azkyonさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

聖なる泉の少女(2017年製作の映画)

3.5

自然の映像は美しい。

水の治療などという訳のわからないものを継承させられそうな少女。
宗教二世と同じだね、自分の意思による選択肢が全く考えられていない。

ラストで白い魚は自由になったけど、少女はど
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田舎司祭の日記(1950年製作の映画)

3.8

【魂のゆくえ】を思い出しましたが、それよりさらに鬱々と重い。

宗教を信仰している人のどれくらいが、なにも疑わずに信仰心を持っているのか、本当に知りたい。

この人は司祭になるより、ひとりで山にでもこ
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コントラクト・キラー(1990年製作の映画)

4.0

やはりどことなく寒々しいカウリスマキだが、本作コメディっぽい始まりで、相変わらず淡々て進んでいく。

自殺未遂→殺し屋を雇う→素敵な女性に会って生きたくなっちゃった→殺し屋から逃げる
最初のこの流れで
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光をくれた人(2016年製作の映画)

3.4

トムとイザベルが結婚するまでは良かった。

2度流産して子どもを失った悲しみを知っているイザベルがなぜグレース(ルーシー)を実母に返そうとしなかったのか。
なんて傲慢な女なんだという気持ちが最後まで消
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お早よう(1959年製作の映画)

3.8

懐かしい昭和のご近所関係と子供たち。
小津ワールド。

子どもの頃に長屋の社宅に住んでいた頃を思い出すようなご近所さんたち。
少なくても私が今住んでる住宅街ではこんな近所関係はない。
田舎に行けばまだ
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エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

3.9

前作から10年以上経っているのでエスターがちょっと老けてるが、ストーリーはおもしろい。

最初から容赦なく人を殺していくリーナがエスターになり、エスターとして戻って行った家で待っていたのはとんでもない
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あやしい彼女(2016年製作の映画)

3.6

73歳が20歳に若返った。
容姿は変われど性格は変わらず口も悪い。

若い頃に楽しめなかった人生を取り戻そうとしながらも、やはり娘と孫を思う20歳のばあちゃん。
ハートフルな家族愛。

懐かしい歌がた
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くじらびと(2021年製作の映画)

4.0

インドネシアにある人口1500人の小さな村。
一年間に鯨を10頭獲れば暮らしていけると言う。
鯨漁まではサメやマンボウなど獲っているが、ひと月に一頭も獲れない日もあるという。

あんな小さな木の船でど
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あの日、兄貴が灯した光(2016年製作の映画)

3.9

泣かせにくる韓国映画。

クズなのに弟のためにどんどんいい兄貴になってくる。
展開はわかっているのにちゃんと泣けるのはさすがだ。
エンディングもいいし!

ユンヒへ(2019年製作の映画)

3.9

雪の小樽と手紙といえば岩井俊二の「love letter」を思い出します。
本作の雰囲気も似てます。

同性を愛すると精神科に通わされる時代があった(まさか今はそんなことないよね)。
別れざるをえなか
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劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室(2023年製作の映画)

4.1

ドラマも映画もおもしろ感動!
何度でも見られて、何度でも感動する。
本物の医療従事者にしたら大袈裟でありえないだろうけれど、素人からしたらこれだけ命をはって人の命を救ってくれる医療従事者はまさに理想な
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僕は猟師になった(2020年製作の映画)

3.8

ジビエなどというおしゃれな言葉では表現できない猟師になった男性とその家族のドキュメンタリー。

動物が大好きだから自分で猟をして、自分で捌いて食べたいと思い猟師になった。
好きを突き詰めるとそうなるの
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聖者たちの食卓(2011年製作の映画)

3.8

シク教はキリスト教、イスラム教、ヒンドゥー教、仏教に次いで世界で5番目に信者の多い宗教だそうだが、知らなかった。

宗教、人種、階級、職業など差別なく誰でも無料で食事ができるシク教総本山黄金寺院では、
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男はつらいよ 寅次郎紙風船(1981年製作の映画)

3.7

第28作。
マドンナは音無美紀子。
ゲストに小沢昭一、岸本加世子。

恋心より人情がカツトラさんは今回も所帯を持つことを諦めるのでした。
みつえさんがとらやに来たらさぞかし団子が売れるだろうに。

Dr.コトー診療所(2022年製作の映画)

3.3

ドラマも未見なので初めて見た。

大昔のドラマ、または韓国映画のような流れ。
おもしろくないとは言わないけど、うーむ。

裁判長!ここは懲役4年でどうすか(2010年製作の映画)

3.0

原作はそれなりにおもしろかったんだけどなぁ。
なんとなくほわっとして終わってしまった。

一度は傍聴してみたいと思いつつまだ実現できてない。

RRR(2022年製作の映画)

4.1

これでもかこれでもかと押し寄せてくる歌って踊り、戦い時々ロマンスのインド映画。
3時間が長く感じない。
あっという間に終わった。

初めてインド映画を観た時はなんでこんなところで歌ったり踊ったりするの
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精神0(2020年製作の映画)

4.0

相性の合う医者と教師に出会えたらラッキー!ってくらい出会いは難しい。

山本医師が妻芳子さんの認知症、自身の体力の衰えにより82歳で引退することになり、不安がる患者さんたち。
精神科の患者さんならなお
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92歳のパリジェンヌ(2015年製作の映画)

3.8

フランス元首相リオネル・ジョスパンの母の実話を基にしている。
92歳、ヘルパーの手を借りながら一人暮らしをするマドレーヌは元助産師であり、尊厳死などいくつかの啓蒙活動をおこなった女性でもある。
最後ま
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パリ20区、僕たちのクラス(2008年製作の映画)

3.6

どこの国でも中学生は難しいお年頃。
その上、24人の教室に多種民族の生徒たち。
ひとクラス24人なんて少なくていいなぁと思うが、こんな個性的な生徒たちが集まっているなら人数なんて関係ない。

まぁ!イ
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パーフェクト・ノーマル・ファミリー(2020年製作の映画)

3.9

親子関係も姉妹関係もいい家族なのに、パパがある日突然女性になりママになってしまう。
姉はすんなり受け入れるが、思春期の妹エマはなかなか受け入れられない。
でもパパのことは大好き。

トランスジェンダー
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男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎(1981年製作の映画)

3.9

第27作。
マドンナは松坂慶子。
ゲストに芦屋雁之助。

今やすっかり丸っとしてしまった松坂慶子の半分くらいの若い松坂慶子。
容貌は変わったけど声は変わらず。
私は今のまるっとした方が好きだなぁ。
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男はつらいよ 寅次郎かもめ歌(1980年製作の映画)

3.6

第26作。
マドンナは伊藤蘭。
ゲストに松村達雄、村田雄浩。

定時制高校で生徒たちと話す寅さんが楽しそう。
でも寅さんは校長を殴って入学中退なのなで高校には入れない。

伊藤蘭ちゃんの演技は趣里には
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男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花(1980年製作の映画)

4.0

第25作。
マドンナは浅丘ルリ子。
ゲストに江藤潤。

寅さんとリリーのロマンス映画。
寅さんとリリーは似た者同士。
普段は言いたいことを言い合えて自分をさらけ出せるのに肝心なところでシャイになる。
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もみの家(2019年製作の映画)

4.0

登校拒否になった子が田舎で自然の中で季節を感じ、農作業や世代間交流などで自分を取り戻していく。

手間ひまかけて育てた食物は愛おしく、美味しく食べることが最高の愛情。

人は死にゆく命もあれば、生まれ
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海月姫(2014年製作の映画)

3.0

オタク女子の集まり尼〜ず、本当にいたらちょっと覗いてみたい。

菅田将暉は化粧映えするんですねぇ、綺麗だったし、ウエストほっそい!

男はつらいよ 寅次郎春の夢(1979年製作の映画)

3.7

第24作。
マドンナは香川京子。ゲストは林寛子。

寅さんとアメリカ文化。
1979年の日本はまだ‘ガイジン’だったのか。
今じゃ東京だけじゃなくどこに行っても外国人観光客がいて道を聞かれたりして拙い
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男はつらいよ 翔んでる寅次郎(1979年製作の映画)

3.8

第23作。
マドンナは桃井かおり。
ゲストに湯原昌幸、布施明。

お金持ち相手にしゃべるおばちゃんの変なお金持ち言葉に笑う。

わたしはロランス(2012年製作の映画)

3.9

【リリーのすべて】と似たようなものかと思って見たけど違っていた。

‘普通の壁’は21世紀のうちには無くなるんじゃないかと思っているけど甘いかな。

性同一性障害(これは病気じゃないよね)の苦しみが想
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ゴッズ・オウン・カントリー(2017年製作の映画)

3.6

正直言うとゲオルゲが良かったので最後まで見られた。
確かに若いジョニーにあの家族とあの土地での生活は大変だし気の毒でやさぐれるのもわからないではない。
そんなジョニーをやさしく受け入れたゲオルゲは大地
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初恋~お父さん、チビがいなくなりました(2018年製作の映画)

3.5

昭和後半の夫婦かな。
それでもこの奥さんはラストにあんなこと言われたんだから幸せなんじゃないかしら。

ってもねぇ、夫婦ってよく約何十年も一緒にいられるよねぇと、もう30数年一緒にいる相方を見てしまっ
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.8

テンポよく時間も短めでサクッと見られておもしろかった。

タイムリープにハマっているのに気づかないっていいのか悪いのかなんだかちょっと悲しい会社勤め。
そんな同じような毎日を長年やっている上司が一番最
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ピグマリオン(1938年製作の映画)

4.0

そういえば【マイ・フェア・レディ】は見てない。
【マイーー】の原型と言われているこちらはおもしろかった!

"腐ったキャベツ"をレディに仕立て上げたビギンズは、これから素直で優しい立派なジェントルマン
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山の焚火(1985年製作の映画)

3.8

スイスの山でほとんど人に会うことのない生活をしている家族4人。
厳格な父、神頼りの母親、お年頃の娘と坊やと甘やかされて育った聾唖の弟。

美しくも厳しくもある自然の風景、揺らめく蝋燭の火、反射する鏡の
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男はつらいよ 噂の寅次郎(1978年製作の映画)

3.7

第22作。
マドンナは大原麗子。
ゲストに泉ピン子。

大原麗子はきれ可愛い!そしてあの声が好き。
ウィークエンダー(これを知ってるってことはもういいお年ですな)のピン子。

でもそんな2人より私は志
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