ayumiさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

はじまりへの旅(2016年製作の映画)

4.0

どちらの世界も正しいのにそれらが共存できないとき、何を拠り所にして自分の場所を守るか、という映画だった。自分の選択を守るための物語。最初は父の支配下にあった子供たちも、彼の思想そのものではなく「選ぶこ>>続きを読む

プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

3.9

プゥゥウーーーー!!!
ズオウ退治のシーンからユアンマクレガーの目つきが変わったのがすごい。でもたまに見せる悲しそうな目が「大人」で、細かくは描いてないけど確実に時間は経っていて。クリストファーロビン
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バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

4.6

すごいスリル...カンニング騒動と人間関係の変化の描き方のバランスが良かった。現実味をそれなりに保ちつつ派手な感じ。バンクのポジションは哀しすぎるけど、リンと鏡合わせのキャラクターとして闇堕ちしていく>>続きを読む

新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

4.1

俊敏ゾンビの絶望感すごい〜!妊婦さんの旦那さん超かっこいい。俳優さんを誰も知らないかったおかげで、誰がどういう動きをしそうか予測できずに観れて良かった。

つっこみどころはまあまああったけど、かなり面
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12モンキーズ(1995年製作の映画)

3.6

ブラピすごすぎない??何が正常か、っていうこの映画の一つのテーマがブラピのいかれ演技でめっちゃ際立ってる。多数派の見ている世界が正しいという保証はどこにもない。
いざ見終わるともうちょい伏線を複雑にし
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クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

3.7

クラシンスキ夫妻大好き人間だったおかげで「がんばれー!」というテンションを保って観れた。映画館で「体験」として観るべき映画だったんだろうなと思う。

音のない世界で逆に聴覚が際立つ。「ない」からより強
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ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

4.2

主演陣がさすがすぎて全く気が逸れることなく観ていられた。最後がウォーターゲートで終わるのも良い。権利と権力、正義、女と男、みたいな明確な二元論がとてもアメリカ映画っぽいなあという雑な感想になっちゃうの>>続きを読む

キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

4.3

ハリー泣 マーリン泣 エルトン泣
前作もだけど、随所でモラル感覚がズレてるというか独特なのが面白いのかなと思う。皮肉もオマージュもおしゃれで、ポップな「ポリコレくそくらえ感」がかっこいい。

私は1作
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

3.6

リアルタイムで観れなかった分期待値が上がりすぎたかもしれない。映画館で観たかった〜。
バーナム自身の周囲との関わりや人間的な成長がけっこううやむやにされてるなと感じた。彼は常に受け入れる側でしかない、
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レディ・バード(2017年製作の映画)

3.8

レディ・バードは未熟で乱暴で幼くて激しくて、息の詰まる田舎でじたばたしてる姿がとても良かった。『ブルックリン』とテーマも似てるけど、こちらのキャラクターはもっと危うくて荒削りな印象。最初のシーンが示し>>続きを読む

孤狼の血(2018年製作の映画)

4.1

原作を読んでから視聴。常に物語の背後にある夏の不快感、汗の匂いや微に入り細に入る心理戦などはやっぱり活字の方が伝わるなあと途中まで物足りなかったけど、川から遺体が上がったとこからめちゃめちゃ盛り返して>>続きを読む

ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります(2014年製作の映画)

3.7

夫婦が相手への穏やかさや思いやりを繰り返し取り戻していくのが良かった。40年の夫婦の歴史にはとても大きな経験が蓄積されていて、回想シーンは2人がそこからアルバムを見るように適切な気持ちを取り出して眺め>>続きを読む

バトル・ロワイアル(2000年製作の映画)

3.6

セリフの中の定型句の使い方が絶妙で、それでキタノのサイコ感が際立ってたと思う。日頃の教員の言葉遣いも見方を変えればそれだけで結構狂気じみてるのかもしれない。
クラシックの使い方が『時計仕掛けのオレンジ
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美少女戦士セーラームーンR(1993年製作の映画)

4.3

タキシード仮面の登場シーンが最高すぎるからそこだけでも見てみてほしい。変身シーン今見てもキュンキュンする〜。自分がレイちゃんのハイヒールとマコちゃんの丸い髪留めフェチだったことを思い出した。

保育園
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ゾディアック(2006年製作の映画)

3.9

実話ベースの映画として展開と演出のバランスがすごく良くて、演技も最高。時間の経過、堂々巡りの議論のもどかしさがリアル。
マークラファロかっこいい〜絵に描いたようなアメリカン刑事像で、うっかり恋い焦がれ
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シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア(2014年製作の映画)

4.0

好き〜!『ショーンオブザデッド』が好きな人ならこれも好きになれると思う。シュールで小ネタ盛り盛り。空手のシーンの「ハーイ」がすごい良かった。

ハングオーバー!!! 最後の反省会(2013年製作の映画)

3.4

えっシリアス...全然ハングオーバーしてない...!ひたすら禊とアランの更生物語じゃん!!と思ったけど最後の1分でプラス0.1した。けどやっぱりエンドロールの写真で答え合わせができる話にして欲しかった>>続きを読む

ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える(2011年製作の映画)

3.5

ずっと気が気じゃなくて胸がざわざわしてたので私はやっぱり真面目なんだと思った...でもエンドロールの写真めっちゃ楽しそうで好き。
アランほんとクソだな!!!

そんな彼なら捨てちゃえば?(2009年製作の映画)

3.8

死ぬほど使い古された表現だけど、恋も愛もつくづくタイミングが大事なんだなあと思った。愛されたい相手に愛されたいタイミングで愛されるってほんと難しい

ブラック・ミラー: バンダースナッチ(2018年製作の映画)

3.6

映画というかほんとゲームだったけど、新体験なのは間違いない。シリーズで観てみたくなった。

バード・ボックス(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

浦沢直樹のマンガみたい...!
マルコビッチの性悪な演技がすごかった。

アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

始まりのネオンサインから死の匂いはずっと漂ってて、静かに収束していく展開がただただ苦しかった。ボヘミアンラプソディーと同じ時期の公開でなければもっと感情移入できたかもしれない。歌はやっぱり圧巻で、萎れ>>続きを読む

ロスト・バケーション(2016年製作の映画)

3.7

縫合シーンしんどかった〜!絶望感と緊迫感がちょうどいい感じで気持ちいいけど、最後の一撃が若干B級映画っぽくて浮いてた気がする。

ミーン・ガールズ(2004年製作の映画)

3.8

胸が苦しい〜!思春期に観なくてよかった。いや観た方がよかったのか??ケイディがだんだん変わっていく様が痛々しい。10代の視野の狭さって暴力的だ。

アーロンがどちゃくそかっこよくて危うく恋しそうになっ
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ペット(2016年製作の映画)

2.8

トイストーリー後の世界ではこういうのが全部トイストーリーに見えてしまうのはもう仕方ないとしても、『ソーセージパーティー』の過激な下品さみたいな見所や工夫が少なかったと思う。子供向けだとしてもメッセージ>>続きを読む

レゴ(R)ニンジャゴー ザ・ムービー(2016年製作の映画)

3.7

レゴシリーズはセンスの塊!!選曲(it's a hard knock life)とか笑うしかない。他作品もこれも遊園地のアトラクション感があって本当に楽しい。全然ニンジャじゃなくてカンフーなのも笑えて>>続きを読む

メン・イン・キャット(2016年製作の映画)

2.6

雑ーーーーー!お気楽コメディなのは重々承知だけど、観た後ほとんど何も残らなくて味気ない。現妻が超美人だから「私ならこの人と入れ替わりたい」と思ったくらい。猫になってからのドタバタももっとパンチが欲しい>>続きを読む

31年目の夫婦げんか(2012年製作の映画)

4.6

良い...!好き...!もっと評価されていいと思う。最初の課題の夜〜朝のシーンで泣けた。主演の2人の演技、表情が本当にすごくて、トミーリージョーンズの映画館での恍惚とした顔は忘れられない。原題も素敵。>>続きを読む

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

5.0

オープニングはライブエイドのステージに向かうフレディマーキュリーの背中しか見えなくて、クライマックスは同じ場面だけど彼の周りにいた人も映される、っていう演出が良すぎてもう万感。映画館でやってる内に観る>>続きを読む

おとなの事情(2016年製作の映画)

4.8

こんなにlunaticって単語が似合う映画無いと思う。元々会話劇が好きだから高評価つけた部分もあるけど、イタリア語のテンポも気持ちよくて、いいもん観たなという気分。新婚の間こそ大事にしたい映画。

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ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

ストーリー的には完全に壮大な序章だし最後は「え、今ここで終わるん?」って思ったけど、もうそういう次元で嫌いになれないくらい好き。エディもエズラミラーもジュードロウもみんな素敵。別々の俳優なのに壮年ダン>>続きを読む

ボーン・アイデンティティー(2002年製作の映画)

3.6

好きなタイプのアクションだった。マットデイモンが絶妙に普通とセクシーの間にいて好きになりそう。
水戸黄門的な、ある程度展開が予想できてしまうからこそシリーズ化できるのかなと思った。意外性はないけど演出
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プロジェクト・イーグル(1991年製作の映画)

3.3

エンドロールが一番面白かったかな!笑でもアクションはやっぱりさすがで、お色気もあって、ずっとジャッキーのターンて感じで良かった。ベストから水飲むとこが面白い。ジャッキー作品が大量に追加されてNetfl>>続きを読む