hagyさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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アラン(1934年製作の映画)

4.0

アイルランド西部に位置する岩だらけの不毛の地、アラン島
そこの住人の生活に焦点を当てたドキュメンタリー風映画です
アランニットで有名ですね🧶

これこそサメ映画と言わんばかりのサメ漁や、モハーの段壁を
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大地(1930年製作の映画)

3.5

ロシア第一次五カ年計画の話で、その中でも階級に焦点を当てた作品(1928-32)
もれなく社会主義万歳映画で機械導入によって笑顔で働く農民を描く
エイゼンシュテインの『全線』も同じ話題だから一緒に見る
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アレクサンドル・ネフスキー(1938年製作の映画)

3.0

エイゼンシュテインの戦争は退屈です
13cのゲルマンvsスラブの戦いで、ゲルマンをナチに見立てて作った作品だとか、
ドイツ騎士団の異様な描写は面白いです

十月(1928年製作の映画)

3.5

初の社会主義政権樹立を描いた作品だよ(1917)
観る前にチョットだけ流れを入れとくのがおすすめです
橋のシーンが圧巻...!

死刑執行人もまた死す(1943年製作の映画)

3.5

フリッツラングさん、とっつきにくいと思いきや見応えばっちしでした
チェコでナチのお偉いさんが殺され、ナチvsチェコ市民のあれやこれやの話なんですがテンポよく大変面白く鑑賞しました

ひまわり(1970年製作の映画)

4.0

イタリア、ソ連を舞台にした反戦映画です

風に揺れるひまわり
その題名が意味するものに気付いたとき、無慈悲なまでに力強いその姿は人の心までも揺さぶります

もし戦争がなければ、そこではどんなドラマが見
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イリュージョニスト(2010年製作の映画)

3.5

曇り空に冷たい雨が降りしきるブリテン島が舞台の渋いアニメーション
主人公は後ろ姿の彼
振り返るとなんと60くらいの眼鏡かけた冴えないおっさん
ロンドンの街に受け入れられなかったマジシャンは、ケルト文化
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はじまりへの旅(2016年製作の映画)

3.0

スーパーヒッピー家族vs現代社会
アメリカお得意の正義の二項対立を軸に、普遍的テーマである子育てをはじめとした生き方を問い、生活スタイルの多様性を推奨する現代ならではなファンタジー映画
視覚が楽しいで
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全線~古きものと新しきもの~(1929年製作の映画)

4.0

あのねぇ、、
この監督、どの作品も爆発的に面白くって、こんなん私みたいな頭の弱い人は洗脳されちゃうよ

今回もソ連社会主義正当化の内容です
欧米が世界恐慌に陥る中、レーニン死んでスターリンを筆頭にイケ
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リトル・フォレスト 冬・春(2015年製作の映画)

3.0

夏秋同様に楽しいですが、こちらは中途半端に主人公の心情に重きを置いているので違和感が少し、、

リトル・フォレスト 夏・秋(2014年製作の映画)

3.0

めっちゃ楽しい
季節の自然食材を利用した最高のクッキング動画
料理番組好きな人や、手料理楽しんでる人はもちろん、お疲れの人の流し見にもいい

(1989年製作の映画)

3.5

タールのような黒、霧に映る影に惚れました、なんやあれ
逃げ場のない焦燥感に包まれてるかっこいい映画です
どっかで聞いたことある名前.....
いやそれはディエゴコスタや笑

ポー川のひかり(2006年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

私たちは何のために生きているのだろう、とふと疑問に思うことがあるでしょう。
それは永遠と抜け道の見えないような、いわゆる人生のどん底にいたり、あるいは来たる真っ暗な将来を想起したときかもしれません。
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花様年華(2000年製作の映画)

3.0

普段素朴な人が着ると見違える、魔法の服の代名詞チャイナドレス🧚🏽‍♀️💫
砂埃のような微粒子画面も色っぽく、セクハラ級の中国美を堪能できる不倫恋愛映画になっております😌

10ミニッツ・オールダー 人生のメビウス(2002年製作の映画)

4.0

私が死ぬ時、ヴィクトルエリセのこの映画とマルメロの陽光を観せてくれたら嬉しい
ベスト映画かもしれない

コントラクト・キラー(1990年製作の映画)

3.5

素朴な男が殺し屋を雇う
理由は、、、

澄み切った空気に寡黙な部屋
そこに添えられた花が少しばかりの彩りと安心を与える
そんなカウリスマキの作品が私は大好きです

サスペリア(1977年製作の映画)

3.0

軽くノンストップ見できる
b級感溢れるホラーサスペンス
ホラー苦手勢にも観やすく楽しめる映画

生きる(1952年製作の映画)

3.5

意志を持って生きよう、というテンプレ生き様をアッチョンブリケな脚本で見事昇華させた巧みな映画でした
あっぱれ

シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

3.0

キューバサンドも気になるけど、高田馬場にバインミーサンドイッチっていうダサい名前のお店があって、そこのbánh mìはベトナム人もおすすめするほどなんで、ぜひ食べてみて
ngon quá

(1997年製作の映画)

3.5

静観!
妙にイケてる

家族という形態をとりながらも、その必要性を感じない
そんな無機質な関係を、欲望を意味する水を媒体として描いた作品
鏡やガラス、エレベーターが彼らを映そうとも、水はとめどなく流れ
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グッドモーニング・バビロン!(1987年製作の映画)

3.5

もうパッケージが素晴らしすぎん...?
さほどスケールは大きくないものの、イタリア人兄弟を通じて描いたゆるめ人生賛歌
監督はパルムドール受賞『父、パードレ・パドローネ』のタヴィアーニ兄弟


実際にハ
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プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

3.0

そういえば、『クマのプーさん』『プー横丁にたった家』/A.A.ミルン、を読んだ時から、私の小説好きは始まりました

綺麗な映像に、まさに小説の世界!、とまではいきませんが、人形の動きの滑らかさに、子供
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アスファルト(2015年製作の映画)

3.5

絶妙マッチングペア×3が織り成すクスクス群像劇
フランスの寂れた工業地帯にある、ひっそり団地で、カウリスマキとまでは言わないまでも、シュールな数日間がチョピット微笑ませてくれますよ
映画を観るささやか
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ダンケルク(2017年製作の映画)

3.5

ダンケルクでの闘いから約80年
あの場にいた若者達のお墓はもうすぐそこです
彼らの記憶と共に、これからの時代を生きていく
そんな確固たる想いが聞こえてきそうです


第2次世界大戦勃発から1年後、
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

4.0

パッケージから『FARGO』連想してましたけど、その100倍雪映画でしたし、100倍面白かったです

アメリカの先住民居住地区
雪しかない静寂で寂れたこの土地に、女性の遺体が見つかります
一面真っ白な
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焼肉ドラゴン(2018年製作の映画)

3.0

昭和の大阪
ある在日朝鮮人家族の苦悩と笑いの日々


ギャグ漫画かいな!笑 くらい軽いコメディにすることで、
彼らがそこに、当たり前のように存在した事実が、型にはまることなく、なんなら近所のうるせえ家
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ムーンライト(2016年製作の映画)

2.5

よくある話、つまんない、
と酷評する人もいるくらいには、多様性の浸透を感じる今日この頃です


無口だからこその目の演技がよかったのに、最後言葉で伝えるのにガクッときました😥
それにしても肌黒い人、褐
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禿山の一夜(1933年製作の映画)

-

ピンスクリーン📍は絵で描くアニメーションと違って立体になるから、陰影がはっきりとして観てて面白い
初見ナンジャコリャ😳だったけど、ピンスクリーン技法とお話を頭に入れた2回目は楽しめたかな
10分弱

20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

2.0

1900年代生まれの、あるアメリカ人シングルマザーの話。
今の時代生きるのは大変だから、息子の子育てを手伝ってほしい、と周りの若者に協力を要請して話が始まります。


題名にもなっている”時代”に焦点
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わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

3.5

イギリスのケンローチ監督🇬🇧

どこもかしこもルール、ルールで、システマチックな人間にうんざりで、いまいましい社会からはプライドへの打撃も相当あるけれど、真面目で根はいいヤツ、ダニエルブレイクのお話
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さらば、わが愛 覇王別姫(1993年製作の映画)

3.5

四方取り囲まれちゃって、ニッチもサッチもいかないみたいな状態の四字熟語で、“四面楚歌”ってあるじゃないですか
その言葉の元となった戦いが、紀元前200年頃あって、ちょっとマイナーな“垓下の戦い”ってい
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スイート・スイート・ビレッジ(1985年製作の映画)

3.5

イジーメンツェル監督🇨🇿


とあるチェコの村
顔なじみの人と住み慣れた家、
みんな今日も仕事に行きます


テヘペロなノッポくんと、コンビを組んでる太っちょさん
パパ代わりなんだけど、もうこりごり!
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男と女(1966年製作の映画)

3.0

パルムドール受賞のフランス恋愛映画
過去の回想が洒落てます
みんな知ってるあの曲が使われてるよ