ゆさんの映画レビュー・感想・評価

ゆ

映画(93)
ドラマ(1)
アニメ(0)
  • List view
  • Grid view

ソラニン(2010年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

最初は、大学生活を謳歌した人間が社会人になってもモラトリアムを引きずっている様子がはまらなかった。

でも、種田が死んで、空いた心の穴を埋めるようとする芽衣子や自分も傷つきながらも芽衣子を気遣いあう仲
>>続きを読む

search/サーチ(2018年製作の映画)

3.7

サスペンスのハラハラと家族のドラマの塩梅がちょうどよくて見やすい映画だった。
やっぱり子どもに友だちが少ないと親心としては複雑なのかな。マーゴットと自分が重なって悲しくなった。両親ともう少し会話してお
>>続きを読む

エレファント(2003年製作の映画)

3.5

キャッチコピーは「キスも知らない17歳が銃の撃ち方は知っている」らしい。
コロンバイン高校銃乱射事件が与えた当時ほ社会への衝撃を知ってる人は特におもしろく感じるのかな。

背中を写したシーンが多かった
>>続きを読む

(2023年製作の映画)

3.6

どのキャラも立ってて好きだった。
信長何いってるかわからなくて、話についていけないとこもあったけど、「聞こえとらんおみゃーが悪い」と解釈しても納得できてしまうくらい暴君で、凄まじかった笑笑

舟を編む(2013年製作の映画)

3.8

松田龍平演じる主人公、馬締は辞書編集部にスカウトされる。今を生きる辞書「大渡海」の出版までの15年間を描いた人間ドラマ。

大家さんの言葉が響いた。
人の気持ちはわからなくて当たり前。だから人に興味を
>>続きを読む

パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

3.9

夢と現実の繋ぎが複雑でむずかしいかったけど、また見たいと思える作品。
ずっと不気味なのに、その不気味さに中毒性がある。絵柄や演出の力なのかな。アニメだけど顔が汚い人間も出てくるし、部屋の小物まで細かく
>>続きを読む

ザ・ギフト(2015年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

因果応報とはこのこと。
スリラー映画としてすごくハラハラヒリヒリして面白かった。最後にはっきりとした答えを出さないから鑑賞後の余韻もでかい。

ゴードンが「いい人にはいいことがある」と出産祝いのときに
>>続きを読む

君が世界のはじまり(2020年製作の映画)

3.6

音量調整が難しかったけど話はおもしろかった。青春映画のキラキラで僕の心がやられるときもあるけど、キラキラだけじゃなくて心の深い部分で自分や他人と向き合う映画だったから好き。
松本穂香が表情だけで「もし
>>続きを読む

中村屋酒店の兄弟(2019年製作の映画)

3.8

短編だけど見終わったあとにいい余韻が残る映画だった。

来る(2018年製作の映画)

3.8

平均スコアもっと高くて良くない?でも思うほどおもしろかった。日本の古典と現代のミックス加減が絶妙でめちゃめちゃイカす映画。オープンニングからかっこいい。
キャラも立っててまたしばらくしたら見たいと思っ
>>続きを読む

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

小さな違和感と恐怖が徐々に大きくなって、その正体が分かり、さらに恐怖が増大するすごく整っていて好みな脚本。
もし自分が黒人ならこの映画見た後白人と付き合えんかもしれん。怖かった。

プレステージ(2006年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

2023年78本目。今年観た中でトップクラスに好きな映画だった。
2人のマジシャンの執念と応酬。殺人事件の真相。話の最後にネタバラシがあることが映画のテーマの“マジシャン”とかかってるていうのも唸る。
>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

社会に見捨てられて、理不尽な扱いをされ、悪人になってしまった。悪人になることが自分を見てもらえる唯一の方法になってしまったわけか…

ジャンパー(2008年製作の映画)

3.5

瞬間移動バトルが見てて楽しい!視覚的楽しさだけならもっと高評価。
点から点の移動を想像してたけど、線と点を組み合わせた移動(車を運転しながら移動)するシーンもあってずっと見てて楽しかった。
ただ、犯罪
>>続きを読む

ヴィレッジ(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

藤井道人監督は画が好み。いつもの薄暗い画が不穏さを増長させて、物語の終着点がどこになるのかワクワクした。
予告を見ると、「ガンニバル」みたいな小さな村の閉鎖的空間のスリラーを予想していたが、予想してい
>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

劇中では視点次第で登場人物が、怪物になる。暴力教師に、モンスターペアレント。各々の事情を知れば誰も怪物ではないし、知らなければ誰もが怪物になってしまう。
2人が電車でやっていた「怪物だーれだ」ゲーム。
>>続きを読む

バビロン(2021年製作の映画)

3.9

映画館の音響で観たかったーー。
3時間越えしてたから躊躇ってしまったことが後悔。冒頭の派手なパーティーといい、最後のマニーが回想するシーンは映画館だとより圧巻な気がする。

ハリウッドは才能と運を兼ね
>>続きを読む

プライベート・ライアン(1998年製作の映画)

4.0

初めての戦争映画。
自分が本当に戦場にいるかのような緊張感を体験することができた。死の恐怖だけでなく、闘うことの恐怖も存在するのがリアルなんだろう。

ピアノ・レッスン(1993年製作の映画)

3.4

主人公エイダの気持ちについていけない。
評価されている映画だけど、「ダンサーインザダーク」見たときと似た感情。

エイダは少し自分勝手ではないか。
そして、ベインズは大切なピアノを人質にエイダに肉体関
>>続きを読む

ガタカ(1997年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

近未来SFの無機質な世界観でも、登場人物の心はアツイ。
遺伝子で自分の可能性を決めつけることが当たり前になっている世界で、不適切な遺伝子でも自分の夢を追い続けている主人公ヴィンセント。
「地球には居場
>>続きを読む

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

3.9

「あなたが普通を望んでも私は絶対にお断り。あなたが普通じゃないから世界はこんなにもすばらしい。」
「時として誰も想像しないような人が想像できない偉業を成し遂げる。」

いいセリフ。

誰にも言えない秘
>>続きを読む

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

夢追い人同士の恋愛物語としてすごくおもしろかった。
でも、ミアがひどくないかな。5年後に3歳くらいの娘がいるということは実質パリに行って2年後に出産してますやん。じゃあ旦那とはすぐに付き合ってますやん
>>続きを読む

ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

残酷すぎる!

演出で印象的だったのが、ヴァージに楽園を案内された後にジャックが走馬灯のように過去を思い出す場面と、ジャックが地獄に落ちた後にネガが撮影された場面。

浅草キッド(2021年製作の映画)

3.5

惚れる師弟関係!
売れたあとも師匠をリスペクトする弟子。弟子の成長を陰ながら応援してた師匠。
後半自然と目が潤んだ。

流浪の月(2022年製作の映画)

4.0

小児性愛者、いわゆるロリコンの気持ちを考えたことなかった。
知らないことには想像力を働かせて考えるしかないから、“見たいように見る人”がいても仕方ない。でも更紗と文にはそんな人たちに負けずに生きていっ
>>続きを読む

ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

芸術的で、社会的なサイコスリラー!
展開が気になっておもしろかった。
幸せな生活を送れる理想的な街の正体が読めなかった。

そして、街の真実を知ってからもおもしろい。夫の間違えた妻への愛と願望が作り出
>>続きを読む

ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

敵が主人公すぎる!
殺し屋業界のアルバイトが待遇の悪さから正殺し屋の席を奪うべく、まひるとちさとに襲いかかる。
今回の敵は完全悪に思えなくて、まひるたちとアルバイトどっちも応援しちゃった。仲間になるの
>>続きを読む

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.5

センス×ユーモア!オープニングから好き!
下の社員から部長を目標に段階的に一つ上の上司にタイムループが起きていることを気づかせていく。同じ一週間から抜け出そうとするお話。
タイトルと設定から見たくなる
>>続きを読む

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.2

こんなに満足度の高い映画が90分!?
キャラ立ちが良くて好きになる登場人物ばっかりで、コメディとしても面白いし、アクションも見応えがある!そして主人公の成長もあって…

同じ殺し屋をテーマにした「ジョ
>>続きを読む

悪魔はいつもそこに(2020年製作の映画)

3.6

この映画における悪魔は信仰で善悪の判断がつかなくなった人間または信仰を利用した人間。醜悪な人間の盛り合わせ映画。

モブかと思った登場人物たちが物語に徐々に繋がってくるのがおもしろかった!
ナレーショ
>>続きを読む

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.5

「私利私欲に走る大統領も選挙で選ばれたからなんだよな。正しい情報を見極めることは難しいかもしれないけどちゃんと考えないとね。」ていう話でした。
どこの国の人が見るかで評価が変わるかもしれん。

パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

4.0

じわじわと面白くなる。
全体として大人向けの静かな映画感はあるけれど、「そういうことだったのか!」となる。物語の構成がすごいのかな。ほんとに何気ない場面が結末の根拠になってる。

トーマシンマッケンジ
>>続きを読む

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

3.8

おもしろかった!
詐欺師とFBIのイタチごっこの話で終わらず、詐欺の動機、カールの背景があることで登場人物に感情移入できて、全体としていいお話になってた。
ディカプリオフェイスも頭脳も僕には足りんわ。

フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

-

この映画をいつ観るかで受け取り方が違う印象。就活の時期に見た僕は「人生そんなうまくいかないだろ」と捻くれた見方をしてしまった。
人生はチョコレートの箱のように開けてみるまでわからない。なにげなく始めた
>>続きを読む

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.2

学校で教わってきたこととは違うユダヤ人や戦争をリアルに感じたジョジョは何を思うのか。
愛おしく、キャッチーなキャラクターたち。戦時下のドイツ人を否定しない。悪いのは戦争という切り口が見やすかったです。

ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)

-

どうやって撮ってるのかな?ドロステ効果のために2分後に決まったセリフに辿り着かないといけない。さらに長回しで脚本と演者の力がすごい!
カフェとマスターの部屋とヤクザの部屋しか舞台がないのに設定の力で先
>>続きを読む

>|