horaAyaさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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悪魔が死んだとき(2016年製作の映画)

1.8

うーん…。関係性を提示せず、浮かび上がらせるようなアイテムも映らないあたりで何となくそうだろうなと感じた通りに進んでいった感じ。

真夜中のベッドの中で(2009年製作の映画)

3.3

『ホールインザグラウンド』で注目を浴びたリークローニン監督の初期短編。見たかったのでブリリア配信は有難い!!『ホール…』でも描かれたように「家族が別人になったら…」という、自身の心を通した主観と、実像>>続きを読む

ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

3.9

流石のディズニー。流石の公式。寸分違わずに公式に当てはめてくる接待されているような居心地の良さ。それでいて映画的表現も絡めてくるから優等生すぎて何も言えない。遠目でジャケ見た時のシルエットでエイリアン>>続きを読む

ラブ&モンスターズ(2020年製作の映画)

3.3

地上をモンスターに支配されたディストピアで、7年前に別れた彼女のいるコロニーに向かい旅立つ青年のお話。冒頭で提示されるモンスターサイドの力と実際に映されるものの差にはガッカリだけど、先にある未知のもの>>続きを読む

サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

2.7

ドラマを際立たせるためだけに事実を取捨選択しているあざとさがどうしても鼻につく。これを創作性としたいのか何なのかはわかんないけど、時代的な逆行にしか思えない。カテゴリー→別カテゴリーへの描写がこの手の>>続きを読む

リビング・ウィズ・ゴースト ある家族の物語(2019年製作の映画)

2.0

廃墟だと思って不法侵入してパーティし始める若者たちにイライラするのだけど、家主来ても「こいつ本当に家主か?証拠見せろ」とか謎理論かまして居座る姿にさらにイライラ。若者たちの中でもしらけ始め、あと2、3>>続きを読む

ゴースト・ヴィレッジ 憑依村/ゴースト・ヴィレッジ 隠された殺人(2018年製作の映画)

1.5

どう考えても車の接近がわかる距離で轢かれる友人を1メートルくらいの距離で見過ごすとかもう殺人でしょ。友人の殺人を防げなかった…とか言って悔やむ前に自分の殺人を悔やもうよ。何もないとこに夏のバカンスでや>>続きを読む

眼中悪夢 ショート版(2020年製作の映画)

2.8

実在と不在の微妙な関係を承認欲求の対象として分析してるのが割と面白い。

REVENGE リベンジ 鮮血の処刑人(2020年製作の映画)

2.2

ジャケ寄せすぎて笑う。確かにこの展開だと寄せたくなるのもわかるけど。田舎怖い系ホラーへのカウンターとして、今まで徹底的に被害者側であった女性によるリベンジは面白いし、『ホットファズ』的な一面もあるのだ>>続きを読む

ゾンビ津波(2019年製作の映画)

3.1

アンソニーフェランテ×アイアンジーリングは見るしかないやつ。冒頭で地味に殺人を隠蔽しようとする主人公さん凄い!そもそもゾンビが津波に乗ってくる必要があったのかは良くわからないし、わかる必要もないのだけ>>続きを読む

ファナティック ハリウッドの狂愛者(2019年製作の映画)

3.3

『アンブレイカブル』かと思った。トラボルタがキモオタストーカーって時点で勝ちな気がするし、予想以上に狂ったことしてたから割と好きだった。仮面の裏側見た時点で終わりそうなもんだけど、それでも接近を続ける>>続きを読む

ブレスレス(2019年製作の映画)

3.3

人魚の扱い方は『ライトハウス』と近似。性と死、生の死のお話だけど、日常カットに感情を乗っけるのが的確で、中心からずらした客体→客体側の主観化に至るまで冒頭が良い感じ。そこから生まれてくる病的な倒錯はホ>>続きを読む

HOT SUMMER NIGHTS ホット・サマー・ナイツ(2017年製作の映画)

3.2

「ほとんど」の使い方が空気感を決定づけていて好き。古臭いモノローグスタイルから醸し出される言い伝え感の古臭い余韻も割と好き。旧来的価値観から無理矢理に移転させられるという旧来的価値観。そこが90年代な>>続きを読む

バミューダの謎/魔の三角水域に棲む巨大モンスター!(1978年製作の映画)

3.0

一応モンスターパニックで良いのかな。この前、初めてダイビングしたのだけど、潜るのって大変だなあって思った。

ゴジラ対ヘドラ(1971年製作の映画)

2.0

別個体とはいえ、船を真っ二つにした化物を「エイ!」で退散させるキッズ恐るべし!ノリノリなクラブみたいなとこで、教科書に載ってそうな「環境破壊はダメよ」ソングを流すとか全員からブーイング来そうだけど…日>>続きを読む

すばらしき世界(2021年製作の映画)

3.7

良く比較されている『ヤクザと家族』より断然良い。覗き見る雪の外とクライマックスの呼応。ど真面目なのかと思いきや、コミカルさを損なわずに…というよりコミカルさでもって生きづらさや偏見をも表現する両義的な>>続きを読む

アナザヘヴン(2000年製作の映画)

3.5

小学生の時以来に見た。当時はよくわからないってイメージだったけれど、コミカルな笑いがふんだんに散りばめられた楽しい作品だったことに驚いた。誰もに秘められた悪性を象徴化して描く点でも、同類を主人公サイド>>続きを読む

ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ(2021年製作の映画)

2.0

バキ翼の流れでアンソニーマッキー出演に惹かれて騙された…一瞬じゃん!!というかまた『裏窓』なの…。もともと多かったけれど、ここ数年は流石に多過ぎません??『裏窓』に何故面白いサスペンスが生まれたのかを>>続きを読む

タイタニック(1997年製作の映画)

4.0

見たの小学生以来かな。完全に戦争映画だったのはキャメロンらしい。『水の中のナイフ』的な。

ラストサマー2(1998年製作の映画)

3.0

死体が消える『ハロウィン』的要素でもって、かつての80年代スラッシャー群に名を連ねようとする意図を感じるし、更に50〜60年代への遡りを予感させることで次作への期待が高まる。指輪を銃に持ち変える象徴性>>続きを読む

ラストサマー(1997年製作の映画)

3.2

20年ぶりくらいに見た。アメリカ的スラッシャーの王道を行きつつも、その中にジャーロを織り交ぜようとする原点回帰な姿勢が好き。これはきっと『スクリーム』『パラサイト』の脚本家が参加しているからこその「か>>続きを読む

ISOLA 多重人格少女(2000年製作の映画)

3.2

冒頭ジジイエピソードと本筋とのリンク。ストラングラーツリーと自身とのシンクロが、他者という自己の治療の過程として返ってくるあたりは手堅い。その中で、ゴール地点として設定されているようにしか思えない「孤>>続きを読む

ホムンクルス(2021年製作の映画)

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『ヤクザと家族』の直後に見たから笑った。ケンちゃんとか言うから綾野剛のことかと思ったし、ヤクザまで絡んできて親父がうんたら言い始めるし。でも面白くなさ過ぎて途中離脱。見るのが苦痛レベル。

ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

2.5

『Fukushima50』なんかもそうだったけれど、邦画の悪しき定型を寸分違わずなぞってるにも関わらず「私、高尚ですよ?」感に満ち満ちていて寒気がした。演出ができていない凡庸さの自覚からかバカのひとつ>>続きを読む

ザ・ライダー(2017年製作の映画)

2.7

これこそドキュメンタリーの方が良いのでは?構図的美しさ意外に創作であることの意味が読み取れない。始点において意図を読み取れてしまうにも関わらず、深度を深めることもせずに長々と見せ続ける一義的な底の浅い>>続きを読む

彼女(2021年製作の映画)

3.0

殺人を犯したレズカップルのロードムービー。Netflixオリジナルって独創性のある映画が生まれる環境のように見えて、全く独創性のない焼き回しにしかなってないものが多くを占めているのが毎度のことながらガ>>続きを読む

気狂いピエロ(1965年製作の映画)

4.3

シュールレアリスム的かと思えば割とそうでもないというゴダール感がたまんない。人生の色なのか、製作国それぞれの国旗なのかはわからないけど、色彩とカップルを対象させた中で、ケーキぶつけるあたり、『勝手にし>>続きを読む

新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に(1997年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

シンエヴァネタバレも含みます。


最高のハッピーエンド。これこそ「生きる」こと、そして「結婚」だよ。旧版の際にあまりにも叩かれたために庵野は自殺まで考えたらしい。旧劇で全て描き切ったという庵野の言葉
>>続きを読む

メタモルフォーゼ/変身(2019年製作の映画)

3.0

韓国映画(ドラマ)の悪いところを詰め込んだようなガッカリ作品。何にしても物語ることに注力しすぎな上に、1話に1クール分くらいの展開をぶち込んでくる盛り沢山ぶりにもエクソシスト系ホラーの定型(といくつか>>続きを読む

死者の学園祭(2000年製作の映画)

2.0

ゲストで招いた先生の演技力が終わりすぎてて、呼ばない方が良かった感…。そもそも百年前の真相が分かったところで何かなるのかな。というかどうやって分かったんだろ。

フローズン(2010年製作の映画)

2.8

どーでも良いけど、物置いて一周回して確認とかしないんかね?設定だけはめちゃくちゃ怖いのに、それをわからせる消灯シーンがピークでそこから何の膨らみも見られない。

何者(2016年製作の映画)

3.0

確かにホラーだと思うけれど、『イニシエーションラブ』的な小手先でのやり繰りにしか見えない。彼方とは違い、彼の裏には誰もが少なからず共感してしまう普遍が備わってるし、それが今(当時)を切ってるつもりなん>>続きを読む

モンスター(2003年製作の映画)

3.0

レールから外れたものは人としての扱いを受けない。観覧車を歯車(車輪)とリンクさせ、それこそがモンスターだと説く。でもあんまり好きじゃない。

アメリカン・ドクターX(2012年製作の映画)

3.4

Bloodstained Butterflyの美しさにグッとくる、ソスカ姉妹による失望からの反権威主義なフェミニズムホラー。一作目を経て、本作に向かうにあたり体験した監督業における現実的脅威を体現した>>続きを読む