mocomocoさんの映画レビュー・感想・評価

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8月の家族たち(2013年製作の映画)

4.0

家族が集まるとけんかが始まるのはウチだけじゃなかったとちょっと安心。
映画の大半が口喧嘩シーン。特にメリル・ストリープ演じる母の口と意地の悪さは抜きん出ていて、最初は見ていてあまり気持ちのよいものでは
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はじまりのうた(2013年製作の映画)

3.9

音楽が心地よく耳に残り、見終わった後、清々しいきもちになれる。
ストーリーは少々出来過ぎだけど、それぞれのキャラクターがとてもチャーミングで、素直に応援したくなる。
キーラ・ナイトレイが別れた彼のボイ
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わたしはロランス(2012年製作の映画)

4.7

映像と音楽が絶妙にマッチしている。80年代が舞台なので、懐かしい音楽やファッションに魅了される。
当時のトランスジェンダーに対する偏見は今よりもっと色濃い。
自分自身ありのまま生きることの辛さや相手を
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セッション(2014年製作の映画)

4.8

映画を見る前、スポ根の音楽版?サスペンス?人間ドラマ?とどんなジャンルかと想いを馳せていたが、見終わってみると、これはジャンルでくくれるものではなく、映画の枠さえ超えていることに驚いている。

J.K
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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

3.5

アカデミー賞で作品賞を受賞したので、前々から期待していました。
序盤のノートンとキートン、ノートンとワッツの演技合戦はやはり素晴らしかった。独特のカメラワークで、まるで自分が舞台裏にいるような気分を味
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マラヴィータ(2013年製作の映画)

3.3

豪華キャスト!家族全員マフィアみたいなのが面白い。
コメディもアクションもどちらにも振り切れてなかったのが残念。

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

4.4

冒頭、夫が妻に対する想いを語るシーン。ゾーっと鳥肌がたち、一瞬にして極上の作品の予感。そのまま一気にフィンチャーの世界に引き込まれて行った。
中盤に一つの謎は明かされるがその後の展開は全く予想できず、
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ニューヨークの巴里夫(2013年製作の映画)

3.7

グザヴィエのダメっぷり健在!相変わらずのドタバタ劇に多いに笑った。
今回は別れた妻子を追ってニューヨークに移住するという設定。外国人が外国に住む苦労を軽妙なタッチで描き、このシリーズの特徴でもある国際
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6才のボクが、大人になるまで。(2014年製作の映画)

4.2

主要キャストは同じ俳優で、毎年夏休みの3、4日をかけて撮影し、それを12年間撮りためて作ったという。改めて、リチャード・リンクレーター監督の時間に対する考え方を知る事ができる。

6才の少年とその家
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

4.2

時間についての考え方をがらっと変えてくれた作品。

序盤は恋愛におけるタイミングの大切さや、もう一度過去に戻ってやり直したい思う場面の数々をコミカルに描いているが、次第に家族愛の話へと展開していく。
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ニューヨーク、恋人たちの2日間(2012年製作の映画)

4.0

前作に引き続き、監督、脚本、主演をこなし、多彩ぶりを発揮しているジュリー・デルピー。
主役のマリオンが、前作の彼と別れ、新しい彼とNYで暮らしているところにマリオンの家族が訪れるという設定。この家族の
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セレステ∞ジェシー(2012年製作の映画)

3.6

一緒にいて互いを高め合える関係は理想だけど、長い付き合いの中で1人の人間が成長する時期や度合いはそれぞれ違う。セレステは今上にいるつもりかもしれないけれど、いつかジェシーに追い越される可能性だってある>>続きを読む

愛さえあれば(2012年製作の映画)

3.8

この邦題からはさほど興味を抱けずあまり期待していなかったのだがいい意味で予想を裏切られる内容だった。
原題は「ハゲの美容師」という意味だそう。ロマンスの香りはしないがインパクトは大である。

乳ガンの
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マリーゴールド・ホテルで会いましょう(2011年製作の映画)

3.7

悠々自適の老後、とはいかない訳ありの老人たちがイギリスを離れ、心機一転しインドのつぶれそうなホテルで暮らすことになる。
それぞれ抱える問題(借金、同性愛、夫婦の問題、病気など)で年をとっても悩みはつき
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ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋(2011年製作の映画)

3.6

インテリアや衣装などとてもスタイリッシュでマドンナらしさを感じた。原題の「W.E」(ウォリスとエドワードのイニシャル)も良い。

「王冠をかけた恋」ということで、いかにウォリスが魅力的な女性だったかと
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小さいおうち(2013年製作の映画)

3.7

タイトルにもある赤い小さいおうちが何とも愛らしく印象に残る。奥様の松たか子と女中、黒木華の演技がとても良かった。
おばあちゃんが「長く生き過ぎたのー」と嗚咽する姿はコミカルに写るが、その心のうちにはど
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フルートベール駅で(2013年製作の映画)

3.9

冒頭で実際の事件の映像が流れ、胸が締めつけられる。一瞬にしてこれは実話なんだと重い空気に包まれる。
主人公の青年オスカーの亡くなる日の1日の出来事を描いているが、彼の良い部分だけでなくて悪い部分、弱い
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ナチュラル・セレクション~ほんとうの私に出会う旅(2011年製作の映画)

3.5

結婚25年の主婦リンダは突然夫が心臓発作で意識不明に。そんな折、夫には隠し子がいることが発覚し、その息子を連れ戻しに行くロードムービー。
息子レイモンドはワルで、敬虔なクリスチャンのまじめリンダとの旅
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リッチーとの一日(2012年製作の映画)

4.0

主人公リッチーは自殺しようとしているまさにその時、疎遠だった妹から連絡を受け、急遽妹の娘を一晩預かる事になる。

娘のソフィアは幼いながらも口だけはいっぱしの大人で二人の会話は、リッチーがまるでガール
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ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日(2012年製作の映画)

4.0

このタイトルや予告から、少年がトラと漂流するシーンが2時間続くのかと勝手に思い、あまり興味を持っていなかったのだか、とんでもない思い違いだった。

前半は少年の生い立ちをいろいろなエピソードで丁寧に描
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情婦(1957年製作の映画)

4.0

ビリ・ワイルダーのミステリー。
原作アガサ・クリスティだけあって見事に練られたストーリー展開。
前半はちょっと地味めかと思ったが、マレーネ・ディートリッヒが出てきてからはその存在感にすっかり魅了されて
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ブロークバック・マウンテン(2005年製作の映画)

4.0

同性愛に限らず究極の愛の物語と思う。
ヒース・レジャーの押さえた感情表現、しかし時折見せる激しさが素晴らしい。

同性愛であることを受け入れ、二人で新しい生活をスタートさせたいジャックとは違って、イネ
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パリ、ジュテーム(2006年製作の映画)

3.6

1話約5分と短いので気軽に観れるのが良い。また有名な俳優がちょこちょこ出てくるのでそれも楽しみ。

好きな作品はアルフォンソ・キュアロン監督の「モンソー公園」。二人の俳優の会話で観客は想像をめぐらせる
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リンカーン弁護士(2011年製作の映画)

3.9

マシュー・マコノヒー復活!!
「評決のとき」の彼の熱弁に感動して以来ずっと気になっている俳優だが、近年はなかなか彼の良さが活かされた作品がなかったように思う。ところがこの作品は違っていた。
今度は弁護
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40歳からの家族ケーカク(2012年製作の映画)

3.2

『無ケーカクの命中男/ノックトアップ』のスピン・オフ映画。
特に何が起こるわけでもない、ごく日常の「ある、ある!」を描いたコメディー。
こどものケンカに親が本気になっているところが笑える。メリッサ・マ
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危険なメソッド(2011年製作の映画)

3.3

フロイトとユングの関係も興味あったけど、キーラ・ナイトレイの演技が凄すぎて目が離せない。彼女にこんな一面があったとは!
これを観てからしばらくは他の彼女の作品を観ても、この役のキーラが突然思い出されて
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それでも夜は明ける(2013年製作の映画)

3.9

重い。見終わってからもひきずる。鞭打ちのシーンも容赦ないので覚悟してから観た方がいい。
自由黒人であったソロモンの壮絶な日々を観た後で、さらに、自由黒人でないその他大勢の人たちはどうなのかと思いを巡ら
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グロリアの青春(2013年製作の映画)

3.5

「ロスト・イン・トランスレーション」の「年をとれば楽になる?」という台詞を思い出した。楽になるどころか年をとれば益々複雑になる現実をまざまざと見せられた気がした。

若い時は飲み過ぎて記憶をなくしても
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マリー、もうひとつの人生(2012年製作の映画)

3.8

26歳のマリーはある日恋に落ちた男性と一夜を共にする。目覚めた翌朝、突然15年の時が経っていて、その男性と結婚し子供もいるという設定のコメディ。
ジュリエット・ビノシュがなかなかの好演。

今の自分が
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人生はノー・リターン ~僕とオカン、涙の3000マイル~(2012年製作の映画)

3.6

セス・ローゲンが息子、バーブラ・ストライサンドが母親役を演じて、二人の息はピッタリ。
笑えて、心温まるロードムービー。

彼女はパートタイムトラベラー(2012年製作の映画)

3.7

過去に戻ることが出来たら、と思ったことがある人は少なくないはず。もしこんな広告が出てたら、と最初から興味を持ちやすい内容で、引き込まれていく。

途中からキャラクターにも愛着が湧いてきて、いい意味で随
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イノセンテの描く未来(2012年製作の映画)

3.9

2013年アカデミー短編ドキュメンタリー賞に輝いた作品。
ホームレスの15歳少女イノセンテはアーティストになる夢を持っている。
彼女の描く色とりどりの絵は生命力に溢れ、人々に元気を与える。
過酷な環境
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ダラス・バイヤーズクラブ(2013年製作の映画)

4.0

マシューの変貌ぶりはわかっていたけれども、やっぱりその存在感にノックアウトされっぱなし。
途中からジャレット・レトが出てきて、またもや目も心も奪われる。

中盤からはマシュー演じるロンのキャラクターに
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ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅(2013年製作の映画)

3.9

何も起こらない、ありふれた日常を描くだけ。だからこそ誰もが思いあたる平凡な日々の中の笑いや涙で綴られたそれぞれの人生に思いを馳せるだろう。

アメリカのさびれた風景が所々出てくるが、寂しさだけではなく
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29歳からの恋とセックス(2012年製作の映画)

2.0

SATC風ラブコメかと思ったけど、全く違ってた。

29歳の女の子が婚約破棄されて、そこから立ち直る話だが、思いっきり笑えるコメディ部分もなく、共感できるドラマ性もなし。
中途半端な感じ。

ウェディング・シンガー(1998年製作の映画)

4.0

単純なストーリーだけど、毎回入れ込んで観てしまう。

アダム・サンドラーとドリュー・バリモアの息もピッタリでこれぞラブコメの王道。
この二人はこの後も共演してるけど、私はやっぱりこれが一番好き。ドリュ
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