horaAyaさんの映画レビュー・感想・評価

horaAya

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CUBE ZERO(2004年製作の映画)

2.0

昔に見た時はそれなりに楽しめたような覚えがあったのだけど、ビックリするくらい面白くなくて驚いた。完全に戦犯は前作だよね。あのラストをやってしまったからこそ、3作目では運営サイドを描かざるを得なくなるし>>続きを読む

CUBE2(2002年製作の映画)

3.0

ラストはやっぱり受け入れられなかったけれど、以前に見た時ほどの悪い印象は受けなかった。改めて見ると前作の時点でそれほどトラップそのものに力を置いていないのがわかるし、実際に中盤以降は気軽に隣の部屋には>>続きを読む

空白(2021年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

こういうの体感型アトラクション映画って呼んでるんだけど、そういう面では成功だと思う。扇状的で露悪的でいて高尚を気取る痛々しさが見てられない。分断すること前提の命題をセンセーショナルに冒頭で見せつけ、炎>>続きを読む

ノマドランド(2020年製作の映画)

3.5

これってキアロスタミの『桜桃の味』だよね。『ザ・ライダー』で見せた一義的シークエンスの連続は関係性における視野が広くなっているためにかなり解消されている。『兄が教えてくれた歌』『ザ・ライダー』本作と人>>続きを読む

エターナルズ(2021年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

全く好きな監督ではないけれど、正直もう少し上手いと思ってた。過去作を見る限り、借り物でゴリゴリに固めてくる頭でっかちなコラージュ技術は凄まじいと思っていて、MCUなんて積み上げられてきた雛形は腐るほど>>続きを読む

スカイ・シャーク(2020年製作の映画)

2.5

110分もあるというのが驚愕。なかなか濃いメンツが速攻で全滅させられるハイスピード感。博士のエピソードはロケット開発者か何かで似たような実話があった気がするけど、そこから着想得てるのかな?

ウィッシュ・ルーム(2019年製作の映画)

3.2

良くある『猿の手』的なアレ。あと『ゴーレム』『アザーズ』『ビバリウム』『ザ・ギフト』の雰囲気も。家の中に願ったものを何でも手に入れられる部屋があった…的なやつ。オマージュ元から想定される展開をなぞって>>続きを読む

#フォロー・ミー(2020年製作の映画)

3.2

のむコレ2020。人気YouTuberが招待を受け、ロシアでリアル脱出ゲーム。ノリノリな雰囲気から一転、失敗すると即死するヤバいやつだとに気づく。似たようなオチの作品が90年代くらいにあったけど、疑心>>続きを読む

マペットのホーンテッドマンション(2021年製作の映画)

3.0

可愛らしくてハロウィンらしいコメディホラー。アップデートしてからすんごく画質が良くなったせいでディズニープラスばっかり見ちゃう😂これも4Kだったし。気軽に楽しく見られて良かった。

LEGO スター・ウォーズ 恐怖のハロウィーン(2021年製作の映画)

3.0

SW×ホラー。ポーが『宇宙漂流記』みたいな惑星に不時着。そこにいるベイダーの部下から3つの話を聞くオムニバス。

一話目
カイロレンが『ロストボーイ』な集団に勧誘されてルークに反旗を翻す話。特に…。
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リーディング・ハウス(2017年製作の映画)

3.0

男子禁制読書クラブの面々が男を連れ込んで品評会をする話。対象を人として扱わず文字通り捕食する構造に対する皮肉→人として扱う(=愛情)ことによる構造からの脱出としての寓話に、実質的な「出口なし」の絶望と>>続きを読む

心霊食堂2(2016年製作の映画)

2.6

『黒いパンケーキ』
ママを轢き殺されたパンケーキ屋の店長。来店した犯人のパンケーキに毒を盛ったら、「あ〜ん」したせいで彼女の方が食べてしまった話。飲んだら死ぬではなく体の一部がキノコするという、死ぬよ
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心霊食堂(2015年製作の映画)

2.6

『ナポリタンリベンジ』
山奥レストランで客を監禁殺害してしまった3人組が殺した客に反撃される話。他の客にも人肉出してたってこと?それなら、ここから復讐の連鎖でゴチャゴチャになっていくところが見たかた。
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V/H/S ネクストレベル(2013年製作の映画)

3.0

縦軸『TAPE49』
行方不明の大学生?の家に来たら大量モニターが…っていういつものやつ。

『PHASE I CLINICAL TRIALS』
義眼を装着したら幽霊が見えるようになるだけでなく、向こ
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デュアル(2018年製作の映画)

2.5

ピエロと熊で攻撃と防御を使い分けるイマジナリーフレンドの話。よくある心的表現としてのIFと違い、少年とは独立した存在のような描き方がある意味新しいのかも。それでも本質的にはリンクしているのは間違いない>>続きを読む

ELEVATED(1996年製作の映画)

3.4

『CUBE』の原型的面白さ。確かめる行為が即死に繋がるが故に即席的スリルを高められる上に、階数に止まる=強制的に開くという特質をしっかり踏まえた上でのスリル、更には上の開閉までも使うことで短いながらも>>続きを読む

魔の谷(1959年製作の映画)

3.1

とりあえず27には見えない…。雪山で鉱山?爆破で注意を逸らしてる隙に事務所から金塊を強奪→そこの従業員?経営者?にスキーで道案内させるという何とも強気な姿勢。その途中で蜘蛛型モンスターに襲われるってや>>続きを読む

積むさおり(2019年製作の映画)

3.8

スクリュー音?と思ったら筋トレだった😂玄関からパンで境界を間に作った構図に持っていく冒頭で既に引き込まれるし、その筋トレと犬の吠え声等々「音」が観客に関係性を提示する起点となるだけでなく、関係性そのも>>続きを読む

コンフィデンスマンJP プリンセス編(2020年製作の映画)

3.7

毎度のお決まりパターンの反復でしかないんだけど、新喜劇的な形式通りのバリエーションとその過程を楽しませることに全力で取り組んでいるのが好き。そこまで網羅してるの?っていう驚きは、わかっていたとしてもミ>>続きを読む

ザ・リチュアル いけにえの儀式(2017年製作の映画)

3.6

友人を見殺しにした後悔の物語。再起のために他メンバーでトラッキングに行った先で近道をしたせいで友人が足を怪我→森から出られない→ヤバい儀式小屋発見の流れ。なんて言う木か知らないけれど、人を絡め取るよう>>続きを読む

マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

3.5

面白かった!そもそもここって受験の前泊で使うようなホテルなの?横移動と表情変化のカメラが良い。クレーマー一発完封の部屋のマッチカットで禁煙者。見渡す際の強迫観念的カメラ。カットの掛け合いも良いし、異職>>続きを読む

密林の悪魔(2017年製作の映画)

3.0

流石のクリーチャーデザイン!悪魔的肉体(骨)に機械ついてるとか堪んない!ウダウダと鬱陶しいお膳立てをして、これから…って時に終わるのはこのシリーズ的には仕方ないんで、そろそろどれかガチで作って!!

静かなる叫び(2009年製作の映画)

3.7

日常への乱入感で引き込んでくる序盤とか洗い物等々のルーティンの中で銃に弾を込める隣接感は好き。そして冒頭の反復によって緊張感を高める手堅さ、構図の中に部分的に閉じ込められる雪、電話時の矮小化、そして結>>続きを読む

複製された男(2013年製作の映画)

3.3

そんな難解なのかな…。数多あるホラー映画やジャーロ映画が何十年も前から繰り返し続けた主題を表面だけなぞった深度の浅い作品としか思えなかった。これで深層に手を伸ばしてるつもりなんだろうか…。『灼熱の魂』>>続きを読む

灼熱の魂(2010年製作の映画)

2.8

う〜ん…。もう完全にあのラストありきで全部組み立てたとしか思えない作為的過ぎるアホ展開と、レバノン内戦を背景にした実話ベースなの?と錯覚させるほどの(似非)リアリズムのアンバランス具合はどういう意図の>>続きを読む

プリズナーズ(2013年製作の映画)

3.7

鹿殺しの時点でギリシャ神話?キリスト教?って感じで見てたら合わせ技というのが笑った。しかも鹿と蛇でその辺りを補強しつつ、キリスト教サイド的に鹿殺し→蛇による侵食という逆説的帰結を信仰の面で描き、更にそ>>続きを読む

(2000年製作の映画)

2.8

寒色ベースを全体にまぶした映像がそもそも苦手だから見るのが正直苦痛だった。新人あるあるな拗らせ感に満ち満ちた前半が死ぬほど退屈だったのだけど、後半は好きだった。あのシュールなコメディ展開のための助走だ>>続きを読む

ノー・ウェイ・アウト(2021年製作の映画)

3.0

母親の看病を終えた移民の主人公が引越し先で怪奇現象に見舞われる系に儀式要素足してるあたりが、この原作者って感じ。相変わらずクリーチャーデザインは素晴らしい。最近よくある貧困&移民ホラーなわけだけど、貧>>続きを読む

ビーフシチュー(2013年製作の映画)

1.8

ドア向こうのチラ見えと肩の手で大胆にやってくるな~と思ってたら想像の遥か上を行く大胆さだった。ある意味斬新だし、自分の彼女の着信画面に全く彼女への愛を感じさせないにも関わらず戻っていくのも笑った。とい>>続きを読む

悪夢(1896年製作の映画)

3.0

これもホラーかな。恐らく現実からシームレスに移行しているのだろうけれど、現実が最も閉塞的に描かれているのが映画の開けたイメージを恐らく信用していたのであろう可能性への希望が感じられる。

幽霊の出る城(1897年製作の映画)

2.5

リメイクまであるとは!着色版?を見たけれど、オリジナルと比べると短くて物足りなかった。

悪魔の館(1896年製作の映画)

3.4

ブラムストーカーより先んじた吸血鬼題材というところにも価値があるよね。とにかく変わる変わる出てくる人たちのテンポが良くて楽しい。颯爽と飛び降りていく人の勢いがサイコーに笑える。誘惑としっぺ返しと…な生>>続きを読む

ビンゴ(2012年製作の映画)

2.8

斜めはないのか…。死刑囚を集めて殺人ビンゴ。更に関係者(死刑囚が会いたいと言った人)が別室に集められ、その善意・悪意が地味に生き死にに影響を与えていくという形式。いつもの山田悠介なトンデモなんだけど、>>続きを読む

ナイトブック(2021年製作の映画)

3.3

『ロストボーイ』に釣られて行った先は魔女の牢獄だった…っていうジュブナイルホラー。監督は『ブライトバーン』の人。千夜一夜のような枠物語の形式を利用し、主人公の少年が魔女に怖い話を聞かせていく。魔女の部>>続きを読む

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