Reaさんの映画レビュー・感想・評価

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Saltburn(2023年製作の映画)

3.0

このオリヴァーという役を出来るのはバリー以外あり得ないんじゃないかと疑いなく思える快演、あっぱれ。

歪な感情は歪なものしか生まない、その歪さの居心地の悪さをシリアスに捉えて見ていたけど、最後の最後で
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ワイルド・スピード/ファイヤーブースト(2023年製作の映画)

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終焉に向けての大円団。
この作品で間違いなく株を上げまくったのはジェイコブおじさん。

カモン カモン(2021年製作の映画)

4.0

マイク・ミルズ監督の持っている優しさとその描き方が本当に本当に好き。彼の作品に触れるたびに思う。

大人だって戸惑ってまだまだ分からないことたくさんある。自分のことも、自分以外の人のことも。だからこそ
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オペレーション・フォーチュン(2023年製作の映画)

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悪くないけど、すごく面白いってほどでもない。もっとつよつよなステイサムが見たかったかな。

カード・カウンター(2021年製作の映画)

3.8

ギャンブルをテーマにした作品かと思ったら、全然違った。重厚なテーマ、常に付き纏う不穏さ、狂気、暴力性と不快感。結構気持ち悪かったです。
実際にアメリカがしてきたこと考えると物凄く説得力のある物語だと思
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.2

先行上映にて鑑賞。

ヨルゴス監督、相変わらずぶっ飛んでたー!笑 がっつりR-18。しかしこれは不条理を描いてきた彼なりの最高のハッピーエンドで、人生への最高なラブレターに思える。ベラが知性を獲得し、
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スケート・キッチン(2018年製作の映画)

3.4

公開当時からずっと観たかったんだけど、逃し続けていた作品。やっと観れて良かった!
よくあるティーンエイジャー時期の人間模様物語だけど、だからこそ共感したりノスタルジーを感じられるし、スケーター&実在す
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ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

4.0

2005年〜2009年にボリビアの宗教コミュニティで実際に起きた事件を題材にしたベストセラー小説を映画化したもので、まさに新進気鋭作。素晴らしい実力ある俳優たちが織りなす会話劇は、まるで舞台を観ている>>続きを読む

ノースマン 導かれし復讐者(2022年製作の映画)

3.5

ロバート・エガース監督作品の「いやいや我々は何を見せられてるんや!?」感は相変わらず満載、だけど圧倒的な映像美や神秘性で捩じ伏せてくる感じ、結局観切って満足してしまう。ビョーク出てくるの最高です。惨さ>>続きを読む

SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

4.0

扱っているテーマもそうだし、真摯に真実と向き合うジャーナリズムとその正義に触れるたびに背筋が伸びる。本来のジャーナリズムとは何なのか、特に最近の日本ではそれが失われつつあるのがもどかしい。そして主人公>>続きを読む

レプタイル -蜥蜴-(2023年製作の映画)

3.8

渋くて硬派。やっぱりベニシオ・デル・トロの演技が最高すぎる。私は彼の演技が大好き。こういう俳優が演じるなら、こういうクライム・ミステリーはいくつあってもいい。

ガンパウダー・ミルクシェイク(2021年製作の映画)

3.4

無骨かつユーモアたっぷりなアクション、格好良い女たち、シスターフッド、そしてこの無茶苦茶がちゃんと成立してる世界観に、そうそうこういうのが見たかった〜〜ってテンション上がった!ありです!

355(2022年製作の映画)

2.0

キャストとシスターフッドに期待し過ぎてしまったが、普通にストーリーが詰め甘過ぎて酷すぎたのが残念でならない。

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.0

アクションを詰めに詰め込んだところを含めて、最後の最後までジョン・ウィックらしい幕引きだったなと思う。

真田さんもリナも最高過ぎてありがとうございましたッッ!!!て感じなのは言わずもがな、ドニー・イ
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

3.0

元祖マーヴェリックは、私の妹が「ハハハッて白い歯を見せて笑う“アメリカ”の映画」と言っていて、言い当て妙だなと思ったが、今回もそれを継承しつつ、シリアスさを強めて王道を突き進む感じ。観てたら最後にはど>>続きを読む

ブロンド(2022年製作の映画)

1.8

ただただ辛くて、アナ・デ・アルマスを脱がしただけというのが正直な感想(彼女の気概や美しさは間違いないが…)。こういう人生だったと言われたらそうなのかもしれないし、偽善的に見せるのも勿論違うと思うけど、>>続きを読む

AIR/エア(2023年製作の映画)

4.0

多くの大きな成功は、情熱がもたらす無謀から始まる。このストーリーが元々持つパワーとso crazy, but exciting.を肌で感じられる素晴らしい作品だった!

アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.2

まあそうなるわな…って、思ってたより悲惨だったけど展開が読めてしまう、これが人間の愚かさだなぁと。ある意味とても人間くさい映画。そしてラストシーンで不思議と何か良かったかもと思わせてしまう荒技に負けて>>続きを読む

ライダーズ・オブ・ジャスティス(2020年製作の映画)

3.8

答えのない大きな流れのなかで失うものもあれば、紡がれていくものもある。そういう美しさのある話だった。

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.8

荒削りでめちゃくちゃなんだけど、ここまでエンタメに振り切られると気持ちがいい、この監督のセンス好きなので(特にアトミック・ブロンド!!!)。

実力派俳優たちがそれぞれ作り上げているキャラクター性も見
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赤い闇 スターリンの冷たい大地で(2019年製作の映画)

4.0

ガレス・ジョーンズー1933年当時ソ連がウクライナに対して行っていたホロドモール(人為的飢饉)を逆境に屈せず明らかにした人物。世の中にはまだまだ知らないことが山ほどあるなと痛感させられた。元々ヴァネッ>>続きを読む

ホワイト・ノイズ(2022年製作の映画)

4.0

ノア・バームバックがそのユーモアのセンスを最大限活かして描く、愛と人間讃歌の物語。色々捻って捏ねているけども、根底にあるのは至極シンプルなことだなと思った。私はこれ、かなり好きなやつです。

しかしア
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スクール・フォー・グッド・アンド・イービル(2022年製作の映画)

3.7

YA小説が原作で、ティーン向けの作品だけど、大事なことが詰まった作品なので大人が観ても清々しく楽しめる。
何よりも、ポール・フェイグ監督!こういうもの作ってくれるから、私はあなたに絶大な信頼を寄せてい
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ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

3.9

こういう土台がしっかりしているからこそのfunでlightな探偵ものがあるのはいいよね。ぜひここままシリーズ化させていって欲しい。

ジャネール・モネイ、最高だったー!

聖なる証(2022年製作の映画)

3.8

信仰とは何なのか、救済とは何なのか。

終わり方は良かったと思うが、人を救うのもまた新たな信仰-残酷な言い方をすれば思い込むこと、それがたったひとつの真実だと信じること、に他ならないんだなぁと思った、
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

2.5

煌びやかな60年代の世界とファッショナブルな映像、そこに映えまくるアニャちゃん(というかそれしかない)で強引に捩じ伏せてくような作品だなーと思った。
話の内容的にはけっこう辛みが強い。女性側から見てて
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プリズナーズ(2013年製作の映画)

3.8

事件自体も如何にもアメリカって感じな胸糞悪いものだけど、それだけにリアリスティックで緊張感が凄まじく、真相がなかなか見えないところもサスペンスとして非常に見応えがありました。倫理とは、信仰とは、正義と>>続きを読む

ジェントルメン(2019年製作の映画)

3.2

待ってた、配信!

ガイ・リッチー節&登場人物全員キャラ立ちがバシッと決まっててライトに楽しめて面白かった。オープニングのキャスト紹介だけで豪華過ぎて笑ってしまう。私的にはめちゃくちゃいいチャーリー・
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グッド・ナース(2022年製作の映画)

4.2

これは面白かった。実際の事件は許されない卑劣なものだし、本当に本当に虫唾が走る酷い話だけど、サイコスリラー/サスペンスとして、抑揚的で緊張感に満ちた一貫した作品のトーン、何よりもそれを作り出している主>>続きを読む

ハピエスト・ホリデー 私たちのカミングアウト(2020年製作の映画)

3.2

いくら愛するパートナーの為とは言え、こんな状況しんどすぎるわ、帰りてェーって思いながらずっと観てました(笑)キラキラしたダサい邦題に反して(言っちゃった)コメディ要素は少なく真摯な作品。

そもそもは
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オクジャ okja(2017年製作の映画)

4.0

ポン・ジュノ監督やっぱり凄いなぁと改めて唸らされました。ユーモアのセンス、テンポ良く展開されるストーリーとそれを支えるカメラワーク、その中で一際立つ静かで美しい瞬間、リレーションシップ。ミジャ役の俳優>>続きを読む

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