Yusakuさんの映画レビュー・感想・評価

Yusaku

Yusaku

「A」(1998年製作の映画)

4.2

麻原彰晃が逮捕され、船長不在で沈没間際の船となったオウム真理教。
残された信者の葛藤や社会との関わりを映している。オウムのメンバーが皆インタリだったのが印象的だった。彼らの矛盾を突くような質問を投げか
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地獄でなぜ悪い(2013年製作の映画)

4.0

楽しそうでなにより笑
演技というのは、意外とこういうものなのかもしれない。

エターナルズ(2021年製作の映画)

2.5

映像は良いけど、ポリコレとチープな設定のSF。「ダイバーシティに配慮してキャラ設定したよ」、「男の子ってこういうの好きなんでしょ」と終始言われてる気がして苦手だった。

リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

4.0

黒木さんもCoccoさんも、寂しさの演技がすごい!特に離婚して家を出て彷徨う場面。

金銭でやり取りするものと、無償で一方的にあげるものの対比。ワンクリックで買った旦那は見るからにクズ、一方グレー(?
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.5

原爆投下後の演説でオッペンハイマーが思い浮かべたように、日本の被害者を思い浮かべながら観ていた。
彼は核分裂の連鎖反応が世界に広がってしまうのではないかと危惧したが、別の意味で連鎖反応が起こってしまう
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彷徨える河(2015年製作の映画)

4.2

密林が過去と現在、文明と非文明、夢と現実を溶かしていく

ニンフォマニアック Vol.2(2013年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

セリグマン、なぜいけると思った。。

野火(2014年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

戦争で追い詰められ、各々の人間の本性が出てくる。なんとか人間性を保っていた田村も最後は発狂し敵国の捕虜となり帰国。
極限状態を経験し社会に復帰しても、それは元の人間ではなくなってしまう。だから「私の記
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

3.5

世界は素晴らしいけど、社会はクソということだね。

ヒミズ(2011年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

茶沢さんのような存在は不可能では?と思った。
だから、茶沢さんは住田の探している自分のメタファーというふうに思った。5-7-5?ゲームの応報も、呪いの石も、今の自分と探している自分の葛藤を表している。
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光りの墓(2015年製作の映画)

4.8

その空間の記憶との融合がテーマなのかな。地下の王の戦いからミトコンドリアまで、あらゆるものは空間で繋がっている。それをエスカレーターのシーンで視覚的に表す。

政府への批判を表現してるというけれど、か
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流転の地球/さまよえる地球(2019年製作の映画)

4.0

劉慈欣が考えるトンデモ装置と、それを圧倒的なリソース力で映像化してしまうのがこの映画、中華SFの良いところ!
インターステラー、グラビティ、2001年宇宙の旅等の影響を受けていることはわかるけどそれは
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コンタクト(1997年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

この映画のレビューではありませんが。。
SF小説『三体』はこの映画の影響を受けてると思った。
宇宙人との交信は、紅岸基地を思い起こすし、宇宙と接触した後の政治の混乱っぷりも三体の世界を思い起こさせる。
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.5

サンドワームに気づかれないように踊りながら歩くのが最高。
保水スーツとか、銃弾は防げるけどナイフはダメなバリアとかも最高。

メッセージ(2016年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

祖父殺しのパラドックスに真正面から向き合っているのがこの映画のすごいところだと思います。

ルイーズは娘が死ぬと分かっていながら娘を産む選択をするが、すでにルイーズは因果関係の世界ではなく、原因と結果
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マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

3.9

前三部作と大きく違うのは女性が主役のところ。女性になった監督がストーリーをどう描き切るか、続編が楽しみになる。

そして女子高生に鉛筆一本で殺されかけるネオ。

ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

4.8

この映画は一つの対比軸を意識すると理解できるのかなと思いました。
一つはクリスティアンをはじめとする上流の人たち、もう一つは物乞いなどの社会的な弱者。その対比軸にはそれぞれ上流ー規則ー矛盾、弱者ー規則
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