ぱんだまんさんの映画レビュー・感想・評価

ぱんだまん

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怪物(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

湊と依里ほど若いマイノリティを軸においた作品は、邦画だと珍しいんじゃないだろうか


胸を抉られるようなシーンが心に残る

2人が、2人だけの廃列車で怪物ゲームをしている。依里が「君は敵に襲われると、
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.4

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オマージュ?パクリ?
線引きが難しいけど、途中完全に美女と野獣だったなあ
"U"の世界も"Oz"の世界のセルフオマージュ
沢山の人が批評する様もサマーウォーズで見た
児童虐待が隠れてたことがオリジナリ
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

4.5

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原作を最後まで読んでも煉獄さんが一番好きだったけど、この映画を観て改めて感じた。やっぱ煉獄さんカッコイイよ…
なんでこんなに早く逝ってしまったのか…

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

某監督が前々から絶賛してて気になってたから鑑賞

前情報ほぼなしで挑んでみたら普通に面白かった。タイトルから何となく予想はしてみてたけど、それも裏切る感じがなんとも言えない。

前半はかなりコミカルで
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バジュランギおじさんと、小さな迷子(2015年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

笑いも涙も全部ひっくるめた映画。
終始飽きないし、社会派じみた一面もあり、この上なく満足。

超王道と言える展開なのに、それでも涙してしまうほど練られた映画だなあと。起承転結もしっかりあるし、インド映
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象は静かに座っている(2018年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

正直言うと、途中で飽きてしまった…
というのも、長回しに冗長なセリフ回しと、少し退屈してしまった感は否めない。

4人の、どこか自儘でミーイズムな行動に嫌気が差しつつも、それが終盤で爆発するシーンは尺
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少女は夜明けに夢をみる/ 夜明けの夢(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

この映画は、イランにある少女更生施設が舞台で、罪を犯した10代の少女達が過ごす日々を収めたドキュメンタリー映画である。この映画を通して感じたことは、彼女達はそれぞれ、クスリや窃盗、売春に殺人など様々な>>続きを読む

永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

3.7

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耽美で暢気。
欲望に誠実で楽観的。
だからこそ狂気。

画面は、日差しが差し込み青々として爽やか、音楽のせいもあるのか終始浮かれた雰囲気で、殺人鬼を題材にした映画とはとても思えない。だがそこにこそこの
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僕たちは希望という名の列車に乗った(2018年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

いやー良かった。去年のうちに観とくべきだった。まあいつ観ても面白いとは思うのだが。

多感な高校生に迫るイデオロギーの対立。彼らはそんな国に産み落とされ、ゼロからイデオロギーに染まってゆく。反発は許さ
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帰れない二人(2018年製作の映画)

3.6

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展開の早さに置いていかれそうになるが、大胆かつ繊細な描写に唸ってしまう作品。

チャオの健気さとジンの不器用さが織り成す調和と不調和のバランスが、不思議にも物語が進む度に身に染みる。当たり前の日々が終
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存在のない子供たち(2018年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

レバノン映画ってことで観賞。

同じくレバノン映画であった『判決、ふたつの希望』は、レバノンに特有の宗教モザイクが根底にある人間ドラマが題材だったが、当作の焦点は現代アラブ世界の貧困やイスラーム世界の
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

陳腐だけど、まさに「狂怖」を体現してる。
作品を通して漂う陰鬱で暗鈍とした雰囲気に、アーサーの高らかで哀しき笑い声がこだまする。アーサーは至って普通の“下層市民”で、ゴッサムシティのスラムを必死に生き
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