よく泣く石原さとみと、滅多に泣かない青木崇高の対比がリアル。
良し悪しの話ではないけれど、ホテル前でたばこを吸いながら涙を堪えるシーンは、悲しみが静かで深くて、感情の形は人それぞれなのだと改めて思った>>続きを読む
映画公開日に。
なぜ人は必然性に惹かれるのだろう。
誰かにとっての絶対に、
誰しもがなれたらいいのに。
薬害エイズを学んだ折に観てみた。
沢山のアンビバレントが、
長い時間をかけて人々の輪郭を描く。
感情の表現が繊細で丁寧な映画だった。
副作用の苦しみと、新薬への不信感。
薬害対策への優遇に、
理解と>>続きを読む
久々にど真ん中苦手な映画だった。
でも頭に残る。
人はそれぞれ違う常識で生きている。
それが大きくズレてると気付いた時、
誰とも共有できないと気付いた時、
何よりも孤独なのではないか。
「永遠に僕>>続きを読む
おとぎ話みたいな愛情に、ほんの少しの人間臭い毒が混ざる。
ガリレオシリーズの映画はそんな傾向がある気がする。
海外を旅する時に感じる、
知らない言語に囲まれる不安感。
それはさながら生きることのようで。
同じ言葉で会話ができる人、
感情をそっくり共有できる人はいない。
だから、一人の相手では自分を満たせず、>>続きを読む
言葉よりも写真、抽象よりも具象を選ぶ2人が、言葉のすれ違いに翻弄される話。
伝達の側面から見ると、言葉は不完全なツールなのだと改めて思う。
ニュアンスも、乗せる想いの強さも、受け取って生まれる心も、>>続きを読む