ウディ・アレンの人生哲学と矛盾を孕んだ皮肉な運命の描き方がとてもよく出ている作品。それでいて重くなりすぎず、軽いタッチの佳作に仕上げるのがさすが。バッハのイギリス組曲がとても印象的。
モノクロで、フリッツ・ラングのMの世界観を出している。そこにウディらしいウィットに富んだテイストを足している。全編クルト・ワイルの音楽を使っているのもぴったり合っている。
◯つかこうへいの舞台を平田満と風間杜夫で巨匠深作欣二の手により映画化。何回見ても笑え、何回見てもエンディングで落涙。ぼろぼろ泣いてしまう。これぞコメディの真髄。