018年製作の映画)

3.9

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大いにマーベルっぽい映画でした。
単純明快、勧善懲悪。
ダイナミックなスケールで海の世界を満喫できました。
スパイダーマンの敵役デフォーがアクアマンを支える参謀役っていうのもなんか見応えあり。
アクア
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ちいさな独裁者(2017年製作の映画)

3.7

戦争の狂気の恐ろしさを改めて思い知らせた作品でした。
見た目の権威、捻じ曲がった秩序、生き残る為の渇望、全ての歯車が狂いだし、人間の中から理性という箍が外れていく。
若者の狂気はヒトラーの狂気、そして
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ファースト・マン(2018年製作の映画)

3.2

小学1年の時、月面着陸に湧いた事を思い出しました。思えばあの頃はメディアといえばテレビかラジオ、世界的快挙に全世界が驚嘆したものでした。アポロ11号といえば老人から子どもまでみんな知っている、古き良き>>続きを読む

マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

1.8

予想以上の凡作。

東野圭吾原作だから筋立てはしっかりしてるものの、ドラマを大スクリーンで観るつもりは無いので....。

キムタクはヒーローの役まま、刑事にホテルマンになりなんだこれ?って感じでした
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アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング(2018年製作の映画)

3.7

想像した以上に良い映画でした。
映画は感性を豊かにしてくれますが、この作品は本当に前向きに生きる素晴らしさを改めて感じさせてくれました。
仕事で何かと悩む事が多い今日この頃ですが、勇気づけてくれる言葉
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それだけが、僕の世界(2018年製作の映画)

3.0

韓国映画は主題に対してストレートなので外れは少ない。
ここのところ音楽をキーとする映画が多いがやはりプレーのシーンは見せどころ。
ピアノの演奏シーンでなかなか見ごたえがある。イービョンホンよりもジンテ
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来る(2018年製作の映画)

1.0

今年最後の映画でしたが最悪。
ストーリーに確たるものは無いし、血だらけのスプラッターなだけ。
あんまり観た映画に後悔はないですが、これは酷い。
空海と双璧な今年最悪の出来でした。

家へ帰ろう(2017年製作の映画)

3.8

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老人のロードムービー、ホロコーストの過去、自分の終末を絡めてた作品。
旅先での三人の女性とのふれあいで頑なな心が、氷解していく。
ユダヤ人としてホロコーストを生き延び、心におった傷とたった一つの心の支
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アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

3.0

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シンプル明快なストーリーというのはタイトルから分かるように、最初から四の五の言うつもりはなありません。
ポイントは三つ、最初の「シャロー」、アリゾナでの「オールウェイズ・リメンバー・アス・ディス・ウェ
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ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ(2018年製作の映画)

2.1

アクションを期待して観賞。

まあ、それなりのアクションはあるのだが前作からの繋がりのギミックが多く、今回の映画がシリーズ初見となる当方としては、些か分かりにくい。

加えてゾンビのように生き返るシー
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ヴェノム(2018年製作の映画)

2.8

マーベルらしい。単純明解な作品。
あり得ないシュチェーションの多発!
でもそれがアメコミっぽい。
だから心地よいのかな?

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

3.9

想像通り、いや想像以上の出来栄えです。
クィーン真っ只中の世代としては、題名は思い出せないけど、カラダに染み込んだ曲ばかりで色々な事がフラッシュバックします。
性的マイノリティーの孤独、天才の苦悩、ゾ
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プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

2.4

心が優しくなる映画です。
女の人が好きそうな勘所はよく抑えてあります。メルヘンでノスタルジック、童話の世界の延長なので、辻褄合わない⁇という所も多々あります。
まあでもそんな事は予定調和なのであまり気
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日日是好日(2018年製作の映画)

3.4

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日常の些細な移り変わりを情緒やわびさびの感性で描く正に日本的な映画。
それは小津安二郎的でもあり、山田太一的でもある純和風な話です。主人公とお茶の先生、従姉妹、父親との関わり、少しの変化を季節に刻ませ
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教誨師(2018年製作の映画)

3.0

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対話劇の様相を呈した作品。
教誨師の存在自体は周知していたが、想像の範疇内の役割。
対話の中にある色々な人生模様を自分の中で咀嚼して生きる意味死ぬ意味を見つめ直すには良い機会。
ただ、単調な運びだけに
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全員死刑(2017年製作の映画)

1.1

ひとことで言えばつまらない。
エログロなのかバイオレンスなのか、ノアールなのか主題が中途半端。
冷たい熱帯魚や凶悪ほど構成力はなく、かと言ってビジランテやヒメノアールような暴逆性もない。コントラストが
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