Bmさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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テッド・バンディ(2019年製作の映画)

3.0

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原題は『Extremely Wicked, Shockingly Evil and Vile(極めて邪悪、衝撃的に凶悪で卑劣)』で、このタイトルのほうが被害者の側から描かれた作品であることが伝わると思>>続きを読む

ファーストラヴ(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

原作未読。

由紀のトラウマが環菜に比べて軽いものだとは思わないし(そもそも比較するようなものでもない)、由紀と迦葉が互いを傷つけあった過去を受け入れるまでもこの作品のテーマの一つだと思うが、
由紀の
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ジョーカー(2019年製作の映画)

3.8

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構図と音楽が美しい。
特に最初の公衆トイレでのダンスは能のようだ。

誰でもジョーカーになり得るというより、むしろ他人を陥れ嘲笑うことで、勝手に自分の考えを投影することで、誰もがジョーカーを生み出す可
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IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

3.0

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予想よりだいぶ物理的なオバケ。

ホラーとしてより、少年少女の思春期の不安などの描き方が好み。

クルエラ(2021年製作の映画)

4.2

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衣装が美しく、見ていて楽しい。

娘と母という関係性だが、ストーリーの骨子は完全に“父殺し”。
親を倒し、部下を従わせ、自分の城を手に入れ一国一城の主となる。

「プラダを着た悪魔」でアナ・ウィンター
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キングスマン(2015年製作の映画)

3.0

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スタイリッシュな演出とグロ描写のバランス感がおもしろい。

だが、全体的にテンポが合わずかなり冗長に感じた
古い007っぽいいいオンナと寝るエンドだったのもがっかり。

永遠に美しく…(1992年製作の映画)

4.0

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外見の美に執着することよりもどう生きたかということが大事であるという教訓なのだろうが、
メイン二人のどうしようもない腐れ縁がな?ともコミカルに描かれるので一緒に生きる相手がいるならなんでも良いんじゃな
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ゾンビ津波(2019年製作の映画)

2.0

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ゆっくり動く系のゾンビ。
テンポはいいし、ストーリーはまとまっている。

あの規模の津波でその程度の被害で済むわけないと思ってしまって集中できなかった。

樹海村(2021年製作の映画)

1.0

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コトリバコと樹海を無理矢理くっつけた映画。
犬鳴村よりも映像は頑張ってると思う。

コトリバコという単語を出すのなら設定は踏襲するべきだと思う。
話題作りのために洒落怖からパクっているとしか思えないの
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ハリエット(2019年製作の映画)

3.5

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神という存在が黒人の歴史における役割について考えさせられる。

ハリエットが発作を起こして予知能力を発揮するのは急にご都合ファンタジーになったかのように思われるが、実際にハリエットは神の声に従っている
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亜人(2017年製作の映画)

3.1

原作未読。

不死の亜人、トリッキーな飛び道具としての幽霊、重火器といった要素でアクション映画としては退屈することなく見れた。
ただし、ストーリーをテンポ良く進めてアクションに振り切った構成なので主人
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リトル・モンスターズ(2019年製作の映画)

3.0

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足が遅く弱い系ゾンビと幼稚園児。

しっかりした幼稚園の先生と空気が読めない小心者のミュージシャン、ろくでなしコメディアンと登場人物のバランスが取れていて見やすい。

やたら露悪的な下ネタや露骨な言葉
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ヒックとドラゴン(2010年製作の映画)

4.7

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原作未読。
西洋の作品でドラゴンをここまで可愛く描いているのは珍しい気がする。

一族から認められない気弱な主人ヒック公の成長、異種族との共生、乗り越えるべき壁としての父親。
王道なテーマながらも、そ
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

4.8

死んだあとの虚しさ、怒りのようなものが描かれている。
なんとも物悲しい。

スカイスクレイパー(2018年製作の映画)

3.6

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義足設定でも強さに変化がない安定のロック様アクション映画。

足手まといになってイライラ要因になりがちな家族かみんなしっかりしていて、ベタな展開ながらもストレスなく見れる良作。

悪女/AKUJO(2017年製作の映画)

3.5

悪女というタイトルが全然内容とあってない。
ストーリーはシンプルなのになんだがごちゃごちゃしていて、内容がスムーズに頭に入ってこなかった。

しかし、そういった部分を補って余りあるアクションシーンの凄
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Diner ダイナー(2019年製作の映画)

1.6

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漫画版既読。

キャストが全然イメージと合っていないし、恋愛エンドなのも微妙。

映像とセットを楽しむ映画として見ても、個人的にはそこまでハマらなかった。

ミス・メドウズ(2014年製作の映画)

2.8

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主人公が悪人を殺す動機について、誰もが思考が飛躍しすぎな突飛な行動だと思うだろう。

だが、実際に自分の大切な人や愛する者が危険にさらされたとき、彼女の行動を頭から否定することができるだろうか。

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

3.0

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公開年に見たらもっと評価高かったかも。
エイミーが車で走り去りながら“金髪の美しい女”という幻想を脱ぎ捨てるシーンがクライマックス。


ニックの味方をする妹(彼女もせざるを得ないだけだが)以外の女性
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エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

4.1

ドタバタコメディからのアクションの流れがテンポよく爽快。

映画 太陽の子(2021年製作の映画)

2.4

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ドラマ版は未視聴。


京都帝国大学荒勝文策研究室の若手研究員を主人公とした物語。(助教授や学生たちは明確なモデルはいないようだ)

実験バカの主人公・修、強制疎開によって祖父とともに主人公の家に身を
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少女☆歌劇 レヴュー・スタァライト 再生産総集編 ロンド・ロンド・ロンド(2020年製作の映画)

3.5

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これだけでアニメシリーズ履修するのはたぶん無理。


総集編と言いつつもおそらくアニメシリーズとは別の時間軸なのでは?
「華恋がレヴュー優勝者となったTV版のあとに優勝者特典の“運命の舞台”(アニメシ
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呪い襲い殺す(2014年製作の映画)

2.6

邦題のインパクト勝ち。


軽率な行動をする登場人物たちがいっそ清々しい。
テンポよく進むので特にイラッとしたりもせず。

アクアマン(2018年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

ストーリーが王道の貴種流離譚なのに、バトルシーンに力を入れすぎでちょっと中だるみした。

義父弟の掘り下げがあったほうがストーリーを楽しめた気がする。
ヒロインを今風の戦うヒロインにしたかったのかもし
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劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト(2021年製作の映画)

5.0

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卒業を目前にした舞台少女たちが夢を叶えたせいで情熱を失ったり、自己を見失ったり。
舞台少女たちが“少女”ではなくなり舞台人として旅立つ話。
とにかく映像の迫力がすごい。


これまで一切登場しなかった
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るろうに剣心 最終章 The Final(2021年製作の映画)

3.0

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メインキャラクター大集合のお祭り最終回。

バトルシーンは相変わらずのクオリティだがストーリーはかなり駆け足。
Beginningがしっとりした雰囲気だったので温度差が激しい。

雪代縁は原作より陰気
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僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ~2人の英雄(ヒーロー)~(2018年製作の映画)

3.5

王道の展開で安心して見れる。
ここから本編に入れるような作りになっているので人におすすめしやすい。

未来のミライ(2018年製作の映画)

1.0

4歳児の動きがとってもリアルなアニメーション。
言ってしまえばアニメーションとしての巧さだけの映画。

子供向けみたいに宣伝されていたが、ストーリーは意図的に分かりづらくされているようだし、ちょっとホ
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シライサン(2020年製作の映画)

3.0

乙一が監督脚本とのことで鑑賞。
リングの系譜のジャパニーズホラー。

ストーリーも展開もテンポが良い。
ルールの範囲内なら白昼堂々襲ってくるシライサンが清々しい。
慣れるとだんだん可愛く見えてくる。

るろうに剣心 最終章 The Beginning(2021年製作の映画)

3.5

抜刀斎時代なので、逆刃刀では見れない血しぶき満載のアクション。

セットや衣装などわりといい感じで、全体的に結構しっかり時代劇やってる印象がある。

原作未読だと戦闘シーンの駆け引きや全体の時間経過な
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ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

3.0

沖縄戦でも凄惨を極めた嘉数の戦いを描く。

前田高地の地形がまったく違うことに始まり、主人公の従軍経験などかなり事実と異なった点があり、時系列にも疑問が残る点がある。

主人公の周囲だけでストーリーが
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デザート・フラワー(2009年製作の映画)

4.0

女性割礼ではなく女性性器切除(female genital mutilation、FGM)という呼称が使われるようになってようやく「古くからある伝統を守るべき」論者も減ってきたように思う。
そもそも医
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透明人間(2019年製作の映画)

5.0

もはや使い古された「透明人間」という題材で、夫からキャリアを奪われ肉体的精神的性的DVを受ける主人公を描く傑作。

序盤のキッチンでの長回しが一番怖くて引き込まれる。

透明人間モノのお約束の、女性の
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ウトヤ島、7月22日(2018年製作の映画)

4.0

東日本大震災があった年なので日本ではあまり報道に時間が割かれず知名度は低いかもしれないが、単独犯による殺害数としては世界最大級の大惨事。

ワンカットで撮影されており人によっては退屈だと感じるだろうが
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ペット(2016年製作の映画)

4.0

飼い主が朝出かけてからの犬の一日の描写がリアル。

ひろしま(1953年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

戦争ものにありがちなお涙頂戴の人間ドラマに終始せず、淡々と日常を描いていたのが印象的。
終戦から8年で撮影され、広島の市民がエキストラとして参加しているというのが驚き。