歩さんの映画レビュー・感想・評価

歩

ぼくのエリ 200歳の少女(2008年製作の映画)

4.4

ダイヤモンドダストが煌めくノスタルジックな雰囲気と残酷描写が調和する北欧独特のホラーは大胆かつ繊細。ヴァンパイアに反応する猫、硫酸で溶けたおじさんの顔、エリの顔が一瞬年老いて見えたり爪に血が滲んでいた>>続きを読む

とべない風船(2022年製作の映画)

3.5

ある理由から前に進めなくなった男女の再生の物語。妻子を亡くし自分を責め続け苦しむ東出昌大の演技にとても引き込まれた。こんなに演技上手かった?ストーリーはあまり変化がないが、とにかく東出昌大と風船に魅せ>>続きを読む

悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

4.0

何か起こりそうで起こらない時間が長く忘れた頃に恐ろしい強烈なシーンがやって来る、これめっちゃ効果ある!女の人が叫び声をあげながら逃げ回ったり命乞いをしたり恐怖が痛い程伝わってくるのも素晴らしい!ホラー>>続きを読む

サプライズ(2011年製作の映画)

3.7

マンウィズアミッションになり損ねたアニマル達のサプライズミッション!展開は予想できたりちょっと裏切られたりスリルはある。サバイバル育ちのエリンが怒りに震えながら戦う姿がたのもしい。ラストの終わり方セン>>続きを読む

君だけが知らない(2021年製作の映画)

4.0

面白い!ありがちな話しかなと予想していたら甘かった 記憶喪失と幻覚、過去の記憶の使い方が巧みなプロットでミスリードを誘う 言われて気付く新郎新婦の写真!悲しいお話しでもありました

KAPPEI カッペイ(2022年製作の映画)

4.4

終末が週末でアホサイコー 
古田新太と伊藤英明に草生えてたら山本耕史が出てきて全部持っていった 山本耕史の破壊力!泣くほど笑った

バービー(2023年製作の映画)

3.5

ポップでキュートな映像とバービーの完成度も高く音楽も好みだったのにワチャワチャしていてあまり集中できなかった リカちゃん派の私にも問題がある 自分は何者なのか?自分を知って自分らしく生きよう!というメ>>続きを読む

青鬼 ver.2.0(2015年製作の映画)

2.9

ゲームに閉じ込められた少年達の脱出劇 見どころは青鬼のダサさとイケメン男子との対比 いじめられっ子がゲームを作り友達を殺して復讐してたのが発端で、簡単なストーリーで刺激はないけどメッセージ性はある

ヘンゼルとグレーテル(2007年製作の映画)

3.1

韓国版ヘンゼルとグレーテル 車で事故って森へ迷い込んだ男が洋館にたどり着くが… 映画で脇見運転の事故率高すぎ案件 ピンクイエローパープル、ネオンカラーのお菓子ってかわいいけど毒が入っていそうだし不味そ>>続きを読む

かくれんぼ(2013年製作の映画)

4.3

先日観た模倣霊と同じ監督 これもおもしろいー 主人公が兄に対する罪悪感から追い詰められたり、失踪中の兄の変人扱いが見事で惑わされた じわじわスローな前半から予想外の後半の展開が素晴らしい 子役の存在も>>続きを読む

貴公子(2023年製作の映画)

3.5

THE WITCH/魔女 の監督というので予告から気になっていた作品 殺し屋が貴公子で走り方がめっちゃT-1000 ガンアクションとカーチェイスと貴公子のキャラが見どころ マルコおつかれ

模倣霊(2017年製作の映画)

3.8

声を真似して人を誘惑する霊の話し韓国の伝説 面白いー 怖くて何回もビクッとさせられた 恐怖演出が巧みでスケールがデカい 変な儀式はコクソンのインチキ祈祷師を思い出した 悲しさとか余韻もあって良い!

チェンジリング・ガール(2012年製作の映画)

3.0

遊園地で3歳の娘が消え母親の苦悩が始まる。12年が経ち娘の面影がある少女を見かける。母親の執念が実を結ぶも過ぎた時間は戻らない。何の罪もない親子を引き裂き人生を狂わせ時間を奪う、どれだけ罪深いことか

オオカミ狩り(2022年製作の映画)

3.9

メタモルフォーゼの監督というので気になっていた作品 バイオレンスアクションと惜しみない血の量でお腹一杯 え?もう死ぬの?っていう重要人物があっけなくて主役がどんどん変わる目まぐるしさ 続編ありそうな終>>続きを読む

そして、ひと粒のひかり(2004年製作の映画)

3.7

コロンビアの17歳の少女が生活苦から麻薬の運び屋となり旅をする。今までに観た事のないタイプの映画で終始見入った。麻薬を飲み込んで運ぶ。袋が破ければ死に至る。淡々としていながらも痛々しくてスリリングだっ>>続きを読む

美しい絵の崩壊(2013年製作の映画)

4.0

親友同士の母親が互いの息子と恋に落ちる。ナオミワッツとロビンライトの演技力もあって全然嫌ではなかった。時間が経てば熱も冷めるしきっと飽きるだろうと見ていたのにこんな関係もあるのかと衝撃的だった。ラスト>>続きを読む

貞子DX(2022年製作の映画)

2.9

映像は暗いけどガチャガチャしすぎてて怖くない 髪の毛が伸びる演出だけはお!やるなと思った 小芝風花が透視する時耳の後ろ押さえてリンパマッサージやってる謎 終盤貞子がラプンツェルとコラボ風に髪長くて草 

フェート/双生児(2007年製作の映画)

3.7

自分のせいで亡くなった双生児の片割れへの罪悪感から霊に苦しめられる。幽霊のビジュアルも脅かし方も良い!双子と一人の男の三角関係が哀しくも展開が面白かった 終盤の盛り上がりが凄まじい

パラサイト(1998年製作の映画)

5.0

冒頭からスピード感ありアメフトの監督がT-1000で掴みが良すぎた 寄生された先生と戦いエイリアンの侵略を阻止する生徒にワクワクする まさかこの人に寄生していたのかという裏切りが嬉しい!発想が最高

フォービア2/5つの恐怖(2009年製作の映画)

3.6

5つのオムニバス 前作超えてきたー凝ってるー タイのゾンビもめっちゃ足速い!5の映画撮影の会ミイラ取りがミイラにからの完成度高い 映画のタイトルも出てきて双生児はマイリスト入れさせてもらいました

この子は邪悪(2022年製作の映画)

3.1

壁にお面コレクション、障子にグランドピアノ、時代設定がよく分からない古臭さがツボの前半は不気味で謎めいていて良かった。が後半からの真相の答え合わせで冷めた。前半良かっただけに惜しい。家族を守りたい一心>>続きを読む

恋は光(2022年製作の映画)

3.9

ゆるい映画かと思ったけど恋の定義について真剣に考えててすごく真面目で古風。恋がどういうものか言語化したり文章化したり面白かった。西条が言った「ただ会いたい、ただ触れたい」は言霊

先生、私の隣に座っていただけませんか?(2021年製作の映画)

3.9

面白かった!夫に対する復讐か、漫画家としての夫を取り戻したいのか、もう一度夫に振り向いて欲しいのか?漫画を使って現実か妄想か区別が付かず夫も視聴者も振り回される作りが巧い!柄本佑の演技好き

エリザベート 1878(2022年製作の映画)

3.1

王室に縛られた皇妃エリザベートの苦悩は女性の生きづらさの象徴。自由になる為の反逆はまだかと終盤まで待ちわびたが見た事のある計画だった。ジャケ写が一番カッコいいっていうちょい詐欺案件

SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

4.0

金塊掘り当ててナチスから追われるじいさんが無双 一人暗殺部隊のじいさんの殺傷能力の高さと生き抜く力に感服 地雷って円盤みたいに飛ばして使うんですね。グロさと痛々しさと笑いのバランスが絶妙

フォービア/4つの恐怖(2008年製作の映画)

3.2

4つのオムニバス スローテンポだなと思っていたら2番目の話はスピード感も熱量も凄く血の出かたもグロさも独特だった 幽霊がグレイタイプの宇宙人似でガイコツであんなのは初めて見た

ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)

3.2

原作既読 映像だとどうなるのか気になって視聴したところヒントがあまりなかった。映像化が難しいってそゆこと?森川葵の迫力でちゃぶ台と一緒に戸塚純貴がぶっ飛んだところおもしろすぎた

怪怪怪怪物!(2017年製作の映画)

3.9

差別とかいじめの描写が延々と続いてかなりキツかったけど最後まで観たら面白かった!本物の怪物は誰?っていう斬新な映画だった ラストの主人公の叫び声とエンディングがめっちゃいい!エンディングカッコよくて3>>続きを読む

サンクスギビング(2023年製作の映画)

4.0

冒頭のスーパーの惨劇が勢いあってファイナルデスティネーションぽかった 簡単に死ぬー 
人をオーブンで丸焼きっていうのはたまに見かけるけどそのまま晩餐のテーブルに出すのか!センスがあるというかないという
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.5

自分では絶対に選ばない作品を人から誘われて鑑賞。現在と過去が入り混じる時系列も抵抗なく観られた。原爆の映像に無音爆音の効果でめちゃくちゃ怖い。
日本長崎広島のワードが俳優陣の口から出てくるとやりきれな
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リベリオン(2002年製作の映画)

4.0

人間の感情を抑止させるため毎日プロジウム(薬)を飲ませる。感情がないなんて死ぬのと同じだー耐えられん モナリザの絵を燃やすシーンがショックで、感情を取り戻した主人公がベートーヴェンの音楽を聴いて涙を流>>続きを読む

テイキング・オブ・デボラ・ローガン(2014年製作の映画)

3.9

認知症のデボラを密着取材する医大生。意地悪なテーマだなと思ったけどそんな事なかった!面白いー ホラースリラーミステリーがアルツハイマーと上手く絡み合って助走つけながら謎へ迫る展開が巧い。終盤はデボラ婆>>続きを読む

カミングスーン(2008年製作の映画)

4.2

ホラー映画が現実に、現実がホラー映画に。冒頭から凄いシーンに釘付けになった!髪の毛薄い老婆がくしで髪をとく、それだけでホラー。所々ユーモアも効いていたりちょいタイムループも来たりタイのホラーに大満足!>>続きを読む

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.3

声を失った孤独な女性と半魚人のラブファンタジー ただの恋愛映画ではなくメッセージ性も強かった。人種差別マイノリティマジョリティ グリーンの映像と水の使い方キモかわ半魚人、ギレルモデルトロのアートな世界>>続きを読む

セイント・モード/狂信(2019年製作の映画)

3.5

患者の魂の救済に取り憑かれる看護師の狂気 全体的に静かであんま怖くないなと思ってたら急に凄いシーンがやってきて飛び上がった!緩急の付け方とラストがやっぱりA24
天使と悪魔が同居する

海上48hours ―悪夢のバカンス―(2022年製作の映画)

3.6

好きなやつにタイトルが似ていてつられて視聴 
⚪︎海上48hours ×海底47m
中盤まではありきたりだったが終盤で一気に巻き返してきたーまさかそんなドラマが用意されていたとは メンタル強
>>続きを読む

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