苺だいふくさんの映画レビュー・感想・評価

苺だいふく

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君は永遠にそいつらより若い(2021年製作の映画)

3.6

タイトルがとても綺麗。

ホリガイは自身の鈍感さを嘆いていたが、十分周りのことを見ていると思う。
たとえ気付けたとしても、言葉にできなかったり行動できなかたりすることは多い。
きちんと思いを表すことの
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君が世界のはじまり(2020年製作の映画)

3.0

エンドロールのラスト、頑張れ!が良い。
ブルーハーツの音楽と泥臭い青春の映画。
英題は、my name is yours

ちょうど同時期に「少女は卒業しない」を観ていたので、つい比較してしまうが…
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少女は卒業しない(2023年製作の映画)

2.9

原作は、卒業間近の少女7人の話。
それを1つの映画にしたもの。
卒業式前の浮き足立つ感覚は共感できる。
新しい世界に旅立つ不安も。
濃密な日々に見えて、2日間の出来事なんだ😳

たしかにそれぞれ主人公
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やがて海へと届く(2022年製作の映画)

2.5

何が言いたいのかちょっとわからない…
急に震災モノローグ始まった時は、ドキュメンタリー観ているのかと思った。

大切な人を突然失った時の喪失や、そこからの再生を描いているらしいが。
原作読んだらもっと
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子宮に沈める(2013年製作の映画)

3.5

実際に起きた事件を元にした作品。
おそらくかなり美化して描いているんだろうが、それでも内容は重め。

場面はずっと家の中だが、その様子はどんどん荒んでゆく。
初めは「良いお母さん」だったはずなのに。
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二つの光(2017年製作の映画)

3.0

約30分と短い作品。
ハン・ジミンさん目当てで鑑賞。
「知ってるワイフ」もそうだが、ひたむきな姿がとても魅力的。

ラストのほのぼのシーン、ちょい泣きそうになった。見えるってどれだけ尊いことか…

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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.2

ホラー的な怖さというより、倫理道徳に反する恐れ。
人工知能が暴走し、ヒトの手に負えなくなるという問題は実際に恐れられていること。
それを体現した映画。

ケイディは両親を失っても涙すら流さず、ミーガン
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四月になれば彼女は(2024年製作の映画)

2.9

Filmarksのレビューはイマイチだったが、主題歌が気になり鑑賞。
やはり内容は微妙。
言いたいことは分からなくもないが、なんか端折っているというか何というか。

もう映画料金全てを藤井風にかけたと
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わたしの幸せな結婚(2023年製作の映画)

3.3

今をときめく目黒蓮さんと今田美桜さんが出演。なんだろう、2人が輝いて見える。
いい画だ。眼福。

ジャニーズ祭りにはちょい嫌気がさしたが、やっぱり目黒蓮さんはキラキラしている。パッと目を引くし演技も自
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市子(2023年製作の映画)

3.0

過去の犯罪を隠すために、新たな罪を犯す。
悪循環や…

役者さんたちはみな「演技派」の人たちばかり。むしろバチバチの演技見せつけられて、お腹いっぱい感があったような。

スマイル(2022年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

ホラーが苦手な人でも見られる映画ではある。怖くはない。
ただ、なんかぐちゃぐちゃ…

人のトラウマから生じる恐れと、お化け屋敷的な怖さが混在している。
どちらかで統一してほしかったが。

心残りや後ろ
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バニラ・スカイ(2001年製作の映画)

2.4

正直よくわからない映画。
ボンボン坊ちゃんの話かと思ったら、夢か現実か区別がつかなくなって…何が真実かよくわからん。

強く印象に残ったのは、ジュリーの不憫さくらい。
ただ、Radioheadから映画
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SEE HEAR LOVE 見えなくても聞こえなくても愛してる(2023年製作の映画)

3.2

「それでもハッピーエンドはありえる」っていうか、むちゃくちゃハッピーエンドやん!

見えなくても見えている。
聞こえなくても聞こえている。

このメッセージに心打たれていたのに…
あまりにもべったべた
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ほつれる(2023年製作の映画)

3.0

ラストはそっと終わっていく感じ。
木村くんがいたから文則との関係も保っていたのか、その危うい均等が崩れてしまった…

恋は光(2022年製作の映画)

2.9

結論、恋は光。

恋なんて定義できないし、万人にピタっとはまる説明があったらそれはつまらない。
各々の思う恋愛感情があるから面白いんじゃん!

神尾楓珠さん、クールな役が多いイメージだが、変人役も良か
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夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく(2023年製作の映画)

2.0

岡崎先生がいいキャラ。
イメージ上の美術の先生って感じ。実際にはこんな先生いないが、いてほしい。

初めから下の名前呼び捨てで馴れ馴れしいなーと思ったら、そういうことか。
ものすごくベタな展開で新鮮み
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千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

3.5

大人向けジブリ映画。
子供の頃は単純に不思議な世界観を楽しんでいたが。大人になってみると発見が多い。
八百万の神が温泉客だったり、トンネルでは振り返ってはいけなかったりと、神話的要素がたくさん。

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アキラとあきら(2022年製作の映画)

3.3

池井戸さん原作なので、サラリーマン向けと思って敬遠していたが…普通に見入っていた。良い作品!
全ては宿命だったってこと?

アキラもあきらも、2人とも間違ってはいないが極端。
それを思うと、憎まれ役の
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かがみの孤城(2022年製作の映画)

2.7

登場人物たちの服装などから、何となくそういうカラクリかなと思っていたが。
ただ、きたじま先生の過去にはびっくり。

展開は分かりやすいが、学生が見るにはいいかも。ちょい道徳的。
そして声優さんが豪華!
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検察側の罪人(2018年製作の映画)

2.6

後半の最上の行動にびっくり。
え、キムタクここまでするんだ。
てっきり正義のヒーローなんだと思ってた。
白目むいてんじゃん…

作品自体は微妙…
映画より連ドラ向きっぽい。
数時間でまとめるには無理が
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ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章(2017年製作の映画)

2.5

すんごいキャストが豪華。
・主演は山崎賢人さん。
キングダムにゴールデンカムイに今際の国のアリスに、彼の超人イメージがかなり強くなった。

・小松菜奈さんの無駄遣い感…
もっとたくさん出番あるかと思っ
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Dr.コトー診療所(2022年製作の映画)

3.5

髙橋海人さん主演と言っても過言ではないような。それくらい彼の演技が光っていた。
島民から見れば、判斗先生は分からずやの部外者かもしれない。
でも彼がいちばん冷静で、島の実状を言い当てている。
人情や奉
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

観た後に心が少し軽くなる映画。

朝を待ち侘びる人にも、夜が続いてほしい人にも、等しく夜明けは来る。
それでも毎日同じ日はなく、自分自身も少しずつ変わっていく。
状況は何も変わらないと思うかもしれない
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窓辺にて(2022年製作の映画)

3.5

稲垣吾郎さんの、何にも執着しない態度が好き。
特にパチンコでのくだりは笑った。
彼のドライさが信用にたる魅力になっているのかな。

いちご白書(1970年製作の映画)

2.7

学生運動とは何だったんだろう…と思ってしまう映画。
守ろうとした相手には真意が伝わっていないし、学生が声をあげたところで、何かが変わるわけでもないし。
退屈な学生生活に刺激を与えるには良かったのかもし
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今夜、世界からこの恋が消えても(2022年製作の映画)

2.5

泉ちゃんが背負うものが大きすぎない?
これはもう、泉ちゃんが主人公の物語と言ってもいいような。
全ての真実を知りながら、それを隠し通さなきゃいけない。だがそれも、大切な記憶を奪っているようで心が痛むし
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ミステリと言う勿れ(2023年製作の映画)

3.0

飛行機内でみたため、時間足りずラスト20分未視聴…
だけど何となくストーリーは把握した。
ストーリーはちょいベタ。
自作自演なのは初めからバレバレだし、彫りが深い御先祖様の写真には違和感しか感じないし
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天使と悪魔(2009年製作の映画)

2.5

シリーズもの。
エクステンデッド版で見たから、長くて長くて。途中で断念。さすがに無理。

イルミナティ:イエズス会の修道士が設立した秘密結社
反物質:宇宙に存在しないもの。物質と交わると大爆発を起こす
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百花(2022年製作の映画)

3.0

息子が認知症の母親を介護する話、という単純なものではなく…
幼少期の捨てられたトラウマや、若かりし頃の慕情など色々な感情が入り混じっている。

どうしても認知症というと「忘れてしまう怖さ」に目がいって
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犬王(2021年製作の映画)

3.3

ポップな時代劇。
犬王という能楽師は実在したらしいが、歴史に忠実というより、楽しみながら鑑賞できる。

この作品の能楽はロック調でとても斬新。
きっと当時の人たちも、映画を観た私たちと同じような感覚に
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ダ・ヴィンチ・コード(2006年製作の映画)

2.8

インフェルノから見てしまったので、トム・ハンクスの若さにびっくり。
今回のテーマは聖杯。

宗教は救いにもなるが、時に人を破滅させる。
セルフ鞭打ちは痛いわ…

インフェルノ(2016年製作の映画)

2.7

間違ってシリーズものの3作目から観てしまった…それでも楽しめるのだが。

人的パンデミックがテーマで、今のコロナ禍に通ずる部分もあるかも。
むしろ歴史やアクションの部分が非現実的なので、感染症蔓延の部
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いまを生きる(1989年製作の映画)

3.5

教科書にないことを教えてくれる先生、とってもカッコいい。
自分も学生時代にそういう人に出会っていたら、人生少し変わっていたんじゃないかと思う。
それくらい学生時代に出会う人の影響力は絶大。
キーリング
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ある男(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

自分の過去から逃げたい人たちの話。
彼らは戸籍交換により名前を変え、違う人生を歩もうとする。
父親が死刑囚でも、老舗旅館の生まれでも、ルーツが朝鮮でも、その人はその人なんだが。
社会は過去と人格を切り
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宇宙人のあいつ(2023年製作の映画)

2.5

9割はふざけていた。
このままずっとおふざけが続くのか、辛いな、と思っていたところで、一瞬だけ真面目シーンがあった。
だからこそ印象に残っていて、お兄ちゃんの深い家族への思いは伝わった。

とは言え、
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13日の金曜日(1980年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

「13日の金曜日にはジェイソンに殺される」という朧げな知識を持って、鑑賞。
犯人まさかの…
わかりきった展開で怖さや目新しさがあるわけではないが、面白かった。
ラストの湖のシーンは不意を突かれてつい声
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