KylieMiaさんの映画レビュー・感想・評価

KylieMia

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籠の中の乙女(2009年製作の映画)

3.0

閉鎖された世界の中で暮らす家族を淡々と描きつつも、物語がどのように進んでいくのか気になってしまい、引き込まれていくそんな作品。

「哀れなるものたち」を観る前に、ヨルゴス監督作品を鑑賞しておこうと思い
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リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

3.7

ディズニーアニメーションのリトルマーメイドのストーリー性や音楽、演出を大事にしながら多様性を重視し、圧巻の映像美で仕上げた作品。

ストーリーに関して、前半から後半にかけてはアニメーションと大体は同じ
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恋する惑星 4Kレストア版(1994年製作の映画)

3.8

4人の登場人物達が交差するストーリー。
みんな個性的で、中々ぶっとんだことをするので驚きの連続だった。
印象的だったのは、ウォン・カーウァイらしい演出。原色と淡い色をうまく組み合わせたことにより、原色
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.8

シンプルなストーリーだけど聴覚障害のある方にもcodaの方にも寄り添った温かい作品。家族の強い絆と言葉を超えて感じることで想いが伝わってくる。

家族を変な目で見られないか常に気にする主人公ルビーに兄
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カモン カモン(2021年製作の映画)

3.8

リアルでありながらも温かく深みのある作品。
作品は全編モノクロであるが、街や自然の雰囲気が伝わってくると同時に作中でも重要になる「音」や登場人物たちの表情など色がないことにより逆にそれ以外の内容に集中
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.9

マルチバースを通して今、この瞬間を理解するぶっとんでいながらも愛おしさを感じる作品。ストーリーは複雑に見えながらも全てが繋がって一つになる、まさにタイトル通り。

内容は中々はちゃめちゃながらも共感で
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スペンサー ダイアナの決意(2021年製作の映画)

3.9

ダイアナ・スペンサーの苦悩と葛藤のストーリーをクリステン・スチュワートの演技がひたすらに素晴らしさに終始圧倒された。

ストーリーはダイアナが王妃として王室で過ごしたクリスマスの前後の数日間に焦点を当
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セイント・フランシス(2019年製作の映画)

4.0

映画を観終わった後自分に少し自信が持てる、そして周りの人にも優しくすることができる。そんな作品。

ストーリー自体はドラマチックなのに強調しすぎず、寧ろコミカルに演出をしている。扱う内容もこれまで映画
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Zolaゾラ(2021年製作の映画)

3.5

ノンフィクションを華やかしい世界と裏の世界をA24らしく、ポップで鮮やかに描き出す。

Twitterで実際に投稿された内容を基にしたストーリーなので、Twitterの投稿を見る感覚で全体的に進んでい
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.8

個性が強いキャラクターが集結して日本の新幹線で暴れまくる久しぶりのパワフル系アクション映画。

それぞれのキャラクターに特技やバックグラウンドがあるのが特徴。
コードネームが1人ずつあってキャラクター
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ストーリー・オブ・マイ・ワイフ(2021年製作の映画)

3.7

特殊な男女の関係に見えつつ、人間の感情の動きを捉えた作品。
いくつかのセクションに分かれ、セクションごとに徐々に変わっていく関係性や心情。
それぞれの人物が何を考えているのか、思惑を考察しながら観るの
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エルヴィス(2022年製作の映画)

3.9

エルヴィスのルーツに視点を置きながら、彼の音楽への情熱とショービジネスの中で揺れ動きながらも生きた姿をバズ・ラーマンらしい視点で描いた作品。

ストーリーはエルヴィスのマネージャーであったトム・パーカ
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ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

3.9

多くの人が抱える「生きる理由とは?」という課題に優しくアドバイスをくれる作品。

私も22番と同じ感覚の中で生きてきた。
生きる目的や夢がないと生きていけないと思っていた。
何のために生きるのか「生き
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エターナルズ(2021年製作の映画)

3.8

ストーリーは全体として意外性があり、何度か予想を裏切られる形であった。
アベンジャーズがパワフル系であれば、今作エターナルズは洗練された作品といった印象。

Marvelの世界観の良さを活かしつつ、ク
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.6

SFファン待望の作品で、複雑性のあるストーリーだが映像や演出の面でも映画館で観る価値のある壮大な作品。

今作は音の使い方が効果的で、様々なものや音が使用されている。個人的には砂の音だけのシーンが何度
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ティム・バートンのコープスブライド(2005年製作の映画)

3.8

ティム・バートンワールド全開で、儚く美しいストーリーと細かな登場人物の動きや表情に魅了される作品。
ストーリー設定はシンプルだが細かく、子供でも理解できるし大人でも楽しめる。
台詞がジョークを交えつつ
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

4.0

007の中でも洗練されつつ、爽快なアクションと予想外の展開が繰り広げられるストーリーであっという間の分。ダニエル・クレイグの007集大成に相応しい作品になった。

ストーリー構成が素晴らしく、今まで以
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アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

3.8

最初から最後まで青をキーワードに、愛の強さ儚さが詰め込まれた作品。

ストーリーは賛否が分かれそうだが、私は個人的には人間性というものがよく出ている側面から良い流れだったと思った。

この作品はなんと
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シンデレラ(2021年製作の映画)

3.6

みんなが知っているシンデラをベースに全く新しいストーリー展開と音楽で楽しませてくれるまさにエンターテイメント作品。
———
コメディ要素を含みつつ、新しい時代を切り開いていくストーリーで、あえておとぎ
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モンタナの目撃者(2021年製作の映画)

3.5

アンジェリーナ・ジョリーの潔い大胆さと精神的な奮闘をする繊細さの表現と、終始緊張感が漂うストーリーが見所の作品。
ハンナとコナーの主人公達以外の人々もどうなるのか先が気になる展開も観客の心理を掴むよう
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ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)

3.7

ハリウッドビジネスの中で翻弄されながらも生き抜いた、女優ジュディ・ガーランドの最期のステージで姿を描いた作品。
ずっと観たかった作品、なんと言ってもあのジュディ・ガーランドをシカゴのレネー・ゼルヴィガ
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イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

3.7

自分とは?自らのルーツとは?自由とは?様々な思いを感じながらも力強く生きていく人々と、ラテン音楽・文化への愛が詰まった作品。
ラテンと一言で言っても、国や音楽の種類によって違いがあるがリズムとそれに合
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ワイルド・ローズ(2018年製作の映画)

3.5

夢を追うのか究極の選択をしなければならなくなったローズが下した決断とは?ラストに想いが詰まった作品。
ストーリーは、主人公ローズに立ちはだかる壁、スコットランドのグラスゴーというカントリーミュージック
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アベンジャーズ(2012年製作の映画)

3.5

マーベル映画が世界を席巻するきっかけとなったアベンジャーズ第1作目。
みんな最初はかなりバラバラだが、違う個性を持つものが集まり認め合うことで、さらに一人一人がパワーアップできるというメッセージが込め
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ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

3.8

これまでのスカーレット・ヨハンソンのイメージを覆し、彼女の代名詞そしてアベンジャーズの主要キャラクターとなったブラックウィドウ、映画ファン待望のソロ作品。

ブラックウィドウをきっかけに女性のアクショ
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.3

様々な感情が入り混じる衝撃的な作品。
強烈なストーリーと柔らかく鮮やかな演出の違いにも注目。

メンタルの問題を抱えている方は少し観る前に考えてから視聴していただきたい。全体的 (特に前半など) はか
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クルエラ(2021年製作の映画)

3.9

ディズニーらしさと同時に新しい挑戦的な要素が盛り込まれた作品。
特にストーリーはどちらの側面もあるだろう、今までのおとぎ話のヴィランと重なる部分もあるが、70年代という舞台設定もあり過激で挑発的な部分
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.7

生々しい人間模様を写し出した作品。
貧富の差がこんなにも明確に反映されている作品は最近あまり見ない気がするが、それが逆に新鮮だった。
怖いほどリアルな部分もあれば、その中でも純粋な部分も描かれていたの
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アンダーワールド(2003年製作の映画)

3.8

ダークな世界観とヴァンパイアのゴシック的な雰囲気を感じつつ、切れ味の良いアクションが盛り込まれた作品。
好みによると思うが、個人的にはダークなものもゴシックも、アクションも好きなので楽しむことができた
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

3.9

人生の幸せとは?女性の幸せは何か?結婚が全てなのか?をメインテーマに沢山の愛情と夢を表現した現代でも感情移入できる感動作。
——
若草物語はこれまで何度も映画化されてきたが、鑑賞するのは実は今回がはじ
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グラン・トリノ(2008年製作の映画)

3.7

生きるとは死とは何か、戦争を経験した元軍人の姿を通して重すぎずしかし、はっきりとその意味を表現した作品。
隣人のベトナムからきた家族もベトナム戦争を機にアメリカにきたという繋がりもまた、戦争というテー
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オーシャンズ8(2017年製作の映画)

3.7

全員がそれぞれ個性的でかっこいい、ファッションの祭典メットガラを舞台にした大胆かつゴージャスな新しいオーシャンズ。
女性たちが主役という点にばかり目がいきそうだが、それぞれのキャラクターの強みを活かす
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グリーンマイル(1999年製作の映画)

3.6

コーフィの星空を見たときの表情が印象的だった。

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