ちーさんの映画レビュー・感想・評価 - 17ページ目

ちー

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続・荒野の用心棒(1966年製作の映画)

3.7

原題はジャンゴだけどタランティーノ版との関連は無し、荒野の用心棒とも関連無し。果たして正調ジャンゴとして認知される日は来るのか。
ぬかるんだ街のせいかじめっとした印象で他の西部劇のような昂揚感がない。
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ショコラ(2000年製作の映画)

3.5

唐辛子入りのホットチョコレート飲んでみたい。安易な恋愛映画じゃなかった。
キリスト教原理主義(とは違う?)の村の人たちがチョコを口にして徐々に大らかになってくのは観る人によっては不快かもしれない。
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ディファイアンス(2008年製作の映画)

3.2

ジャケだけ見ると傭兵部隊がどっかんどっかんやりそうやけど、ナチやSSから逃れたユダヤ人が森で共同生活を送る話。どこまで実話?
耳キーンの演出はまんま戦場のピアニストでしたね。ダニエルクレイグとアライグ
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弁天小僧(1958年製作の映画)

3.0

勝新の窮屈そうなこと、まあ端役ですもんね。
派手な殺陣や頭脳戦を楽しむ作品でなく予定調和の中でどう主役が見得を切るかを堪能する映画、なんつっても市川雷蔵。そういう意味で難波金融伝に似てるというのは暴論
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ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

3.6

野心家の男はかっこいいな。何か新しいことが今起きている感じワクワクする。そしてあの皮肉半分愛情半分のラスト!ビートルズも喜んでるよ。
フィンチャーの暗い映像が心地よい、女のコも3割増でエロく見える。

幸せへのキセキ(2011年製作の映画)

4.0

またマットデイモンかよ、しかも超能力者ルーシーもいる。
邦題やと内容が分かりづらいけれど元はWe Bought a Zoo。そうです動物園を買うのです。人間の汚さや金の魔力を暗示するとか小賢しいのでな
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山椒大夫(1954年製作の映画)

3.3

身売りによって引き裂かれた家族、農奴として働かされる兄妹って黒人の歴史なみに重い。日本人にもケンドリックラマーみたいなことができるんちゃうか!?
アメリカ式の家族の絆を描いた作品も好きだけどこの悲哀は
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雨に唄えば(1952年製作の映画)

3.5

心が弱っているんやろか、観出してすぐに涙が止まらなくなった。
身一つ、体当たりで娯楽映画に挑むジーンケリーがもう…。しかもあのいかにもハリウッドでございな笑顔が、業界の内情をなかなか手厳しく風刺した映
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悪党に粛清を(2014年製作の映画)

3.8

復讐に、それを遂げても救済が与えられるのかわからないというテーマがなんとも王道の西部劇。女性の扱いも現代では多方面から怒られそうな感じ、権力だけでなく市井の人間もときに対立する点も良し。
最小限の道具
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パピヨン(1973年製作の映画)

4.4

派手なことは何もないし、気の利いたセリフもないけれど、無音の独房の場面や、映画それ自体が単調で長ければ長いほどパピヨンが輝いて見える。
馬鹿っぽい言い方だけど風と共に去りぬとか生命力が常に爆発してる映
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ロビン・フッド(2010年製作の映画)

3.4

ディズニーのロビンフッドってどんな話やっけ、思い出せない。向こうではロビンフッドの話をいかついおっさん達を使って真面目に実写化するのも普通なの?
リドリースコットって現役バリバリなんですね。ラッセルク
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レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い(1994年製作の映画)

3.0

ハノーバーストリートに似たところがあって、あかんわ〜こういう映画に弱くなってるわ〜ダサいわ〜と思ってたら、前半の静かな運びはどこへやら後半突然派手になってしまい醒めた。
アンソニーホプキンスの立てた中
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マスク・オブ・ゾロ(1998年製作の映画)

3.2

しるしゼット〜。
お約束全部やってくれた、それが良いかは別として。
みんなと観ればもっと楽しかったかも。アンソニーホプキンスの顔欲しい。

雨月物語(1953年製作の映画)

3.0

雨月物語の中の話を2in1にした、元祖世にも奇妙な物語。
世にも奇妙な物語観てないで原作読みなさいよ、とも思います。
京マチ子から美しさをまったく感じないけれど、登場するだけで画面がドロっとする。妖怪
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荒野の七人(1960年製作の映画)

4.0

リング!リング!7AM。
七人の侍よりも軽そうなので先に鑑賞。
スティーブマックイーンの主張がすごい。ふてぶてしくて、本当に新しいタイプの役者やったんやな。なんとも怪しいロバートヴォーンと彼ばかり見て
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マッドマックス2(1981年製作の映画)

4.0

この近未来のイメージはどっから来たんやろう?頭悪すぎ。ブーメランのくだりに抱腹絶倒でした。
ヒロイン風の女性やラスボス級の敵もばったばったと死んでいく神も仏もない展開、力だけが正義だ!

アンタッチャブル(1987年製作の映画)

3.5

この手の作品にしてはライトやった。モリコーネの音楽も平凡でがっかり、70年代までの仕事しか好みじゃないんやろか。
デニーロの好演が取り上げられるか戦艦ポチョムキンパロディが見れる作品としてしか残らなそ
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ガルシアの首(1974年製作の映画)

4.8

文字通りの賞金首を奪い合う話なんやけど小説にしても絶対面白い。映画もここまでの強度をもつと文学になってしまうんや。
ある富豪が自分の娘を妊娠させて蒸発したガルシアを見つけるため、彼の首それ自体に賞金を
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フットルース(1984年製作の映画)

3.2

櫻井くん、いい映画やないか。
80sの、街全体が同じ曲で踊ってる感じはもちろん最高やったし、後半のシリアス展開もがっつりマイナーに行くBメロみたいでわかりやすい。
クリスペンこの頃から激シブボイスでか
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チャンプ(1979年製作の映画)

3.8

ジョンボイトって真夜中のカーボーイでの頭悪そうな顔の印象があったけど、本作を観るとアレは完璧な演技やったことがわかる。ごいすー。ボクシングのシーンもたぶん本人がやってるのに迫力あった。
「あなたハスラ
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瀬戸内少年野球団(1984年製作の映画)

3.2

夏目雅子ありき。美しい。
阿久悠な自伝的小説が原作ということで、進駐軍の占領からインザムードが流れるオープニングに期待させられたけどそれ以降はあんまし。終始軽薄な映画でした。
外斜視の夏目雅子が綺麗、
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101(1996年製作の映画)

3.0

マッドマックスが観たい。せめてオリジナルのアニメが観たい。
悪役に限らず人が犬に操られている恐怖の世界でした。エンディングは軽くホラー。
吹き替えが最低、クルエラの歌をドクタージョンが歌ってて最高。

ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

3.9

調べ物の楽しさがつまってる。
仮説立てたい、文献漁りたい、地図広げたい。みんなでテーマを決めて研究発表しようよ〜!

セント・エルモス・ファイアー(1985年製作の映画)

3.4

学校を出て真面目に働いてるやつ、女にだらしないやつ、金のないやつと道は別れて、というのが観ていてツライ。でもタイミングよく観れてよかった。
これが青春?あんたはイモい学生やったやろ。
でも一番ダメなや
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地獄門(1953年製作の映画)

2.8

実際より毒々しい色彩はあくまで日本的なケバさで新鮮でした。歴史モノって白黒か地味な画のやつしか知らなかったし。
話は菊池寛の原作のように渡に焦点を合わせるべきだったのでは。
もの足りずすぐ次の映画へ。
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二十四の瞳(1954年製作の映画)

3.5

あのとき食べたきつねうどん…、美味しかったでしょうなぁ。
こんな古臭い弁当箱私しか使ってないとか、修学旅行に自分のお金で行くとか、食べ物がなくて青柿を握りしめていたとかそんな即物的な出来事にズタズタに
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神々のたそがれ(2013年製作の映画)

3.0

案外長く感じなかった。そしてもっとえげつなくてもいいのにとも思いました。
モンティパイソン「ホーリーグレイル」の一場面を3時間に引き伸ばしたような映像の連続だったが笑いが一切ない。いかに汚物まみれ
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燃えよドラゴン(1973年製作の映画)

4.5

グゥレ〜ト!まごうことなき金字塔。燃える展開、70年代前半独特の乾いた映像、ファンキーな音楽どれをとっても僕好みです。アメリカとの合作だから金があるのか、細かいとこを見てもチープさがない。ちょっと短い>>続きを読む

狼の挽歌(1970年製作の映画)

3.7

笑っちゃうほどハードボイルド映画でした。
監督はこの間にゃんたにが借りてきてくれたセルジオソリーマ、音楽はマカロニウェスタンには欠かせないエンニオモリコーネ、主演は男の中の男チャールズブロンソン。少し
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ジュリエットからの手紙(2010年製作の映画)

3.5

こんなタイトル、ジャケの映画にけっこうじーんとキてしまった。時をこえる恋愛が弱点なのかしら。それ以外はいつも通りうげーでしたけどね!
少し頭のたりないコを口説く時はいっしょにコレを観よう。

血と怒りの河(1968年製作の映画)

4.0

血なまぐさい邦題ではありますが内容はそんなことなく、いー映画でした。
ぼさぼさブロンドのテレンススタンプがポールウェラー並みにカッコよくため息が出ます。にーな好きそう。中盤見せたテレンスの困ったような
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喜びも悲しみも幾歳月(1957年製作の映画)

3.3

灯台の灯を守る夫婦の25年を描いたドラマ。
時間がたってようやくあの時の苦労の意味がわかる、のはいいけどそのためにこんだけ時間がいるのか。昔食べた魚の話もっと聞きたかった、文部省推薦!みたいな恥ずかし
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戦うパンチョビラ/戦うパンチョ・ビラ(1968年製作の映画)

3.2

メキシコ内乱を傍観するよそ者のアメリカ人…。現政府軍と反乱軍の間でぼんやりとしている彼の姿が妙に琴線に触れる。
もちろん話はそれだけでなくこの後色々あるのですが、なんか主役は何もせず目の前の出来事を見
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アウトレイジ ビヨンド(2012年製作の映画)

3.4

日本でこういう台詞や表情をキメるには時代劇かヤクザ映画しかないんや、と思ったら向こうは西部劇とマフィア映画しかないのかもしらん。

ドラゴン危機一発(1971年製作の映画)

2.5

これがブルースリー主演作?燃えよドラゴン以前の作品ではあるがあまりにもトホホ…。
BGMのピンクフロイドのタイムとキングクリムゾンの太陽と戦慄に度肝を抜かれる。しかも曲を聴かせるのではなく、サンプリン
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ゴーストバスターズ(1984年製作の映画)

3.0

これぞポップ!ペッターと観たかったな。ジャニーンお目目パチパチでかわいい。
俺はこの街が好きだ〜!
しかし実はあの名作観てないんですよというのが無くなるのは悲C。