ちーさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ちー

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コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

3.5

コーヒーカップ、煙草、ジッポ、灰皿をテーブルの上で好みに配置するのは楽しい。店によって、席によって、テーブルによって、一緒に来た人によって配置は変わる。

スタスキー&ハッチ(2004年製作の映画)

3.2

70年後半が舞台の刑事モノで音楽ネタも多いのに良くなかった。何もかもクリーン過ぎた。スヌープドッグの出演時間多め。ウィルフェレルはもっとサイコパスなWASP役をしてほしい。

キッドナップ・ブルース(1982年製作の映画)

4.2

秋口の話だったので嬉しい。森田一義が鍵っ子の少女を連れて自転車で旅をする。それこそブルースのようにターンアラウンドを挟みながらタモリと少女、タモリと変な大人のやり取りを繰り返す構成に頭がぼんやりしてく>>続きを読む

免許がない!(1994年製作の映画)

3.8

舘ひろしのトレンディー感を利用した高度な遊び。これから書類出すときはハンコ押してくれよ!使っていこう。無意味に免許合宿行きたいな。メロン組と主題歌良すぎ。すぐ左ハンドル乗るやん。

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

3.4

懇切丁寧に説明してくれはる、人の想像力に期待しない映画。背景なんか知りたくないし、そんな薄っぺらなお話なら無い方が良かったんじゃない?ニッポンに狼はいません!

孤狼の血(2018年製作の映画)

3.6

身勝手な理由で真面目に暮らしている人をボコボコにする人が見たい。悪意すらない災害みたいな人を見たい。

デ・パルマ(2015年製作の映画)

3.6

デパルマが時系列で自作を語るだけでこのボリューム。全映画、出た〜!となるからすごい監督です。ヒッチコック主義を豪語し元ネタを明かしてくれるの良かった。作曲家渾身の音楽を最大限活かす映像を撮るのに心血注>>続きを読む

映画に愛をこめて アメリカの夜(1973年製作の映画)

3.8

映画を撮ったことがないので分かりません。少し鼻につきますがそれはやっかみです。スタッフの中でもわりと下品な方な人達ですら、ずっと映画の話で盛り上がってるのが良い。仕事の中にしか幸福のない人達が集まって>>続きを読む

フォーリング・ダウン(1993年製作の映画)

4.5

タクシードライバー、キングオブコメディ、あるいはキルドーザーに惹かれる人にはマスト。ただ娘の誕生日を祝いたいだけの男が自分の邪魔をするあらゆる物事にブチ切れながら家を目指す。オープニングは8 1/2。>>続きを読む

フェーム(1980年製作の映画)

3.6

カメラテストに行ってみたら…っていう冷水をぶっかけるような話を差し込んでくるアランパーカー。ミュージカル仕立てで騙されそうになるけど全体通してかなり酷な内容でした。青春だね〜じゃないよ馬鹿。ホットドッ>>続きを読む

デトロイト・ロック・シティ(1999年製作の映画)

3.5

10年以上ぶり?に観ました。その時は知らなかったはずのJames GangやThin Lizzyの曲が分かって嬉しい。あの手この手でコンサートを観に行くキッス版ロックンロールハイスクール。熟女と道端で>>続きを読む

THX-1138(1971年製作の映画)

3.2

サイバーパンク的な猥雑さのない近未来観。精神安定剤を常用させる管理社会から脱出を図るTHX1138はロバートデュヴァル。高速道路で都市の外縁に近づいてくのOn Your Markっぽかった。真っ白い空>>続きを読む

ライトハウス(2019年製作の映画)

4.0

旅先で台風の中観ました。日誌と灯りの隠喩。映画史の中でも変わり種な映画だと思いますが、登場人物が追い詰められてアレになってしまうパターンが好き。最高の手淫シークエンスとハードお散歩に笑ってしまいました>>続きを読む

満月の夜(1984年製作の映画)

4.2

毎週末ハイエナのような男たちの中で遊ぶ女の前で楽しそうに振る舞える?郊外で同棲しても絶対夜遊びがやめられない女はパリに外泊用の部屋を用意する。シングルベッドじゃなかったり、街中で彼氏を見つけて隠れたり>>続きを読む

髪結いの亭主(1990年製作の映画)

3.6

劣情から観たらいい映画やった。小さな床屋で客が帰った後に夫婦二人きりの時間を愛おしむ。子どもも作らず旦那はいつまでも奥さんをやらしい目で見ている。実質働いてないけれど、奥さんを笑わせることが上手。店の>>続きを読む

勝手にしやがれ(1960年製作の映画)

3.4

巡り合わせなのかフランス映画が続いている。チンピラがベラベラ喋る。ヤりたいけど絶対ヤらせてもらえない日の会話。破れかぶれなデビュー作かと思いきや、えらい小慣れてはって可愛げがおまへんな。ウィークエンド>>続きを読む

ヨーロッパ横断特急(1966年製作の映画)

4.0

アヴァンギャルドと言われててもその見せ方は気負いがなくポップ。T.E.E.に乗り込んだ作家達は次回作の構想を練り、全く同じ空間でキャラクター達が筋書きを演じる。実話は陳腐だと言う作家達に、話に脈絡が無>>続きを読む

ゴア・ゴア・ガールズ(1971年製作の映画)

4.0

いきなり女性の顔面がぐちゃぐちゃに破壊され期待値が上がる。ストリッパー連続惨殺事件を追う探偵と美人記者というミステリー仕立てでとぼけたギャグも味わい深い。殺人と聞き込みとストリップが繰り返される構成に>>続きを読む

スーパーフライ(1972年製作の映画)

3.5

カーティスメイフィールドの曲がストーリーテリングしてくれる贅沢な映画。相変わらず中身はあって無いような代物。売人が少しセンチになってみたりする。ファッキンブラックプリンスは白ブタの奴隷だったとさ。

処刑軍団ザップ(1970年製作の映画)

3.6

ミートパイって食べたことないかもせん。好き勝手振る舞う悪魔崇拝のヒッピー共に狂犬病の血を飲ませるスカッとジャパン。ロメロのクレイジーズの元ネタか。黒人は口元の白い泡が映える。正調グラインドハウス。

ドリラー・キラー 劇場公開版(1979年製作の映画)

3.4

ポータブルバッテリーとドリルを携えて、夜な夜な浮浪者に風穴を開ける売れない絵描き。衣服と皮膚を巻き込みながらドリルがキュルキュルと音を立てる。人並みのスピードで駆け寄ってくるの怖い。殺人鬼になってもい>>続きを読む

都会のアリス(1973年製作の映画)

4.0

ペーパームーンと同年。成り行きで少女の道連れとなった物書きが言葉の通じない国で彼女の家族を探す。トイレでのナインや証明写真機なんか可愛いすぎる。たった300ドル+期限切れ小切手+100ドルですごい楽し>>続きを読む

アメイジング・グレイス アレサ・フランクリン(2018年製作の映画)

3.2

最初後ろの方で手拍子してたミックジャガーが徐々にバンド側の席に移ってきてて愛おしい。記録映画以上のものは無かった、観れるだけありがたいんやろうけど。残念ながらバンドは全然映らず。チャックレイニーのベー>>続きを読む

ブラー ニュー・ワールド・タワーズ(2015年製作の映画)

3.5

数年前の香港旅行時のサントラだった模糊の魔鞭。一つの街が事実上解散していたバンドに新譜を作らせた巡り合わせ、不思議な力に思いを馳せる。Ong Ongはバナナボートソング級の大合唱ノベルティソングでちょ>>続きを読む

女の都(1980年製作の映画)

4.2

巨匠なら何をやっても許されるのか!女のケツを追っかけるうちに気づいたら居心地悪過ぎる女の都。カミさんに萎える図をここまでダイナミックに撮れるものか。今まで出会ったエロい女が走馬灯のように見れる滑り台、>>続きを読む

ウエストワールド(1973年製作の映画)

3.6

F先生の『休日のガンマン』の方が半年早い。ローマ、中世、西部時代を体験できるテーマパークの話。スーパーマリオ64でワールドの境界線を見てドキドキした気持ちを思い出すシーンあり。ブリブリ歩き回るユルブリ>>続きを読む

追想(1975年製作の映画)

4.0

ナチに家族を殺された男の復讐劇、という触れ込みにしては用意した弾数が少なくてがっかりしたことを告白します。ゲリラ戦で敵を着実に減らしながらも追想を続ける構成。映写機のくだりが残酷やった。最後は散弾銃な>>続きを読む

カットスロート・ナイン(1972年製作の映画)

3.5

足枷で繋がれた死刑囚たちとの雪山越え。死んだ奴から足首を切り落とされる。9人の過去が走馬灯のような映像で明かされ、サスペンス要素もある西部劇。全員ザ・バンドにいそうな顔と身なりしてた。

カラー・ミー・ブラッド・レッド(1965年製作の映画)

3.4

ホーリーバナナ!タイトルも題材も良いのに緊張感を維持できない監督。もう少しまともな人間が音楽について助言していたら前2作より有名になっていたかも知れない。それまでの儀式めいた、手順としての殺人から、よ>>続きを読む

インフェルノ 蹂躙(1997年製作の映画)

3.6

朝マンションから出てきた嶋大輔の微笑みが最高でした。ドッグブリーダー夫婦に狙われた姉妹についての日活制作らしいエロありサスペンス。ただもうこのレベルの責苦では満足できない体になってしまった。もっと血を>>続きを読む

隔たる世界の2人(2020年製作の映画)

3.2

1人の人間が繰り返す1日ではなくて、ずっと沢山の人間が安心して家に帰ろうとしていた試行錯誤を見ている。ま、白人に対してアンフェアだと思いましたがそれどころじゃないですもんね。どうせ私はイエローモンキー>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.8

ウチんとこの村では昔からコレでやらせてもらってますさかいに。そこんとこ宜しゅう。2000人の狂人のように、意志の弱い人には安心の手取り足取りお任せコース。

不滅の女(1963年製作の映画)

3.8

観光地として歴史ある街のフリをするイスタンブールで、時間と場所の連続性を無視して、人物と会話だけが微かな繋がりを持って話が進行する。夢の世界じゃよくある話。一度犬が気になったらそれが悪い兆候だと分かっ>>続きを読む

ハロウィンII/ブギーマン(1981年製作の映画)

3.6

初監督作がハロウィンの続編って何か怪しくないですか?かなりカーペンターが口を出していたのではと勘繰ってしまう。要塞警察みたいに暗闇と影の撮影が非常に美しい。サービスシーンのため寄り道しまくるブギーマン>>続きを読む

ザ・クレイジーズ 細菌兵器の恐怖(1973年製作の映画)

4.2

感染すると錯乱してしまう細菌兵器に汚染された村がガスマスク、防護服姿のアーミーに制圧されていく。事情も知らされていない住民は必死に抵抗するのだが、その行動が感染者のそれと区別がつかないのがミソ。カーペ>>続きを読む